未来への目標
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「パパ! 見て見て!」
「ん? って、お前、その服……」
「気づいた? そう! ママの昔の服!」
リビングに勢いよくやって来た上機嫌のユヅキが着ているのは、瑞貴がトリコと出会ったときに着ていたハント服だ。さすがにいくつか解れていたのか瑞貴が直した痕もある。
日に日に成長する彼女は母に似てきたので、こうして見ると瑞貴がタイムスリップしたようだとトリコは思った。
「んじゃ、そろそろ行くか。」
「うん! バロン諸島、楽しみだな~」
先日ユヅキが20歳の誕生日を迎えた。その日は兄・ツムグのときのように盛大に祝ったのだが、そのとき彼女が強請ったのは――。
『私、パパとママと小松さんの始まりの場所・バロン諸島に家族みんなで行って、ガララワニを捕獲したい!』
と、言ってきた。もともとユヅキは母のように美食屋兼料理人になるのが夢で、年頃になってからは兄と一緒に両親や他の四天王を師として仰ぎ、実力を日々付けている。今では捕獲レベル10くらいの猛獣は一人で倒せるほどだ。
そんな彼女が捕獲レベル5のガララワニを捕獲したいと言ってきたのは驚いた。だがユヅキ曰く、修業する前から一つの目標として決めていたようだ。
「ママとお兄ちゃんと小松さんは先に行ってるんだっけ?」
「ああ。港でトムと待っているはずだ。てか、なんで瑞貴の昔の服なんて着てんだ?」
「今回の捕獲は私が言い出したことでしょ? やりたいことがあるから、これは成功しますようにって願掛け」
「やりたいこと?」
「それは内緒!」
☆☆☆☆☆
トリコと瑞貴が出会い、小松と共に出発した始まりの港・トリ港。ここには船を出してくれるトムと、手続きのため先に来ていた瑞貴とツムグと小松がいるはずなのだが……。
「って、なんでお前らまでいるんだよ!?」
「今日はユヅキちゃんが20歳になって初めてのハントだって聞いてね」
「弟子の成長を確かめるのは師匠の仕事だし」
「俺はチョーシに乗ってねぇか確かめにだ」
「おい瑞貴、まさかこの船も……」
「一龍さんからです。マンサム会長も使っていけって……」
「あのオヤジ共ー!」
何故か四天王が集結しており、船もトムがいつも使っている美食丸ではなく、この場にいる全員が乗れるIGOの大型系のクルーザーになっている。相変わらずの溺愛っぷりにトリコは頭を抱えた。
「それにしても、ユヅキちゃんのあの格好、懐かしいですね」
「確か、母さんが当時着ていた奴でしたっけ?」
「ああ。お前たちの両親の出会いはまさしくこの場だってわけだ」
小松やトムの瞳がどこか遠くを見ていることにツムグは気づいた。きっとそれは昔を思い出していることも。
「ココ兄さんとサニー兄とゼブラ兄貴も一緒だが、大丈夫か? 緊張しないか?」
「平気だよ、お兄ちゃん。むしろ俄然燃えてきた!」
叔父のような存在で師匠でもある三人。そんな彼らと共に行くことで支障はないかと思ったが、兄・ツムグの心配も杞憂のようだ。やる気満々の妹にツムグもフッと笑う。
「今回の主役・ユヅキの許可ももらったし、日が暮れる前に早く行こう」
「それじゃあ出発するか、バロン諸島へ!」
瑞貴とトリコを始め、全員がクルーザーへと乗り込んだのを確認すると、運転席にいるトムが発進させた。
「ん? って、お前、その服……」
「気づいた? そう! ママの昔の服!」
リビングに勢いよくやって来た上機嫌のユヅキが着ているのは、瑞貴がトリコと出会ったときに着ていたハント服だ。さすがにいくつか解れていたのか瑞貴が直した痕もある。
日に日に成長する彼女は母に似てきたので、こうして見ると瑞貴がタイムスリップしたようだとトリコは思った。
「んじゃ、そろそろ行くか。」
「うん! バロン諸島、楽しみだな~」
先日ユヅキが20歳の誕生日を迎えた。その日は兄・ツムグのときのように盛大に祝ったのだが、そのとき彼女が強請ったのは――。
『私、パパとママと小松さんの始まりの場所・バロン諸島に家族みんなで行って、ガララワニを捕獲したい!』
と、言ってきた。もともとユヅキは母のように美食屋兼料理人になるのが夢で、年頃になってからは兄と一緒に両親や他の四天王を師として仰ぎ、実力を日々付けている。今では捕獲レベル10くらいの猛獣は一人で倒せるほどだ。
そんな彼女が捕獲レベル5のガララワニを捕獲したいと言ってきたのは驚いた。だがユヅキ曰く、修業する前から一つの目標として決めていたようだ。
「ママとお兄ちゃんと小松さんは先に行ってるんだっけ?」
「ああ。港でトムと待っているはずだ。てか、なんで瑞貴の昔の服なんて着てんだ?」
「今回の捕獲は私が言い出したことでしょ? やりたいことがあるから、これは成功しますようにって願掛け」
「やりたいこと?」
「それは内緒!」
☆☆☆☆☆
トリコと瑞貴が出会い、小松と共に出発した始まりの港・トリ港。ここには船を出してくれるトムと、手続きのため先に来ていた瑞貴とツムグと小松がいるはずなのだが……。
「って、なんでお前らまでいるんだよ!?」
「今日はユヅキちゃんが20歳になって初めてのハントだって聞いてね」
「弟子の成長を確かめるのは師匠の仕事だし」
「俺はチョーシに乗ってねぇか確かめにだ」
「おい瑞貴、まさかこの船も……」
「一龍さんからです。マンサム会長も使っていけって……」
「あのオヤジ共ー!」
何故か四天王が集結しており、船もトムがいつも使っている美食丸ではなく、この場にいる全員が乗れるIGOの大型系のクルーザーになっている。相変わらずの溺愛っぷりにトリコは頭を抱えた。
「それにしても、ユヅキちゃんのあの格好、懐かしいですね」
「確か、母さんが当時着ていた奴でしたっけ?」
「ああ。お前たちの両親の出会いはまさしくこの場だってわけだ」
小松やトムの瞳がどこか遠くを見ていることにツムグは気づいた。きっとそれは昔を思い出していることも。
「ココ兄さんとサニー兄とゼブラ兄貴も一緒だが、大丈夫か? 緊張しないか?」
「平気だよ、お兄ちゃん。むしろ俄然燃えてきた!」
叔父のような存在で師匠でもある三人。そんな彼らと共に行くことで支障はないかと思ったが、兄・ツムグの心配も杞憂のようだ。やる気満々の妹にツムグもフッと笑う。
「今回の主役・ユヅキの許可ももらったし、日が暮れる前に早く行こう」
「それじゃあ出発するか、バロン諸島へ!」
瑞貴とトリコを始め、全員がクルーザーへと乗り込んだのを確認すると、運転席にいるトムが発進させた。