トリコ×ONE PIECE2
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「悪いが、酒を分けてくれねぇか?」
〈ウ~〉
「っ! 危ない! 守護壁!!」
トリコがオランウータンに声をかけたとき、危険を感じた私はみんなの前に飛び出して守護壁を張った。そうすれば予想通り、オランウータンが攻撃したので、阻止することに成功できた。
弾き返されたにも関わらず、オランウータンは元の場所に飛び戻ったけどフラフラしている。
「よし!」
「あっぶねぇ!」
「瑞貴さんの守護壁がなかったら、トリコさんが吹っ飛ばされてました……!」
「そうか、あいつは! 初めて見たぜ……ラオチュウが大好物のオランウータン・ラオチュータンだ!」
あれが捕獲レベル32の哺乳獣類・ラオチュータン!? 一見すると酔っ払いオヤジに見えるな……。向こうは構えているので戦闘する気満々だろう。私もとりあえず守護壁を解いた。
「大好物の酒か……。ならそう簡単に分けてくれそうにねぇな」
「気をつけろ! あのフラついた動き、攻撃が読めねぇ!」
「まるで酔拳じゃないですか!」
「単に酔っぱらった猛獣ならまだしも、酔拳の使い手となると厄介な……」
〈ウ~~ヒック〉
☆☆☆☆☆
……マッシュ・ルームの外では、岩場で苦しがっているチョッパーのそばにテリーとキッスとナミが寄り添っている。前回友達になったチョッパーが心配でテリーはひと舐めした。
〈ううっ!〉
「しっかりして、チョッパー。きっと、みんなが食材を持って帰って来てくれるから!」
そうは言うも外にいるナミだからこそ、空の様子がわかる。水平線のか彼方がうっすらと明るくなっていることから、時間が刻一刻と迫っていると。
(もう、時間がない! もうすぐ……夜が明けちゃう!)
☆☆☆☆☆
……夏のフロアの食材はトラバンジャン。ウソップが未だにトラバンジャンに追いかけられている中、ココやゾロたちはのんびり見学していた。
「お前らー! 見てねぇでさっさと捕まえてくれー!」
「ただ、捕獲するだけじゃダメなんだ。トラバンジャンを早く走らせなければ豆板醤を採ることができない」
「お前が一番狙いやすいと本能で察知したみてぇだ。全力で逃げろ」
なんとも薄情である。だけどウソップの逃げ足をゾロたちは熟知しているので、安心して任せられるのだろう。
〈ガオオォォオオオ!!〉
「うおおぉぉおおお!!」
ウソップとトラバンジャンは一本の大木の周りを中心に連続で走ると、途中でウソップが大木を登って難を逃れた。
「ハァ…ハァ……」
〈ガオオッ!?〉
ずっと走り続けていたせいで止まらないのか、トラバンジャンは大木に登ったウソップを追いかけられずに加速しつつずっと走り回っていた。その結果――。
「ん? って! 豆板醤になっとるー!?」
「走り回って溶けたわけね」
「ヨホホ! やりましたね!」
「よし。第一の食材・捕獲終了だね」
もともと体全体が豆板醤でできているのだ。同じ場所を走り続けて加速したので、大量の豆板醤となったのだ。
「あ……――へっ! まあ、俺にかかればこんなモンだぜ!」
さっきまで焦って逃げ回っていたのに、キラーンと歯を光らせて得意気になるウソップだった。
〈ウ~〉
「っ! 危ない! 守護壁!!」
トリコがオランウータンに声をかけたとき、危険を感じた私はみんなの前に飛び出して守護壁を張った。そうすれば予想通り、オランウータンが攻撃したので、阻止することに成功できた。
弾き返されたにも関わらず、オランウータンは元の場所に飛び戻ったけどフラフラしている。
「よし!」
「あっぶねぇ!」
「瑞貴さんの守護壁がなかったら、トリコさんが吹っ飛ばされてました……!」
「そうか、あいつは! 初めて見たぜ……ラオチュウが大好物のオランウータン・ラオチュータンだ!」
あれが捕獲レベル32の哺乳獣類・ラオチュータン!? 一見すると酔っ払いオヤジに見えるな……。向こうは構えているので戦闘する気満々だろう。私もとりあえず守護壁を解いた。
「大好物の酒か……。ならそう簡単に分けてくれそうにねぇな」
「気をつけろ! あのフラついた動き、攻撃が読めねぇ!」
「まるで酔拳じゃないですか!」
「単に酔っぱらった猛獣ならまだしも、酔拳の使い手となると厄介な……」
〈ウ~~ヒック〉
☆☆☆☆☆
……マッシュ・ルームの外では、岩場で苦しがっているチョッパーのそばにテリーとキッスとナミが寄り添っている。前回友達になったチョッパーが心配でテリーはひと舐めした。
〈ううっ!〉
「しっかりして、チョッパー。きっと、みんなが食材を持って帰って来てくれるから!」
そうは言うも外にいるナミだからこそ、空の様子がわかる。水平線のか彼方がうっすらと明るくなっていることから、時間が刻一刻と迫っていると。
(もう、時間がない! もうすぐ……夜が明けちゃう!)
☆☆☆☆☆
……夏のフロアの食材はトラバンジャン。ウソップが未だにトラバンジャンに追いかけられている中、ココやゾロたちはのんびり見学していた。
「お前らー! 見てねぇでさっさと捕まえてくれー!」
「ただ、捕獲するだけじゃダメなんだ。トラバンジャンを早く走らせなければ豆板醤を採ることができない」
「お前が一番狙いやすいと本能で察知したみてぇだ。全力で逃げろ」
なんとも薄情である。だけどウソップの逃げ足をゾロたちは熟知しているので、安心して任せられるのだろう。
〈ガオオォォオオオ!!〉
「うおおぉぉおおお!!」
ウソップとトラバンジャンは一本の大木の周りを中心に連続で走ると、途中でウソップが大木を登って難を逃れた。
「ハァ…ハァ……」
〈ガオオッ!?〉
ずっと走り続けていたせいで止まらないのか、トラバンジャンは大木に登ったウソップを追いかけられずに加速しつつずっと走り回っていた。その結果――。
「ん? って! 豆板醤になっとるー!?」
「走り回って溶けたわけね」
「ヨホホ! やりましたね!」
「よし。第一の食材・捕獲終了だね」
もともと体全体が豆板醤でできているのだ。同じ場所を走り続けて加速したので、大量の豆板醤となったのだ。
「あ……――へっ! まあ、俺にかかればこんなモンだぜ!」
さっきまで焦って逃げ回っていたのに、キラーンと歯を光らせて得意気になるウソップだった。