トリコ×ONE PIECE2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「――ただ、実を食べるだけじゃダメだよ」
「「えっ?」」
「春、夏、秋、冬、季節ごとの伝説の食材を四つ。合わせて食べないとね」
「季節ごとの、伝説の食材!?」
ココさんが言うにはまだ他に食材が必要だと言われ、ナミちゃんは目を見開く。
「ああ。中でも一番捕獲が難しいと言われるのは、春に咲くマンゴーカリン」
「マンゴーカリンだと!? マンゴープリンのような甘いカリンの花、春の訪れを知らせるスプリングプリンとも呼ばれ、その甘さは疲れを吹っ飛ばし滋養強壮に優れていると聞く~! 食いて~!」
「トリコさーん、ヨダレ、ヨダレ」
説明しながらマンゴーカリンの姿や味を想像したのか、ヨダレを流すトリコに小松さんは小声で注意した。
でも言い換えれば他の季節も同様に、今この場で全ての季節にある伝説の食材を集めなければならない。ナミちゃんもそれがわかってて声を上げる。
「春に咲く……? ちょっとまって! ってことは、これから春島や冬島へ行くってこと!? そんな! 数時間ではムリだわ!」
「大丈夫。ここは医食同源の島・塔中華島だよ。それにこの島に伝わる伝説、それを確かめに行こう」
――ココさんの案内で向かったのはさっきの場所から少し離れた山。ご丁寧に『封』と刻まれた石碑が天辺にある。
「こんな所にホントにあるのか? 四つの食材ってのが」
「でも、ここから嫌な予感といい予感が両方するんだ」
「どっちだよ」
第六感で感じたことだから仕方ないよ、ゾロ。強い気配もするし、いい食材があるって美食屋の勘もある。
〈スンスン〉
「テリーも感じるかい? やはり、この辺りから強い電磁波を感じる。トリコ! この場所に間違いない!」
「よーし! 土の下から出せばいいんだな!」
テリーとココさんの確認もあり、山に登ったトリコが石碑の前に立って右拳を構える。
「うおおぉぉおおお! 釘パンチ!!」
釘パンチの衝撃で石碑が山の中に埋め込まれ、同時に地震が起こると山が上空へ上がって大きな塔が現れた。さすがの大きさと存在感にトリコは驚き、ルフィは興奮する。
「これは!」
「スッゲー! デッケーキノコの塔だー!」
「なるほど。マッシュ・ルームか」
「マッシュルーム?」
「マッシュ・ルームは塔のように部屋が別れ、フロアごとに季節が異なる」
まるでダジャレのような名前の塔だね。サンジも食材のマッシュルームを想像しただろし。でも季節ごとにフロアが別なら、話は簡単!
「で、フロアごとにある季節の食材を手に入れればいいってわけですね」
「なんでこんなのが地面に?」
「この島は『塔がある中華の島』と書いて塔中華島と呼ぶ。この塔が島の要・中心ってワケ!」
サニーもこの塔の存在を知ってたんだ。『医食同源の中華食材が溢れる島』ってことしか覚えてなかったから、まだまだ勉強不足だな、私も。
「しかしとても食材などにお詳しい方々ですね~。頼もしい限りです」
「トリコさん、ココさん、サニーさんは、美食四天王と言われている美食屋のカリスマですからね」
「四天王ですか。あと、おひと方は瑞貴さんですか?」
「とんでもないよ、ブルック。私は一介の美食屋兼料理人に過ぎないし」
「ゼブラの奴は、今監獄の中だからな」
トリコが言うゼブラって、まだ会ったことがないんだよね。原作でどんな人かは覚えているけど、会うとなれば緊張するな~……。
「ゴムゴムの~~銃(ピストル)!!」
ルフィが塔の壁をぶち壊してくれたおかげで、入口を探す手間が省けた。
「ナミ! チョッパーを頼んだぞ!」
「うん! この子たちもいるから大丈夫! 任せて!」
〈〈ワウッ/ア゙ア゙ッ!〉〉
重病のチョッパーを連れて行くわけにもいかず、ナミちゃんとテリーとキッスに任せることにした。たとえ猛獣が現れてもテリーとキッスなら二人を守ってくれる!
「よし! 行くか!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
ルフィを筆頭に私たちは破壊した壁からマッシュ・ルームの中に入ったんだけど……。
「「えっ?」」
「春、夏、秋、冬、季節ごとの伝説の食材を四つ。合わせて食べないとね」
「季節ごとの、伝説の食材!?」
ココさんが言うにはまだ他に食材が必要だと言われ、ナミちゃんは目を見開く。
「ああ。中でも一番捕獲が難しいと言われるのは、春に咲くマンゴーカリン」
「マンゴーカリンだと!? マンゴープリンのような甘いカリンの花、春の訪れを知らせるスプリングプリンとも呼ばれ、その甘さは疲れを吹っ飛ばし滋養強壮に優れていると聞く~! 食いて~!」
「トリコさーん、ヨダレ、ヨダレ」
説明しながらマンゴーカリンの姿や味を想像したのか、ヨダレを流すトリコに小松さんは小声で注意した。
でも言い換えれば他の季節も同様に、今この場で全ての季節にある伝説の食材を集めなければならない。ナミちゃんもそれがわかってて声を上げる。
「春に咲く……? ちょっとまって! ってことは、これから春島や冬島へ行くってこと!? そんな! 数時間ではムリだわ!」
「大丈夫。ここは医食同源の島・塔中華島だよ。それにこの島に伝わる伝説、それを確かめに行こう」
――ココさんの案内で向かったのはさっきの場所から少し離れた山。ご丁寧に『封』と刻まれた石碑が天辺にある。
「こんな所にホントにあるのか? 四つの食材ってのが」
「でも、ここから嫌な予感といい予感が両方するんだ」
「どっちだよ」
第六感で感じたことだから仕方ないよ、ゾロ。強い気配もするし、いい食材があるって美食屋の勘もある。
〈スンスン〉
「テリーも感じるかい? やはり、この辺りから強い電磁波を感じる。トリコ! この場所に間違いない!」
「よーし! 土の下から出せばいいんだな!」
テリーとココさんの確認もあり、山に登ったトリコが石碑の前に立って右拳を構える。
「うおおぉぉおおお! 釘パンチ!!」
釘パンチの衝撃で石碑が山の中に埋め込まれ、同時に地震が起こると山が上空へ上がって大きな塔が現れた。さすがの大きさと存在感にトリコは驚き、ルフィは興奮する。
「これは!」
「スッゲー! デッケーキノコの塔だー!」
「なるほど。マッシュ・ルームか」
「マッシュルーム?」
「マッシュ・ルームは塔のように部屋が別れ、フロアごとに季節が異なる」
まるでダジャレのような名前の塔だね。サンジも食材のマッシュルームを想像しただろし。でも季節ごとにフロアが別なら、話は簡単!
「で、フロアごとにある季節の食材を手に入れればいいってわけですね」
「なんでこんなのが地面に?」
「この島は『塔がある中華の島』と書いて塔中華島と呼ぶ。この塔が島の要・中心ってワケ!」
サニーもこの塔の存在を知ってたんだ。『医食同源の中華食材が溢れる島』ってことしか覚えてなかったから、まだまだ勉強不足だな、私も。
「しかしとても食材などにお詳しい方々ですね~。頼もしい限りです」
「トリコさん、ココさん、サニーさんは、美食四天王と言われている美食屋のカリスマですからね」
「四天王ですか。あと、おひと方は瑞貴さんですか?」
「とんでもないよ、ブルック。私は一介の美食屋兼料理人に過ぎないし」
「ゼブラの奴は、今監獄の中だからな」
トリコが言うゼブラって、まだ会ったことがないんだよね。原作でどんな人かは覚えているけど、会うとなれば緊張するな~……。
「ゴムゴムの~~銃(ピストル)!!」
ルフィが塔の壁をぶち壊してくれたおかげで、入口を探す手間が省けた。
「ナミ! チョッパーを頼んだぞ!」
「うん! この子たちもいるから大丈夫! 任せて!」
〈〈ワウッ/ア゙ア゙ッ!〉〉
重病のチョッパーを連れて行くわけにもいかず、ナミちゃんとテリーとキッスに任せることにした。たとえ猛獣が現れてもテリーとキッスなら二人を守ってくれる!
「よし! 行くか!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
ルフィを筆頭に私たちは破壊した壁からマッシュ・ルームの中に入ったんだけど……。