皆で囲む食卓!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「トリコー! 瑞貴ちゃーん!」
「「!」」
「もう腹が減ってしょうがねぇよ! 早く食わせてくれ! ――美食屋トリコのフルコースをよ!」
「そうですね!」
「ああ! みんなで食べよう!」
振り向くとトムを始め、招待された面々が待ち侘びている。結婚披露宴にはトリコがついにそろえた人生のフルコースが出され、小松たちホテルグルメの料理人たちが調理を加えたので、さらにおいしくなっているのは間違いない。
――ホテルグルメの上階には結婚式場がある。そこで結婚式も兼ねてやることになった。
参列席に座るたくさんの招待者たちが見守る中、トリコと瑞貴は神父の誓いの言葉で美食神に将来を誓う――……はずなのだが。
「ハンパなく満腹なときも、ビミョーにひもじいときも、マンツーマンで飯を食べ続けることを……もうシャレにならんぐらい誓いますか?」
「ち、誓います?」
「ひもじいときなんかねーよ! 俺を誰だと思ってんだマスター! てかマスター、神父もしてたのか!? それに瑞貴もなんで疑問形なんだよ!?」
「いや、こんな誓いの言葉を聞くのは初めてだったから、つい……」
「では、満腹のキスを思っきしぶちゅーとしなさい。周りが引くくらい」
神父を務めていたのはトリコが行き付けにしている『Bar ぬもんちゅが』のマスター・ちはるだ。変な誓いの言葉を立てているので瑞貴も思わず戸惑ってしまい、トリコのツッコミが立て続けになっている。
☆☆☆☆☆
とりあえず式が無事に終わり、移動してトリコと瑞貴の結婚披露宴&フルコース実食会場。
端が見えないほどの広い会場ではたくさんのテーブルと席があり、招待客全員が座れるように用意されている。それぞれが席に着く前に、端にある新郎と新婦の席にいるトリコと瑞貴に祝いの言葉を送っていた。
「うおっ、美食會! 何故お前らがここに!?」
「招待されたから来たまでだ……。ていうか親族だ……」
「親族なの!?」
ハニープリズンの副所長・オーバンは意外過ぎる招待客に驚きの声を上げた。なんと正装された美食會のスタージュンとアルファロがいる。
スタージュンはなんとトリコの実の兄ということが、最終決戦で判明した。そしてトリコとスタージュンの二人は美食神アカシアと神の料理人フローゼの息子だということも。
「トリコ、瑞貴……――おめでとう」
「ああ。ありがとうな、スタージュン」
「ありがとうございます。――お義兄(ニイ)さん!」
「「…………」」
「なんで二人そろって真顔で黙るの!?」
トリコは宿敵だと思っていたスタージュンが瑞貴と義兄妹になったこと、スタージュンは恋い焦がれた相手である瑞貴が義妹になったこと。それぞれが複雑な思いを抱えていたのだが、瑞貴の発言でついに顔に出てしまったようだ。
「フッフッフッ。誰が来てもええじゃろうが。みんなで食べたほうがうまいじょ!」
〈あ……あ……〉
「ネオいるし!?」
さらにオーバンが驚いたのは節乃の隣にいる、アカシアの忘れ形見であり彼のグルメ細胞の悪魔・ネオだ。こちらも正装して頭にはターバンが巻いてあるが、出席していると思わなかったサニーは驚きの声を上げた。
「「!」」
「もう腹が減ってしょうがねぇよ! 早く食わせてくれ! ――美食屋トリコのフルコースをよ!」
「そうですね!」
「ああ! みんなで食べよう!」
振り向くとトムを始め、招待された面々が待ち侘びている。結婚披露宴にはトリコがついにそろえた人生のフルコースが出され、小松たちホテルグルメの料理人たちが調理を加えたので、さらにおいしくなっているのは間違いない。
――ホテルグルメの上階には結婚式場がある。そこで結婚式も兼ねてやることになった。
参列席に座るたくさんの招待者たちが見守る中、トリコと瑞貴は神父の誓いの言葉で美食神に将来を誓う――……はずなのだが。
「ハンパなく満腹なときも、ビミョーにひもじいときも、マンツーマンで飯を食べ続けることを……もうシャレにならんぐらい誓いますか?」
「ち、誓います?」
「ひもじいときなんかねーよ! 俺を誰だと思ってんだマスター! てかマスター、神父もしてたのか!? それに瑞貴もなんで疑問形なんだよ!?」
「いや、こんな誓いの言葉を聞くのは初めてだったから、つい……」
「では、満腹のキスを思っきしぶちゅーとしなさい。周りが引くくらい」
神父を務めていたのはトリコが行き付けにしている『Bar ぬもんちゅが』のマスター・ちはるだ。変な誓いの言葉を立てているので瑞貴も思わず戸惑ってしまい、トリコのツッコミが立て続けになっている。
☆☆☆☆☆
とりあえず式が無事に終わり、移動してトリコと瑞貴の結婚披露宴&フルコース実食会場。
端が見えないほどの広い会場ではたくさんのテーブルと席があり、招待客全員が座れるように用意されている。それぞれが席に着く前に、端にある新郎と新婦の席にいるトリコと瑞貴に祝いの言葉を送っていた。
「うおっ、美食會! 何故お前らがここに!?」
「招待されたから来たまでだ……。ていうか親族だ……」
「親族なの!?」
ハニープリズンの副所長・オーバンは意外過ぎる招待客に驚きの声を上げた。なんと正装された美食會のスタージュンとアルファロがいる。
スタージュンはなんとトリコの実の兄ということが、最終決戦で判明した。そしてトリコとスタージュンの二人は美食神アカシアと神の料理人フローゼの息子だということも。
「トリコ、瑞貴……――おめでとう」
「ああ。ありがとうな、スタージュン」
「ありがとうございます。――お義兄(ニイ)さん!」
「「…………」」
「なんで二人そろって真顔で黙るの!?」
トリコは宿敵だと思っていたスタージュンが瑞貴と義兄妹になったこと、スタージュンは恋い焦がれた相手である瑞貴が義妹になったこと。それぞれが複雑な思いを抱えていたのだが、瑞貴の発言でついに顔に出てしまったようだ。
「フッフッフッ。誰が来てもええじゃろうが。みんなで食べたほうがうまいじょ!」
〈あ……あ……〉
「ネオいるし!?」
さらにオーバンが驚いたのは節乃の隣にいる、アカシアの忘れ形見であり彼のグルメ細胞の悪魔・ネオだ。こちらも正装して頭にはターバンが巻いてあるが、出席していると思わなかったサニーは驚きの声を上げた。