皆で囲む食卓!!
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――フグ鯨は身も絶品だが、もう一つ名物となる飲み物がある。それをこの新IGO会長が黙っているわけもない。
「フグ鯨といやぁヒレ酒だ! ヒレ酒持って来ーい!」
「マンサム会長! 呑み過ぎですよ!」
「めでたい席で呑み過ぎなんてあるかい!」
「早くもお酒くさいしー! 最悪だしー!」
それまで飲んだ酒の酔いもあるのかマンサムが高笑いしながら注文しているのを、ヨハネスが隣のテーブルから止め、リンが顔をしかめる。
「お母さん、見て! アナザだよ! 小松シェフが作った料理だ!」
「ええ。おいしそうね」
エリア6のブルーグリルに住む少年・チャコは、母と祖父の間に座って嬉しそうに声を上げる。
「ハハッ」
「あっ、トリコ。見て見て」
「ん? ――っ!」
家族三人でいるその光景を微笑ましそうに見ていたトリコに、瑞貴がテーブルのモニターを見るように声をかける。カメラに向かってちゃぶ台にあるフグ鯨のヒレ酒を味わっているのは、一龍と次郎だ。
育ての親が来てくれて嬉しそうに目を見張るトリコを見て、今度は瑞貴が微笑ましそうに眺めていた。
――四品目のフルコース・肉料理は、ラスボス・ネオの肉といっても過言ではない、完象エンドマンモスのステーキだ。
「クックックッ。ネオ、お前ラスボスって言われてるぜ」
「あ…あ……」
「何照れてんだお前(マ)、気持ちわりーな!」
エンドマンモスと出会ったのはネオが長年食べ続けた食材を吐き出したときだ。ネオの一部となっていたこともあってゼブラがからかうように笑うとネオは照れくさそうにデレーと顔を赤らめたので、サニーは少し引いていた。
「しかもエンドマンモスの上には……幻のニンニク・メテオガーリックのスライスが!」
「あら、嬉しいわね」
ココがステーキに乗っている食材・メテオガーリックに注目する。同じくそれを見たライブベアラーは、自分が真っ当な料理人となったキッカケの食材が出て嬉しそうに笑った。
そしてなんと古代の食宝と呼ばれるリーガルマンモスの超特殊部位・宝石の肉(ジュエルミート)と、ガララワニの肉も添えられている。
――次のガララワニの肉をフライパンで焼いている小松は、この肉こそが自分たち三人で初めて挑んだ食材だと思い出す。
(ガララワニ…懐かしい……。僕がトリコさんの仕事に初めて同行した最初の獲物で…瑞貴さんとの出会いのキッカケ……)
『トリコさん! 瑞貴さん! ヤバいですよ――っ!!』
『三百歳……肉も熟成されてうまくなってんじゃねぇか?』
『この大きさ……腕がなるね!』
『うまいや腕がなるって、そんな場合ですか――っ!?』
(バロン諸島での旅……あの頃は全部がただただ驚きばっかりだった……)
――宝石の肉(ジュエルミート)には面白い作用がある。それは食べたものの体をきらめかせるということだ。さっそくグルメ建築士・スマイルの体が煌めき、適合食材となっているサニーの体はもっと煌めいている。
「うわあっ! 宝石の肉(ジュエルミート)スゲー! 体がキラキラに!」
「ムハハッ! 当たりめーだろ、俺(レ)のフルコースだぞ!」
「…………」
騒ぐ面々に対し、スタージュンはフォークで刺した宝石の肉(ジュエルミート)を見てリーガルマンモスの体内での戦いを思い返す。
《ナルホド、ココマデカ。宝石の肉(ジュエルミート)ハウマカッタカ、トリコ? フッ、宝石の肉(ジュエルミート)ハイズレ手ニ入レルトシテ、マタ会オウゾ。次ハ生身デナ》
あのとき手に入れることができず食べることがかなわなかったが、ついにそれを実食できたので感動はひと際かもしれない。
「フグ鯨といやぁヒレ酒だ! ヒレ酒持って来ーい!」
「マンサム会長! 呑み過ぎですよ!」
「めでたい席で呑み過ぎなんてあるかい!」
「早くもお酒くさいしー! 最悪だしー!」
それまで飲んだ酒の酔いもあるのかマンサムが高笑いしながら注文しているのを、ヨハネスが隣のテーブルから止め、リンが顔をしかめる。
「お母さん、見て! アナザだよ! 小松シェフが作った料理だ!」
「ええ。おいしそうね」
エリア6のブルーグリルに住む少年・チャコは、母と祖父の間に座って嬉しそうに声を上げる。
「ハハッ」
「あっ、トリコ。見て見て」
「ん? ――っ!」
家族三人でいるその光景を微笑ましそうに見ていたトリコに、瑞貴がテーブルのモニターを見るように声をかける。カメラに向かってちゃぶ台にあるフグ鯨のヒレ酒を味わっているのは、一龍と次郎だ。
育ての親が来てくれて嬉しそうに目を見張るトリコを見て、今度は瑞貴が微笑ましそうに眺めていた。
――四品目のフルコース・肉料理は、ラスボス・ネオの肉といっても過言ではない、完象エンドマンモスのステーキだ。
「クックックッ。ネオ、お前ラスボスって言われてるぜ」
「あ…あ……」
「何照れてんだお前(マ)、気持ちわりーな!」
エンドマンモスと出会ったのはネオが長年食べ続けた食材を吐き出したときだ。ネオの一部となっていたこともあってゼブラがからかうように笑うとネオは照れくさそうにデレーと顔を赤らめたので、サニーは少し引いていた。
「しかもエンドマンモスの上には……幻のニンニク・メテオガーリックのスライスが!」
「あら、嬉しいわね」
ココがステーキに乗っている食材・メテオガーリックに注目する。同じくそれを見たライブベアラーは、自分が真っ当な料理人となったキッカケの食材が出て嬉しそうに笑った。
そしてなんと古代の食宝と呼ばれるリーガルマンモスの超特殊部位・宝石の肉(ジュエルミート)と、ガララワニの肉も添えられている。
――次のガララワニの肉をフライパンで焼いている小松は、この肉こそが自分たち三人で初めて挑んだ食材だと思い出す。
(ガララワニ…懐かしい……。僕がトリコさんの仕事に初めて同行した最初の獲物で…瑞貴さんとの出会いのキッカケ……)
『トリコさん! 瑞貴さん! ヤバいですよ――っ!!』
『三百歳……肉も熟成されてうまくなってんじゃねぇか?』
『この大きさ……腕がなるね!』
『うまいや腕がなるって、そんな場合ですか――っ!?』
(バロン諸島での旅……あの頃は全部がただただ驚きばっかりだった……)
――宝石の肉(ジュエルミート)には面白い作用がある。それは食べたものの体をきらめかせるということだ。さっそくグルメ建築士・スマイルの体が煌めき、適合食材となっているサニーの体はもっと煌めいている。
「うわあっ! 宝石の肉(ジュエルミート)スゲー! 体がキラキラに!」
「ムハハッ! 当たりめーだろ、俺(レ)のフルコースだぞ!」
「…………」
騒ぐ面々に対し、スタージュンはフォークで刺した宝石の肉(ジュエルミート)を見てリーガルマンモスの体内での戦いを思い返す。
《ナルホド、ココマデカ。宝石の肉(ジュエルミート)ハウマカッタカ、トリコ? フッ、宝石の肉(ジュエルミート)ハイズレ手ニ入レルトシテ、マタ会オウゾ。次ハ生身デナ》
あのとき手に入れることができず食べることがかなわなかったが、ついにそれを実食できたので感動はひと際かもしれない。