皆で囲む食卓!!
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――キッシュに使われた食材はザリガニフィッシュと五ツ尾オオワシ。捕獲レベルが1~2の食材で、他の食材に比べれば捕獲レベルに差があるので、不思議に思っていた大竹は調理しながら小松に尋ねる。
「こまっちゃん。どうしてキッシュにザリガニフィッシュと五ツ尾オオワシの肉を?」
「ああ、この二匹はね……。僕が初めてトリコさんの狩りを生で観た思い出深い食材なんだ……」
『きたあぁぁあああ!!』
『えっ!? うわあっ!』
『そいつは俺の獲物だー!』
小松がパーティーの食材調達の依頼をしに行ったとき、トリコは巨大なバッタを餌にザリガニフィッシュを吊り上げ、それを横取りしようとした五ツ尾オオワシを仕留めたのだ。
「あのときのインパクトは……今でも忘れたことがない……。あれが僕とトリコさんの、出会いだったから……」
まるで昨日のように語る小松を見て、大竹だけじゃなく隣にいた仲梅も聞いていたようで、二人共笑みを浮かべていた。
――二品目フルコース・スープは、古代のうまみを再現した伝説のスープでありホテルグルメの目玉となっているセンチュリースープだ。全ての席のスープからオーロラの湯気が現れ、CGでもないその光景に写真を撮る人々がいる。
『100億円出そう。『センチュリースープ』……挑戦したい者は付いて来い』
『そう……フッフッフッ。あれが、氷の大陸・アイスヘルだ!』
『『『『『おおっ……!』』』』』
『デ、デッカーい!』
『あった…あった……! 見つけたー!』
『間違いない……! グルメショーウィンドー!』
『スープがお嬢ちゃんと小松くんを選んだんだ。最後の客としてね』
『さ、最後じゃありませんよ!』
『私たちで終わりにはしない!』
『『絶対に作ってみせる/ます! センチュリースープ!』』
『今を代表する具材での太古の味の再現……それは先人に対するリスペクトと現代を生きる料理人のプライドからなるもの……』
『僕も……僕たちも今思う食材で、今世紀のセンチュリースープを作ってみせましょう!』
このスープを味わえる経緯を、マッチと滝丸と鉄平が思い返す。そして古代のセンチュリースープを飲むときに誓った言葉を、小松と瑞貴は見事実現してくれた。
「やばい! 笑顔が止まらないーよ!」
「ニヤける顔を止められないぞ!」
「これがセンチュリースープ!」
グルメ界にあるエリア8・妖食界から来た招待客もいる。トラベルフロッグ・マッピー、妖食界の村長・ダルマ仙人、天狗の料理人・ブランチ、彼らも伝説のスープを飲むと思わず笑顔になってしまった。
スープにはバケット代わりに薬膳餅のエコのり巻きもついている。四獣の毒から世界中の人々を救った伝説の餅だ。
『できましたー!』
『薬膳餅の簡単な調理法を、見つけました!』
袋いっぱいの薬膳餅を持って現れた小松と瑞貴は、特殊調理食材である薬膳餅の簡単調理法を見つけたのだ。そのとき天才だと気づいた膳王・ユダはそのことを思い出しながら微笑んで食べた。
――三品目のフルコース・魚料理は、今は亡き絶滅種が蘇る。オウガイのグリルと王酢ソースだ。一緒に添えてある魚はなんと、フグ鯨にサンサングラミーにマダムフィッシュにアナザ。高級魚祭りだ。
その調理は次々と会場に運ばれている間も料理が続いている。オウガイは部位で焼く時間が違うし、毒袋の位置が異なるフグ鯨の調理もまた至難の技だ。
「こまっちゃん! フグ鯨の毒抜き急いで!」
「うん! 任せて!」
仲梅が声を上げると、小松は目の前にある大量のフグ鯨の毒抜きを瞬時で終わらせた。その包丁捌きは繊細かつ素早く、フグ鯨もすぐに金色にならなかった。
『ここが……洞窟の砂浜!』
『ゆ、夢のようです……! フグ鯨を捌けるなんて!』
『よーし! 成功だ!』
『『『『やった―っ!!』』』』
小松の脳裏に浮かぶのはトリコと瑞貴とココと行った洞窟の砂浜の出来事。初めての特殊調理食材・フグ鯨を調理し食べた記憶だ。
「こまっちゃん。どうしてキッシュにザリガニフィッシュと五ツ尾オオワシの肉を?」
「ああ、この二匹はね……。僕が初めてトリコさんの狩りを生で観た思い出深い食材なんだ……」
『きたあぁぁあああ!!』
『えっ!? うわあっ!』
『そいつは俺の獲物だー!』
小松がパーティーの食材調達の依頼をしに行ったとき、トリコは巨大なバッタを餌にザリガニフィッシュを吊り上げ、それを横取りしようとした五ツ尾オオワシを仕留めたのだ。
「あのときのインパクトは……今でも忘れたことがない……。あれが僕とトリコさんの、出会いだったから……」
まるで昨日のように語る小松を見て、大竹だけじゃなく隣にいた仲梅も聞いていたようで、二人共笑みを浮かべていた。
――二品目フルコース・スープは、古代のうまみを再現した伝説のスープでありホテルグルメの目玉となっているセンチュリースープだ。全ての席のスープからオーロラの湯気が現れ、CGでもないその光景に写真を撮る人々がいる。
『100億円出そう。『センチュリースープ』……挑戦したい者は付いて来い』
『そう……フッフッフッ。あれが、氷の大陸・アイスヘルだ!』
『『『『『おおっ……!』』』』』
『デ、デッカーい!』
『あった…あった……! 見つけたー!』
『間違いない……! グルメショーウィンドー!』
『スープがお嬢ちゃんと小松くんを選んだんだ。最後の客としてね』
『さ、最後じゃありませんよ!』
『私たちで終わりにはしない!』
『『絶対に作ってみせる/ます! センチュリースープ!』』
『今を代表する具材での太古の味の再現……それは先人に対するリスペクトと現代を生きる料理人のプライドからなるもの……』
『僕も……僕たちも今思う食材で、今世紀のセンチュリースープを作ってみせましょう!』
このスープを味わえる経緯を、マッチと滝丸と鉄平が思い返す。そして古代のセンチュリースープを飲むときに誓った言葉を、小松と瑞貴は見事実現してくれた。
「やばい! 笑顔が止まらないーよ!」
「ニヤける顔を止められないぞ!」
「これがセンチュリースープ!」
グルメ界にあるエリア8・妖食界から来た招待客もいる。トラベルフロッグ・マッピー、妖食界の村長・ダルマ仙人、天狗の料理人・ブランチ、彼らも伝説のスープを飲むと思わず笑顔になってしまった。
スープにはバケット代わりに薬膳餅のエコのり巻きもついている。四獣の毒から世界中の人々を救った伝説の餅だ。
『できましたー!』
『薬膳餅の簡単な調理法を、見つけました!』
袋いっぱいの薬膳餅を持って現れた小松と瑞貴は、特殊調理食材である薬膳餅の簡単調理法を見つけたのだ。そのとき天才だと気づいた膳王・ユダはそのことを思い出しながら微笑んで食べた。
――三品目のフルコース・魚料理は、今は亡き絶滅種が蘇る。オウガイのグリルと王酢ソースだ。一緒に添えてある魚はなんと、フグ鯨にサンサングラミーにマダムフィッシュにアナザ。高級魚祭りだ。
その調理は次々と会場に運ばれている間も料理が続いている。オウガイは部位で焼く時間が違うし、毒袋の位置が異なるフグ鯨の調理もまた至難の技だ。
「こまっちゃん! フグ鯨の毒抜き急いで!」
「うん! 任せて!」
仲梅が声を上げると、小松は目の前にある大量のフグ鯨の毒抜きを瞬時で終わらせた。その包丁捌きは繊細かつ素早く、フグ鯨もすぐに金色にならなかった。
『ここが……洞窟の砂浜!』
『ゆ、夢のようです……! フグ鯨を捌けるなんて!』
『よーし! 成功だ!』
『『『『やった―っ!!』』』』
小松の脳裏に浮かぶのはトリコと瑞貴とココと行った洞窟の砂浜の出来事。初めての特殊調理食材・フグ鯨を調理し食べた記憶だ。