不思議なあいつ
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俺の名はトリコ。美食屋四天王の一人だ。
最近俺には気になる奴ができているんだが……キッカケはなんなのかわからない。初めて会ったのは小松の依頼でガララワニを捕獲しに行ったときだ。
「よぉ、トム。今日はよろしく頼むぜ」
「ったく、昨日急に連絡寄越しやがったと思ったらバロン諸島に連れてけだって? こっちの準備も考えろよ」
「とかなんとか言って、準備万端じゃねぇか」
「前から予約があったんだよ。たまたま同じ場所だったからよかったものの、同行まで許してもらったんだから感謝しとけ」
「へーい。で、そいつはもう来てんのか?」
「ああ。船で寝てるぜ」
クイッとトムが親指で指した先にはパッと見わからねぇから船に乗って壁際を見る。そこで寝ていたのが……瑞貴だ。一緒に船に乗った小松も瑞貴を見て「女の子!?」と驚いていたな、そういや。
他の女と違って細身なのに少しだけ筋肉が付いているし、格好からして美食屋だろう、しかしその隣にあるリュックからうまそーな匂いがしているにも関わらず、俺は女をジッと見つめていた……いや、目が離せなかった。
「っし、じゃあ出発すっか。――……おいおい。変質者みてぇだぞ、トリコ」
「誰がだ!」
「いくら可愛いからって手ぇ出すなよ」
「出さねーよ!」
「お二人共、この子が起きちゃいますよ~」
トムが船を動かしてしばらく経った頃、そいつはやっと起きた。頬がプリンみてぇだな~とか言った会話が聞こえたんだろう。
リュックにあったメシも分けてくれたし、味も文句ナシ! 五ツ星ホテルのコック長やってる小松まで興味を示すくらいだ。相当な腕前だな。つか、トムはこんなうまいモンを目的地へ連れて行くまで毎回食ってんのかよ!
――バロン諸島に着き、小松は護身用なのか猟銃を持って構えている。だが小松の腕はもちろん、このバロン諸島は奥に進めば進ほど猟銃が効かない奴が多くて無意味にも等しい。しかもバロンヒルに血ぃ吸われて慌てるし、よく付いて来る気になったな。
しかし瑞貴は違った。バロンヒルに対しての知識もあるし、手当ても手際いいし、島に入る前のただならぬ気配も気づいたし、伊達に美食屋やってないのがわかる。
「絶対という保障はできませんから。もちろん、小松さんも自分で注意することが大切ですよ」
「はい!」
危険地帯に入っちまった以上、自分の身を自分で守る努力もしなくちゃならない。たとえそれが美食屋だろうが料理人だろうがな。瑞貴も最初は小松を守るような言い方をしたが、一番は自分でやろうという心意気を教えて釘を刺している。ホンット、面白い奴だ。
最近俺には気になる奴ができているんだが……キッカケはなんなのかわからない。初めて会ったのは小松の依頼でガララワニを捕獲しに行ったときだ。
「よぉ、トム。今日はよろしく頼むぜ」
「ったく、昨日急に連絡寄越しやがったと思ったらバロン諸島に連れてけだって? こっちの準備も考えろよ」
「とかなんとか言って、準備万端じゃねぇか」
「前から予約があったんだよ。たまたま同じ場所だったからよかったものの、同行まで許してもらったんだから感謝しとけ」
「へーい。で、そいつはもう来てんのか?」
「ああ。船で寝てるぜ」
クイッとトムが親指で指した先にはパッと見わからねぇから船に乗って壁際を見る。そこで寝ていたのが……瑞貴だ。一緒に船に乗った小松も瑞貴を見て「女の子!?」と驚いていたな、そういや。
他の女と違って細身なのに少しだけ筋肉が付いているし、格好からして美食屋だろう、しかしその隣にあるリュックからうまそーな匂いがしているにも関わらず、俺は女をジッと見つめていた……いや、目が離せなかった。
「っし、じゃあ出発すっか。――……おいおい。変質者みてぇだぞ、トリコ」
「誰がだ!」
「いくら可愛いからって手ぇ出すなよ」
「出さねーよ!」
「お二人共、この子が起きちゃいますよ~」
トムが船を動かしてしばらく経った頃、そいつはやっと起きた。頬がプリンみてぇだな~とか言った会話が聞こえたんだろう。
リュックにあったメシも分けてくれたし、味も文句ナシ! 五ツ星ホテルのコック長やってる小松まで興味を示すくらいだ。相当な腕前だな。つか、トムはこんなうまいモンを目的地へ連れて行くまで毎回食ってんのかよ!
――バロン諸島に着き、小松は護身用なのか猟銃を持って構えている。だが小松の腕はもちろん、このバロン諸島は奥に進めば進ほど猟銃が効かない奴が多くて無意味にも等しい。しかもバロンヒルに血ぃ吸われて慌てるし、よく付いて来る気になったな。
しかし瑞貴は違った。バロンヒルに対しての知識もあるし、手当ても手際いいし、島に入る前のただならぬ気配も気づいたし、伊達に美食屋やってないのがわかる。
「絶対という保障はできませんから。もちろん、小松さんも自分で注意することが大切ですよ」
「はい!」
危険地帯に入っちまった以上、自分の身を自分で守る努力もしなくちゃならない。たとえそれが美食屋だろうが料理人だろうがな。瑞貴も最初は小松を守るような言い方をしたが、一番は自分でやろうという心意気を教えて釘を刺している。ホンット、面白い奴だ。