四天王のお姫様
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「ったく、さっさとその手にあるレポート提出して来い。今ならまだマンサム所長も所長室にいるし」
「終わったら息抜きがてら一緒におやつ食べようか。今日のおやつはパフェだって会長が言ってたよ」
「えっ! マジ!? じゃああとでねー!」
お兄ちゃんから所長の居場所を教えてもらって、ココから聞いたおやつのメニューに私は一目散に所長室へと向かって走り出した。パフェは前世から大好きな奴で、糖分を摂取すると研究がさらに捗るんだよね!
☆☆☆☆☆
……瑞貴が行ったあと、ココとサニーの元へトリコとゼブラがやってきた。まだデビルドリアンフレグランスのダメージが残っているのか、若干涙目である。
「おい、ココ、サニー! 瑞貴の奴はどこに行った!?」
「あいつ、チョーシに乗った真似しやがって!」
「瑞貴ちゃんならレポートを提出しに行ったよ。でも、一番調子に乗った行動をしているのはどっちだい?」
「俺らも話を聞いたがどう考えたって前らが悪いんだろ。自業自得って奴だ」
「「ウッ!」」
デビルドリアンフレグランスを嗅がされ、幾分か冷静になったトリコとゼブラは、ココとサニーの冷めた視線を浴びて罰の悪そうに顔を逸らした。そしてココはどこか得意気に肩をすくめながら――。
「それに残念だったね。瑞貴ちゃんにはもう僕と一緒に過ごすってさっき決まったから」
「「何ぃ!?」」
「バカ言ってんじゃねー! 誰が毒と二人っきりになんかさせるか!」
「……サニーはストレート過ぎるよ」
大人たちばかりのIGOで年が近い子供は自分たち以外はいない。瑞貴はその中でも一番年下で紅一点なせいか四人はよく気にかけており、特にたった一人の血の繋がった家族で兄であるサニーは溺愛している。
だが、他の三人は瑞貴のことを異性として好意を持っている。トリコとゼブラがしつこく遊びに誘ったり、二人が争う隙にココが横から先約を取ったり、とにかく油断ならないとサニーは常にヤキモキしているのだ。
「俺の妹は誰にもやんねーしー!」
☆☆☆☆☆
「今、お兄ちゃんの叫びが聞こえたような……?」
「バッハッハッハッ! あいつも大変だな!」
「何が大変なんですか? マンサム所長?」
「ん? 今、ハンサムって――」
「言ってません!」
あとがき→
「終わったら息抜きがてら一緒におやつ食べようか。今日のおやつはパフェだって会長が言ってたよ」
「えっ! マジ!? じゃああとでねー!」
お兄ちゃんから所長の居場所を教えてもらって、ココから聞いたおやつのメニューに私は一目散に所長室へと向かって走り出した。パフェは前世から大好きな奴で、糖分を摂取すると研究がさらに捗るんだよね!
☆☆☆☆☆
……瑞貴が行ったあと、ココとサニーの元へトリコとゼブラがやってきた。まだデビルドリアンフレグランスのダメージが残っているのか、若干涙目である。
「おい、ココ、サニー! 瑞貴の奴はどこに行った!?」
「あいつ、チョーシに乗った真似しやがって!」
「瑞貴ちゃんならレポートを提出しに行ったよ。でも、一番調子に乗った行動をしているのはどっちだい?」
「俺らも話を聞いたがどう考えたって前らが悪いんだろ。自業自得って奴だ」
「「ウッ!」」
デビルドリアンフレグランスを嗅がされ、幾分か冷静になったトリコとゼブラは、ココとサニーの冷めた視線を浴びて罰の悪そうに顔を逸らした。そしてココはどこか得意気に肩をすくめながら――。
「それに残念だったね。瑞貴ちゃんにはもう僕と一緒に過ごすってさっき決まったから」
「「何ぃ!?」」
「バカ言ってんじゃねー! 誰が毒と二人っきりになんかさせるか!」
「……サニーはストレート過ぎるよ」
大人たちばかりのIGOで年が近い子供は自分たち以外はいない。瑞貴はその中でも一番年下で紅一点なせいか四人はよく気にかけており、特にたった一人の血の繋がった家族で兄であるサニーは溺愛している。
だが、他の三人は瑞貴のことを異性として好意を持っている。トリコとゼブラがしつこく遊びに誘ったり、二人が争う隙にココが横から先約を取ったり、とにかく油断ならないとサニーは常にヤキモキしているのだ。
「俺の妹は誰にもやんねーしー!」
☆☆☆☆☆
「今、お兄ちゃんの叫びが聞こえたような……?」
「バッハッハッハッ! あいつも大変だな!」
「何が大変なんですか? マンサム所長?」
「ん? 今、ハンサムって――」
「言ってません!」
あとがき→