女帝の誕生!?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――それからIGOでの生活の日々が始まった。初日にコテンパンにしたから四天王には完全に嫌われたかと思ったけど杞憂だったし、今じゃ何かと一緒にいることが多い。
トリコと猛獣相手に一緒に戦ったり、ココと毒のコントロール訓練に付き合ったり、サニーと触覚の使い方のコツを教えたり、ゼブラとパワーを重視しても戦える特訓したり……なんか(身体年齢では)一番年下で新米なのに、今じゃ先生になっている。
「それでね、このあいだたべたパフェがおいしかったし!」
「そんなに? 食堂に新しいメニューが増えたなんて知らなかったな~」
「じゃあ、いまからいっしょにたべにいくし!」
椅子から降りて私の腕を引いて食堂に向かおうとするリンちゃんがとにかく可愛い。私と違い成長に合わせたしゃべり方だから、同い年なのに妹感がしちゃうのは可愛さ故かな。IGOには同世代の女の子が本当にいないから、初日にリンちゃんが喜んでくれたのが納得だ。
バンッ!
「「「「瑞貴ー!」」」」
「ゲッ」
勢いよく部屋の扉が開くと大声で私を呼ぶ四人の声。最近じゃ私の都合なんてお構いナシにやってくるんだよね……。
「なあなあ、瑞貴も今日の予定はもう終わりだろ? 外に行って遊ぼうぜ!」
「瑞貴ちゃん、僕と図書館に行こう?」
「何(ニ)言ってんだ! 会長(カイチョ)のコレクションを俺(レ)と一緒に見に行くし!」
「瑞貴! ケンカしようぜ!」
「ちがうし! ウチとこれからパフェたべにいくんだし!」
本人をそっちのけにギャーギャー騒ぎ始めた五人に私は静かに溜息を吐いた。まさかここまで懐かれるなんて思わなかったし、本格的になる前に仲裁しないと、また備品か最悪の場合は壁が壊されるんだよね。
「はいはい、そこまで! もう私はリンちゃんとパフェ食べる約束したの。だから、みんなで行こう!」
「「「「「行く!」」」」」
やっぱり精神年齢の違いかな。大きな弟と可愛い妹がいる感じが物凄くする。トリップする前の時代、元の世界の施設では私が最年長だったせいかな。ちびっ子たちを思い出すよ。
……後に世間からは、トリコとココとサニーとゼブラは『美食屋四天王』と呼ばれる。そして瑞貴は『舞獣姫』とは別に新たな呼び名が加わる。四天王よりも強い――『美食屋女帝』と。
あとがき→
トリコと猛獣相手に一緒に戦ったり、ココと毒のコントロール訓練に付き合ったり、サニーと触覚の使い方のコツを教えたり、ゼブラとパワーを重視しても戦える特訓したり……なんか(身体年齢では)一番年下で新米なのに、今じゃ先生になっている。
「それでね、このあいだたべたパフェがおいしかったし!」
「そんなに? 食堂に新しいメニューが増えたなんて知らなかったな~」
「じゃあ、いまからいっしょにたべにいくし!」
椅子から降りて私の腕を引いて食堂に向かおうとするリンちゃんがとにかく可愛い。私と違い成長に合わせたしゃべり方だから、同い年なのに妹感がしちゃうのは可愛さ故かな。IGOには同世代の女の子が本当にいないから、初日にリンちゃんが喜んでくれたのが納得だ。
バンッ!
「「「「瑞貴ー!」」」」
「ゲッ」
勢いよく部屋の扉が開くと大声で私を呼ぶ四人の声。最近じゃ私の都合なんてお構いナシにやってくるんだよね……。
「なあなあ、瑞貴も今日の予定はもう終わりだろ? 外に行って遊ぼうぜ!」
「瑞貴ちゃん、僕と図書館に行こう?」
「何(ニ)言ってんだ! 会長(カイチョ)のコレクションを俺(レ)と一緒に見に行くし!」
「瑞貴! ケンカしようぜ!」
「ちがうし! ウチとこれからパフェたべにいくんだし!」
本人をそっちのけにギャーギャー騒ぎ始めた五人に私は静かに溜息を吐いた。まさかここまで懐かれるなんて思わなかったし、本格的になる前に仲裁しないと、また備品か最悪の場合は壁が壊されるんだよね。
「はいはい、そこまで! もう私はリンちゃんとパフェ食べる約束したの。だから、みんなで行こう!」
「「「「「行く!」」」」」
やっぱり精神年齢の違いかな。大きな弟と可愛い妹がいる感じが物凄くする。トリップする前の時代、元の世界の施設では私が最年長だったせいかな。ちびっ子たちを思い出すよ。
……後に世間からは、トリコとココとサニーとゼブラは『美食屋四天王』と呼ばれる。そして瑞貴は『舞獣姫』とは別に新たな呼び名が加わる。四天王よりも強い――『美食屋女帝』と。
あとがき→