一目惚れから始まるデート
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占いが盛んな街・グルメフォーチュン。ときどき猛獣が往来することもあるが、占い師がいつ猛獣が来るかと伝えてくれるので被害はほとんどない。
中でも97パーセントの確率で当たる占い師がおり、さらには美食屋四天王で、その甘いマスクと紳士的な姿に女性たちには絶大の人気を誇る。しかし彼は自身が毒人間のため人と触れ合うことをしない。だが――例外がいる。
「ココさん! お待たせしました!」
「やあ、瑞貴ちゃん。大丈夫、まだ約束の時間まで間があるからね」
「早めに到着しようと思って……。でも、結局ココさんを待たせてしまいました……」
「僕が君より早く着きたかったからだよ。誘ったのは僕だし、それに女性を待たせるのも忍びないからね」
自然とウィンクするココに瑞貴は顔が赤くなるのを感じ、頬に手を当ててしまう。こういう動作が似合う男は恐ろしい。
☆☆☆☆☆
……瑞貴は先日グルメフォーチュンに引っ越してきた。そのため猛獣が街を往来することなど知らず、普通に買い物に出たとき、街に誰もいなかったことを不思議に思ったそのときだった。
〈グワアァァアアア!〉
『きゃあ!』
恐怖と驚きで腰を抜かしてしまった瑞貴の前に現れたのが――ココだった。クエンドンは口を開けたまま近づいたがココの体内の毒に反応して去って行くと、ココは瑞貴に振り向いた。
『大丈夫?』
このとき、瑞貴はココに一目惚れをしたのだ。
――それから二人は街の往来で出会っては挨拶を交わし、瑞貴も何度かココの店に客として来店したこともあるので交流が続いた。そんなある日、ココが瑞貴に告げた。
『ナイトクルージング?』
『うん、この間美食屋の依頼の報酬でもらったんだけど二枚あるんだ。堅苦しくないし、普通の遊覧船だと思ってくれたら。僕と一緒なんだけど……どうかな?』
『ぜひとも行きます!』
ココは『お出かけ』のつもりだろうと思った瑞貴は、心の中で『デート』を楽しむことにした。
☆☆☆☆☆
クルージングは夜にあるが、二人はお昼前に待ち合わせすることになった。この港町は雑誌に載るほど安くておいしくて食べ歩きもできる店が複数もあるのだ。まずはそこを堪能しようと二人は街中を歩いていると、瑞貴はチラッとココを見た。その視線に気づいたココは嫌がることもなく微笑む。
「僕の顔に何か付いているかい?」
「いえ! ただ、ココさんの私服姿は初めて見たなって……とってもカッコいいです!」
いつもは黒の全身タイツの上にマントを着ている姿しか見てないので、今日みたいなスーツ姿は初めてなのだ。道行く女性もチラチラとココを見ている。
「ありがとう。でも瑞貴ちゃんだって少しメイクもしているし、服と合ってて可愛いよ」
「あ、ありがとうございます……!」
そう、瑞貴はココに誘われた日から今日のために食べ歩きやクルージングに合うよう、服もメイクもしっかり厳選していたのだ。それも毎日悩むほどに。
(ココさんの隣に立ってもおかしくないよう悩んだ甲斐があった!)
中でも97パーセントの確率で当たる占い師がおり、さらには美食屋四天王で、その甘いマスクと紳士的な姿に女性たちには絶大の人気を誇る。しかし彼は自身が毒人間のため人と触れ合うことをしない。だが――例外がいる。
「ココさん! お待たせしました!」
「やあ、瑞貴ちゃん。大丈夫、まだ約束の時間まで間があるからね」
「早めに到着しようと思って……。でも、結局ココさんを待たせてしまいました……」
「僕が君より早く着きたかったからだよ。誘ったのは僕だし、それに女性を待たせるのも忍びないからね」
自然とウィンクするココに瑞貴は顔が赤くなるのを感じ、頬に手を当ててしまう。こういう動作が似合う男は恐ろしい。
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……瑞貴は先日グルメフォーチュンに引っ越してきた。そのため猛獣が街を往来することなど知らず、普通に買い物に出たとき、街に誰もいなかったことを不思議に思ったそのときだった。
〈グワアァァアアア!〉
『きゃあ!』
恐怖と驚きで腰を抜かしてしまった瑞貴の前に現れたのが――ココだった。クエンドンは口を開けたまま近づいたがココの体内の毒に反応して去って行くと、ココは瑞貴に振り向いた。
『大丈夫?』
このとき、瑞貴はココに一目惚れをしたのだ。
――それから二人は街の往来で出会っては挨拶を交わし、瑞貴も何度かココの店に客として来店したこともあるので交流が続いた。そんなある日、ココが瑞貴に告げた。
『ナイトクルージング?』
『うん、この間美食屋の依頼の報酬でもらったんだけど二枚あるんだ。堅苦しくないし、普通の遊覧船だと思ってくれたら。僕と一緒なんだけど……どうかな?』
『ぜひとも行きます!』
ココは『お出かけ』のつもりだろうと思った瑞貴は、心の中で『デート』を楽しむことにした。
☆☆☆☆☆
クルージングは夜にあるが、二人はお昼前に待ち合わせすることになった。この港町は雑誌に載るほど安くておいしくて食べ歩きもできる店が複数もあるのだ。まずはそこを堪能しようと二人は街中を歩いていると、瑞貴はチラッとココを見た。その視線に気づいたココは嫌がることもなく微笑む。
「僕の顔に何か付いているかい?」
「いえ! ただ、ココさんの私服姿は初めて見たなって……とってもカッコいいです!」
いつもは黒の全身タイツの上にマントを着ている姿しか見てないので、今日みたいなスーツ姿は初めてなのだ。道行く女性もチラチラとココを見ている。
「ありがとう。でも瑞貴ちゃんだって少しメイクもしているし、服と合ってて可愛いよ」
「あ、ありがとうございます……!」
そう、瑞貴はココに誘われた日から今日のために食べ歩きやクルージングに合うよう、服もメイクもしっかり厳選していたのだ。それも毎日悩むほどに。
(ココさんの隣に立ってもおかしくないよう悩んだ甲斐があった!)