未来への目標
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
着いた場所はバロン諸島の端にある島。四獣事件やメテオスパイスの事件で島の地形が変わり、岩礁も少なくなったのでクルーザーでも楽々着けた。
それでも猛獣がいることには変わりないので、トムは捕獲ができるまではクルーザーで留守番し、ユヅキを始めとする八人は島の内部を目指して歩き出す。
「トリコさん、瑞貴さん、ここにもガララワニがいるんですか?」
「うん。調査によると150年は生きているガララワニがいるって。メテオスパイスや四獣のときは運よく離れていたから大丈夫だったみたい」
「俺たちが会ったときのより半分しか生きてないが、食欲や獰猛さは負けてねぇぞ」
「相手にとって不足ナシ!」
「それにしても小松さん、なんでその格好?」
ツムグが疑問に思ったのは小松の格好だ。調理道具などが入ったリュックはともかく、ライタースーツを着てゴーグルまで身に着けている。まるで完全武装のような姿である。
「バロンヒル対策だよ。僕、あのときはヒドい目に遭ったから……」
「病院に行ってやっと血が止まったんだよな」
「はい……」
「フフッ。それもまた旅の思い出の一つって感じだよね」
当時を思い出しながら和気あいあいと語るトリコと小松と瑞貴。少し空気が三人だけになったのをツムグとユヅキは感じていた。
「ああやってコンビや仲間と思い出を語らえるっていいよね」
「そうだな。俺もお前もまだコンビを決めてねぇが、お互いいい奴が見つかるといいな」
「お前らに適応している奴がそうそう見つかると思えねぇな」
「調和も大事にしろよ」
「昔よりもいい料理人は増えているから、逆に決めるのが大変かもしれないね」
この兄妹のコンビとなる相手はどんな人物なのか、それも次世代の成長に繋がる楽しみである。
――夜になりまだ森の中ではあるが、湿原より少し離れた空間で野宿することに決めた。途中でヘビガエルやバロンタイガーなど捕獲し、瑞貴と小松とユヅキによっておいしく調理した。サニーは「見た目がキショい!」という理由でヘビガエルには一切手をつけなかったが。
「ユヅキちゃんも料理の腕がずいぶん上達したね」
「ママと毎日一緒に料理しているから。それに小松さんの弟子として無様な料理を作るわけにはいかないし」
「母さんの器用さを大きく譲り受けたのは、やっぱりユヅキだな」
「さーて。明日に備えて早く寝るか――」
ガサガサッ!
「と、言いたいところだが」
「どうやらお出ましのようだね」
「へっ! テリトリーに入る前に潰そうって腹積もりか」
「ユヅキ、いけるか?」
「もちろん! 月明かりのおかげでよく見えますから!」
四天王は同じ茂みの先に目線をやっていると、ユヅキも察知していたのか腰に帯刀してある二つの短剣を抜いて構えている。