皆で囲む食卓!!
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――たくさんの招待客がいるということは、料理にも相当の品数が出されることになる。厨房では料理長の小松が料理人たちの士気を上げている。
「客はざっと五千人です! 派手婚ならぬ超グルメ婚! お客様は食の本場・グルメ界からも招いているし、十星クラスの料理人もわんさかいます! プロが食べてもガッカリされないよう……みんな気合い入れて作りましょう!」
「「「「「はい! 小松シェフ!!」」」」」」
「お前なら一人でも楽勝だろうが、俺たちにもぜひ手伝わせてくれ、こまっちゃん」
「竹ちゃん! 梅ちゃん! 助かるよ、百人力だ!」
出入口で声をかけたのは、コックコートを身にまとった小松の修業仲間・大竹と仲梅だ。この二人も招待客なのだが、自ら進んで厨房に来たのである。
「おぉ……! GODを調理したという伝説の料理人が三人も……!」
「舞獣姫さんも来てくれたら、この場に『料理人四天王』がそろっていましたね」
「都合があって来れないとのことでしたが、今日のために超高級食材をたくさん捕獲してくれましたし」
「「「…………」」」
ホテルグルメの料理人たちが噂している舞獣姫はもちろん今日の主役である瑞貴だ。さすがに主役がこの場にいるわけにはいかないので、正体を知っている小松と大竹と仲梅は何も言わない。
「それじゃあまず一品目は前菜! 『BBコーン』です!」
気を取り直して、小松が最初に調理する食材の名を上げた。
――会場のテーブル席にはそれぞれ軽くつまめる料理や飲み物が用意されているが、全員が一番楽しみにしているのはもちろんフルコースだ。
「みんなー! 俺と瑞貴と小松のフルコース、腹いっぱい味わってくれ!」
「「「「「おー!」」」」」
「「「「「待ってましたー!」」」」」
「「「「「早く食いてー!」」」」」
期待の声が上がる中、瑞貴は自分たちのテーブルにある飾りの花に隠れてある小型モニターを観る。映っているのは誰もいない別室で、ちゃぶ台には食器と酒が五人分ある。
「まだ来ていないか?」
「そうみたい。ここに来る前は『あいつ』を意地でも連れていくって奮闘していたけど……」
「ああ……」
先日に会ったときのやる気満々の『とある二人』の顔が思い浮かび、トリコと瑞貴は苦笑した。
一品目フルコース・前菜は、コーンの王様。BBコーンのポップコーンとニワトラのキッシュだ。
「こ、これがBBコーン……! なんてサイズだ……! しかもその上にふりかけてあるのは、これは……! 伝説の調味料・メルクの星屑だー! 前菜からいきなりトップギアかよ! よだれが止まらねぇ!」
グルメプランナー・ぽんこちを始め次々と歓喜の声が上がる。
自分たちの名が連なった食材が現れて研ぎ師・メルクは照れくさそうに初代メルクと顔を見合わせて笑っていた。初代メルクはその際に何か言っているが、相変わらず声が小さくて何も聞こえない。
そして添えられたキッシュはニワトラの卵がメインだが、他にもある食材たちが加えられている。
「客はざっと五千人です! 派手婚ならぬ超グルメ婚! お客様は食の本場・グルメ界からも招いているし、十星クラスの料理人もわんさかいます! プロが食べてもガッカリされないよう……みんな気合い入れて作りましょう!」
「「「「「はい! 小松シェフ!!」」」」」」
「お前なら一人でも楽勝だろうが、俺たちにもぜひ手伝わせてくれ、こまっちゃん」
「竹ちゃん! 梅ちゃん! 助かるよ、百人力だ!」
出入口で声をかけたのは、コックコートを身にまとった小松の修業仲間・大竹と仲梅だ。この二人も招待客なのだが、自ら進んで厨房に来たのである。
「おぉ……! GODを調理したという伝説の料理人が三人も……!」
「舞獣姫さんも来てくれたら、この場に『料理人四天王』がそろっていましたね」
「都合があって来れないとのことでしたが、今日のために超高級食材をたくさん捕獲してくれましたし」
「「「…………」」」
ホテルグルメの料理人たちが噂している舞獣姫はもちろん今日の主役である瑞貴だ。さすがに主役がこの場にいるわけにはいかないので、正体を知っている小松と大竹と仲梅は何も言わない。
「それじゃあまず一品目は前菜! 『BBコーン』です!」
気を取り直して、小松が最初に調理する食材の名を上げた。
――会場のテーブル席にはそれぞれ軽くつまめる料理や飲み物が用意されているが、全員が一番楽しみにしているのはもちろんフルコースだ。
「みんなー! 俺と瑞貴と小松のフルコース、腹いっぱい味わってくれ!」
「「「「「おー!」」」」」
「「「「「待ってましたー!」」」」」
「「「「「早く食いてー!」」」」」
期待の声が上がる中、瑞貴は自分たちのテーブルにある飾りの花に隠れてある小型モニターを観る。映っているのは誰もいない別室で、ちゃぶ台には食器と酒が五人分ある。
「まだ来ていないか?」
「そうみたい。ここに来る前は『あいつ』を意地でも連れていくって奮闘していたけど……」
「ああ……」
先日に会ったときのやる気満々の『とある二人』の顔が思い浮かび、トリコと瑞貴は苦笑した。
一品目フルコース・前菜は、コーンの王様。BBコーンのポップコーンとニワトラのキッシュだ。
「こ、これがBBコーン……! なんてサイズだ……! しかもその上にふりかけてあるのは、これは……! 伝説の調味料・メルクの星屑だー! 前菜からいきなりトップギアかよ! よだれが止まらねぇ!」
グルメプランナー・ぽんこちを始め次々と歓喜の声が上がる。
自分たちの名が連なった食材が現れて研ぎ師・メルクは照れくさそうに初代メルクと顔を見合わせて笑っていた。初代メルクはその際に何か言っているが、相変わらず声が小さくて何も聞こえない。
そして添えられたキッシュはニワトラの卵がメインだが、他にもある食材たちが加えられている。