次世代の幸せを願うはずが……?
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あれから三ヶ月経った。私は子供たちに生活面のサポート、修業、勉強、遊び、いろんなことをして過ごしている。最初は警戒していた子供たちもずいぶん懐いてくれて嬉しいな。それと合間を縫って『舞獣姫』としての寄付活動も続けていた。
そして今日は一龍会長が様子見にやって来てくれたからみんな張り切っていたけど、簡単に負けてあげないから!
「はい、今日の修業は終わり! 全員体をしっかり洗ってくること。もうすぐリンちゃんも勉強から帰って来るし、そのあとはおやつタイムに入ろうか」
「おっしゃ! 一番乗りだ!」
「ふざけんな! 俺が先だ!」
「待て! ズリィぞテメェら!」
「みんな! また脱衣所を荒らしたら怒られるよ!」
さっきまでヘロヘロだったくせに、『おやつ』という単語ですぐに元気になっちゃった。
「一龍会長もいかがですか? あとは焼かなくちゃいけないですが」
「ウム、ご相伴に預かろうかのう。節のんから瑞貴ちゃんの料理の上達は目を見張るほどじゃと聞いたから楽しみじゃ!」
「美食人間国宝の節乃さんからそう言われると照れますね。この間もご指導いただいたんですよ」
そんな会話をしつつ、子供たちが目に見える範囲且つ遠くに離れたのを確認すると、一龍会長は隣にいる私しか聞こえない声音で話しかけてきた。
「……お前が言った通りじゃった」
「やはりそうでしたか。処罰は」
「もう済んでおる」
これで少しはみんなの心労が和らいでくれたらいいんだけど……。
――……その頃、トリコとココとサニーとゼブラは施設の中にある風呂に浸かっている。その際トリコは走っているときにふと見た瑞貴と一龍の顔がどこか曇っていたことを思い出した。
「会長(オヤジ)と瑞貴、なんの話をしてんだ?」
「深刻そうな顔をしているね」
「大人の会話って奴じゃねーの?」
「……俺らが嫌いな研究をやって奴らを、全員追い出したそうだぜ」
「「「えっ!?」」」
……地獄耳のゼブラはこの場でも二人の内緒話が全部聞こえているようだ。それを他のメンバーにコッソリと話した。