皆で囲む食卓!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――フルコース五品目・メインは誰もが待っていた食材の王様・GOD。今日このために来たと言ってもいいと大半の招待客は思わず椅子から立ち上がって両拳を突き上げる。
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
(俺の人生のフルコース……そのメインディッシュ……! 俺の食欲と別れ……そして一体になれた食材……!)
トリコのグルメ細胞の悪魔・赤鬼ことオーガーは、戦いの中でトリコがGODを食べたときに実体化した。そして彼の今までの生き様を認め、自ら食欲の一部となってトリコと一体化したのだ。
トリコはGODをフォークで刺しナイフで切り込みを入れ、ゆっくりと口に運び、さらに味わうように何度も租借した。
(ああ……味わっているか……俺の食欲たち……。俺と一緒に…GODの味を……)
食べながら涙を流すトリコを横で見ていた瑞貴も、同じようにGODを口に入れる。
(GOD……トリコがこの食材と出会う前から決めていたメインディッシュ……)
『GODは俺のフルコースの「メインディッシュ」にするってな!』
ウール火山で初めて語ったトリコのメインディッシュとなる食材。トリップする前から原作など知っていたが、あのときの力強く決断した姿は今でも忘れられない。
一度息を吸い込んで涙をこらえる瑞貴は、若干震えながらもトリコに声をかける。
「っ、トリコ……」
「GODは……俺の旅の…一つの締めくくりだ……。喜びが零れて……止まらねぇ……」
「トリコ……私も……」
「「!」」
涙を流しながら顔を見合わせるトリコと瑞貴。ふとモニターを見ると、いつの間にか一龍と次郎の他にもう二人着席していた。いや、実際は『食霊』だ。一人は最終決戦で別れたアカシア、もう一人はうしろ姿な上に初めて見る女性だが、直観で誰なのかはわかった。
「…………!」
ココたちと同じテーブルにいるペアもアカシアの存在を感じたのか、彼らのいる部屋の方向へ顔を向けていた。
「GOD……」
「GODだ…俺たち今……」
「GODを食べてるんだ……!」
「かつて大戦争を止めた…食材の王様を……」
「ついに…ついにGODを……」
「こんなに大勢で……GODを分かち合える日が来るなんて……」
「てんこ盛り神々しくて……カメラを持つ手が震えるわ……!」
わぶとらやダマラやタイランも、ナイフで切り込みフォークで刺し手口に入れた、GODの感触と味に感動と戸惑いを覚えた。そして節乃も愛丸もののもティナも、感動したり涙を浮かべたりしている。
世界規模のグルメ戦争の終結となった食材・GOD。そして現在の時代ではそのGODを巡って争いが起きていたが、こうして全員で一人残らずGODを分かち合って食べている。
「この喜びをどう表現していいのかわからん。わからんが……とりあえず……GODおかわりだ――っ!!」
「えー! 神の食材をおかわり!?」
「いいのか!?」
「てか、まだあるの!?」
遠慮のなくマンサムがそう言うと、それを皮切りに次々とGODのおかわりを求める招待客たち。その光景にトリコは涙を流し続けながらも笑顔を浮かべていた。
「「「「「ワアアァァアアア!!」」」」」
(俺の人生のフルコース……そのメインディッシュ……! 俺の食欲と別れ……そして一体になれた食材……!)
トリコのグルメ細胞の悪魔・赤鬼ことオーガーは、戦いの中でトリコがGODを食べたときに実体化した。そして彼の今までの生き様を認め、自ら食欲の一部となってトリコと一体化したのだ。
トリコはGODをフォークで刺しナイフで切り込みを入れ、ゆっくりと口に運び、さらに味わうように何度も租借した。
(ああ……味わっているか……俺の食欲たち……。俺と一緒に…GODの味を……)
食べながら涙を流すトリコを横で見ていた瑞貴も、同じようにGODを口に入れる。
(GOD……トリコがこの食材と出会う前から決めていたメインディッシュ……)
『GODは俺のフルコースの「メインディッシュ」にするってな!』
ウール火山で初めて語ったトリコのメインディッシュとなる食材。トリップする前から原作など知っていたが、あのときの力強く決断した姿は今でも忘れられない。
一度息を吸い込んで涙をこらえる瑞貴は、若干震えながらもトリコに声をかける。
「っ、トリコ……」
「GODは……俺の旅の…一つの締めくくりだ……。喜びが零れて……止まらねぇ……」
「トリコ……私も……」
「「!」」
涙を流しながら顔を見合わせるトリコと瑞貴。ふとモニターを見ると、いつの間にか一龍と次郎の他にもう二人着席していた。いや、実際は『食霊』だ。一人は最終決戦で別れたアカシア、もう一人はうしろ姿な上に初めて見る女性だが、直観で誰なのかはわかった。
「…………!」
ココたちと同じテーブルにいるペアもアカシアの存在を感じたのか、彼らのいる部屋の方向へ顔を向けていた。
「GOD……」
「GODだ…俺たち今……」
「GODを食べてるんだ……!」
「かつて大戦争を止めた…食材の王様を……」
「ついに…ついにGODを……」
「こんなに大勢で……GODを分かち合える日が来るなんて……」
「てんこ盛り神々しくて……カメラを持つ手が震えるわ……!」
わぶとらやダマラやタイランも、ナイフで切り込みフォークで刺し手口に入れた、GODの感触と味に感動と戸惑いを覚えた。そして節乃も愛丸もののもティナも、感動したり涙を浮かべたりしている。
世界規模のグルメ戦争の終結となった食材・GOD。そして現在の時代ではそのGODを巡って争いが起きていたが、こうして全員で一人残らずGODを分かち合って食べている。
「この喜びをどう表現していいのかわからん。わからんが……とりあえず……GODおかわりだ――っ!!」
「えー! 神の食材をおかわり!?」
「いいのか!?」
「てか、まだあるの!?」
遠慮のなくマンサムがそう言うと、それを皮切りに次々とGODのおかわりを求める招待客たち。その光景にトリコは涙を流し続けながらも笑顔を浮かべていた。