トリコ×ONE PIECE2
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「これは……!」
「見た所、水門のようね」
「ここ、つえーのがいるぞ」
「気配もここから強く感じるよ」
「だな。静かだが圧倒的な強さを持っている奴……この島の主ってとこか」
ルフィもトリコも感じたみたい。ロビンさんが見つけた石碑に海鮮の実が刻まれるほどなら、捕獲レベルが相当高いことになる。
〈ゲホッ、ゲホッ〉
「早くしないと、チョッパーが――」
〈グアアァァアアア!!〉
チョッパーの容体をナミちゃんが伝えたら水門のてっぺんから猛獣が吠えた。ズボンとチャンピオンベルトのようなのを付けて、力を見せつけるかのようにエキスパンダーを両側から引っ張っている。
「こいつは、エキスパンダ! 奴の流す汗は濃厚な中華エキスのようだと言う!」
「さしずめ門番ってとこね。ここは私が――」
「――待て」
「えっ?」
ザンッ! ザンッ!
〈グァ? ……グアアッ!?〉
薙刀を構えた私の前にゾロが手で制したと思ったら、あっという間にエキスパンダのエキスパンダーのバネを斬ってしまった。あまりの速さにエキスパンダ自身も目をパチクリした後ショックを受ける。
「こいつは俺に任せて先に行け!」
「わかった!」
「そいつは鍛えている分、強いから気をつけて!」
ゾロにあとを任せ、ルフィや私たちは水門の中へ走って行った。
「門って言うよりトンネルだな」
「でもおかげで一気に通れるよ」
抜けた先には一本の通路と、両脇にはあちこちに木が生えた海辺になっていた。その広大さにルフィもナミちゃんもロビンさんも驚いている。
「ウヒョー」
「スゴい……どうなってのここ!?」
「まるで貯水池ね」
「だが、泳いでいる魚は海のモノばかりだ」
「うん、潮の匂いもする」
いったいどうやって海がここまで来たんだろう? 不思議な構造しているな~。
「ねぇ、見て」
「「えっ?」」
ロビンさんが示した先を見ると、海に生えている木がたくさんの実を実らせていた。
「あー! あれあれ! チョッパーさん、アレが海鮮の実じゃないですか!?」
ナミちゃんがチョッパーを抱きかかえて見えるようにすると、チョッパーはフラフラながらもしっかり実を確認する。
〈あれだ……海鮮の実……!〉
「あれが、伝説の海鮮の実!」
「よーし! 今採ってやる!」
「っ、待って!」
海から只ならぬ気配を感じ、腕を回して今にも伸ばそうとするルフィを私は止めた。この海から強い気配を感じる。
「あっ!」
「ロビン!」
「わあっ!」
「「「くっ!」」」
海から巨大な触手が現れてロビンさんを捕まえて引きずり込んだ。テリーもナミちゃんたちを抱えたままかわし、私たちも別の触手からかわした。
「なんだありゃ!?」
「ルフィ! ロビンが!」
「能力者だから、水中はダメなんですよね!?」
「ああ。水に入ると体に力が入らねぇし、能力も使えねぇ」
海から引き上げられたロビンさんは触手に捕まったままでグッタリしている。ずっと水中にいたからルフィの言うように力が入ってない。
「ロビン!」
「何あれ!?」
木々から次々と龍のような首が六本も出て、触手の正体は木の根っこのようだ。
〈〈〈〈〈ガアアァァアアア!!〉〉〉〉〉
「トリコ! あいつは水に棲む植物獣・饅具龍舞だよ!」
「饅具龍舞は中華まんのような実をつけると聞いたが、まさか海鮮の実だったとはな!」
資料しか見たことがなかったけど、この気配は水門に進むときから感じていたのだ。正体はこいつだったんだ!
〈ガアアァァアアア!〉
「「「ふっ!」」」
一匹の饅具龍舞が水鉄砲を吹き出したため、私とトリコとルフィはその場からよけた。続く触手の攻撃にルフィは逆に乗って近づいて行く。
「ゴムゴムの~~銃乱打(ガトリング)!!」
一匹の饅具龍舞と戦っている間、他の饅具龍舞がルフィに狙いを定めていることに私は気づいた。
「見た所、水門のようね」
「ここ、つえーのがいるぞ」
「気配もここから強く感じるよ」
「だな。静かだが圧倒的な強さを持っている奴……この島の主ってとこか」
ルフィもトリコも感じたみたい。ロビンさんが見つけた石碑に海鮮の実が刻まれるほどなら、捕獲レベルが相当高いことになる。
〈ゲホッ、ゲホッ〉
「早くしないと、チョッパーが――」
〈グアアァァアアア!!〉
チョッパーの容体をナミちゃんが伝えたら水門のてっぺんから猛獣が吠えた。ズボンとチャンピオンベルトのようなのを付けて、力を見せつけるかのようにエキスパンダーを両側から引っ張っている。
「こいつは、エキスパンダ! 奴の流す汗は濃厚な中華エキスのようだと言う!」
「さしずめ門番ってとこね。ここは私が――」
「――待て」
「えっ?」
ザンッ! ザンッ!
〈グァ? ……グアアッ!?〉
薙刀を構えた私の前にゾロが手で制したと思ったら、あっという間にエキスパンダのエキスパンダーのバネを斬ってしまった。あまりの速さにエキスパンダ自身も目をパチクリした後ショックを受ける。
「こいつは俺に任せて先に行け!」
「わかった!」
「そいつは鍛えている分、強いから気をつけて!」
ゾロにあとを任せ、ルフィや私たちは水門の中へ走って行った。
「門って言うよりトンネルだな」
「でもおかげで一気に通れるよ」
抜けた先には一本の通路と、両脇にはあちこちに木が生えた海辺になっていた。その広大さにルフィもナミちゃんもロビンさんも驚いている。
「ウヒョー」
「スゴい……どうなってのここ!?」
「まるで貯水池ね」
「だが、泳いでいる魚は海のモノばかりだ」
「うん、潮の匂いもする」
いったいどうやって海がここまで来たんだろう? 不思議な構造しているな~。
「ねぇ、見て」
「「えっ?」」
ロビンさんが示した先を見ると、海に生えている木がたくさんの実を実らせていた。
「あー! あれあれ! チョッパーさん、アレが海鮮の実じゃないですか!?」
ナミちゃんがチョッパーを抱きかかえて見えるようにすると、チョッパーはフラフラながらもしっかり実を確認する。
〈あれだ……海鮮の実……!〉
「あれが、伝説の海鮮の実!」
「よーし! 今採ってやる!」
「っ、待って!」
海から只ならぬ気配を感じ、腕を回して今にも伸ばそうとするルフィを私は止めた。この海から強い気配を感じる。
「あっ!」
「ロビン!」
「わあっ!」
「「「くっ!」」」
海から巨大な触手が現れてロビンさんを捕まえて引きずり込んだ。テリーもナミちゃんたちを抱えたままかわし、私たちも別の触手からかわした。
「なんだありゃ!?」
「ルフィ! ロビンが!」
「能力者だから、水中はダメなんですよね!?」
「ああ。水に入ると体に力が入らねぇし、能力も使えねぇ」
海から引き上げられたロビンさんは触手に捕まったままでグッタリしている。ずっと水中にいたからルフィの言うように力が入ってない。
「ロビン!」
「何あれ!?」
木々から次々と龍のような首が六本も出て、触手の正体は木の根っこのようだ。
〈〈〈〈〈ガアアァァアアア!!〉〉〉〉〉
「トリコ! あいつは水に棲む植物獣・饅具龍舞だよ!」
「饅具龍舞は中華まんのような実をつけると聞いたが、まさか海鮮の実だったとはな!」
資料しか見たことがなかったけど、この気配は水門に進むときから感じていたのだ。正体はこいつだったんだ!
〈ガアアァァアアア!〉
「「「ふっ!」」」
一匹の饅具龍舞が水鉄砲を吹き出したため、私とトリコとルフィはその場からよけた。続く触手の攻撃にルフィは逆に乗って近づいて行く。
「ゴムゴムの~~銃乱打(ガトリング)!!」
一匹の饅具龍舞と戦っている間、他の饅具龍舞がルフィに狙いを定めていることに私は気づいた。