トリコ×ONE PIECE2
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「ギア3(サード)!」
どんどん大きくなるルフィの右腕が、森のてっぺんを突き抜ける。キュウカンフーチョウも思わず攻撃の手をやめて見上げてしまうほどだった。
「ゴムゴムの~~巨人の(ギガント)ハエ叩き!!」
一気に叩いたからあっという間に決着がついた。技の反動のせいでルフィはチビになって、飛ばされる前に私はキャッチして腕の中に治まった。か、可愛い~!
「スゴい! さすがルフィ!」
「ニシシシ!」
「って、瑞貴さん!」
「ん?」
「ルフィを降ろせ! 今すぐ降ろすんだ!」
「何騒いでんの? 抱き止めただけじゃん」
「「それが問題だ/です!」」
ホントにどうして騒いでいるのかわからない。小松さんだって抱き止めたことがあったのに。
「あ~……なるほど。こんな事態じゃなかったら根掘り葉掘り聞きたかったわ」
「フフッ、瑞貴は大変ね」
「なんだ?」
「なんの話だ?」
……トリコと小松の反応でわかったのか、ナミとロビンは苦笑する。ゾロと瑞貴の腕の中にいるルフィはわからなかったが。
「さあ、お前ら! まだやるか!?」
「なんか違うみたいだよ」
「ん?」
私がそう言うとルフィは不思議そうに見た。キュウカンフーチョウは全羽ルフィに向けて正座して目を閉じている。まるで師匠を前にしているような……。
「なんだぁ?」
「はは~ん。どうやらこいつら、弟子入りしたいみたいだぜ? ルフィ」
「弟子?」
「何か似たような動物がいたな」
「クンフージュゴンね。アラバスタの」
アラバスタ……ビビちゃんの国か。勝負に負けたらその相手に弟子入りするのがクンフージュゴンの掟だったけど、まさかキュウカンフーチョウもそうなのかな? うちのパートナーのウォーみたいだ。
「瑞貴、元に戻るから降ろしてくれ」
「は~い」
「おい、なんで残念そうなんだよ」
「だって可愛かったからもう少し抱っこしたいな~って」
渋々降ろしたら声音で察したのかトリコが半目になって見てきたので、私は苦笑しながら頬をかいた。だって小さいルフィって本当に可愛いんだもん!
そして言葉通りルフィが元の大きさに戻り、キュウカンフーチョウに向かって叫ぶ。
「よーし! 今からお前たちは俺の弟子だ! お前たちの巣に案内してくれ!」
〈〈〈〈〈アチョチョチョ!〉〉〉〉〉
――快く案内してくれたキュウカンフーチョウの巣は、巨大な宮殿だった。だけど年代物だと思わせるように植物のツタが絡まったり一部が崩れている。
「これが巣なの?」
「明らかに、人工の建造物ね。彼らは、人が去った空き家を住処にしているというわけね」
ナミちゃんもロビンさんも驚いている。それに崩れた部分を他のキュウカンフーチョウが修復作業している。連携も取れているし、見事なモノだなぁ。
「あっ! これはキュウカンフーチョウたちが食べるモノですね」
「こいつはライチのようにプルンとした食感のライチョウザメ」
「こっちは、海に煌く星と言われる高級食材の星アワビだよ」
「肉ねぇのか?」
「ああ。海のものばかりだ」
「な~んだ」
小松さんやトリコや私にとっては嬉しいモノばかりだけど、肉大好きのルフィにとっては物足りないみたいだね。
「俺たちは海鮮の実を探してるんだ。知らないか?」
〈〈〈〈〈クゥ~~〉〉〉〉〉
「知らないらしいですね」
「う~ん……」
グウ~~……。
「……今の、ルフィ?」
「シシシシッ!」
とりあえず腹ごしらえということで、キュウカンフーチョウの許可をもらって中にお邪魔した。
チョッパーを部屋で寝かせ、小松さんと私は宮殿の周りにあった食材やキュウカンフーチョウからもらった食材を使い、みんなの昼食とチョッパーの病人食を作っていく。
「瑞貴さん、僕はチョッパーさんのお粥を持って行きますね」
「うん、お願い」
「はい」
〈〈〈アチョ、アチョ〉〉〉
一人前用の鍋を持って歩く小松さんのうしろを、子供のキュウカンフーチョウが鍋を運ぶ動きを真似しながら付いて行く。可愛い!
どんどん大きくなるルフィの右腕が、森のてっぺんを突き抜ける。キュウカンフーチョウも思わず攻撃の手をやめて見上げてしまうほどだった。
「ゴムゴムの~~巨人の(ギガント)ハエ叩き!!」
一気に叩いたからあっという間に決着がついた。技の反動のせいでルフィはチビになって、飛ばされる前に私はキャッチして腕の中に治まった。か、可愛い~!
「スゴい! さすがルフィ!」
「ニシシシ!」
「って、瑞貴さん!」
「ん?」
「ルフィを降ろせ! 今すぐ降ろすんだ!」
「何騒いでんの? 抱き止めただけじゃん」
「「それが問題だ/です!」」
ホントにどうして騒いでいるのかわからない。小松さんだって抱き止めたことがあったのに。
「あ~……なるほど。こんな事態じゃなかったら根掘り葉掘り聞きたかったわ」
「フフッ、瑞貴は大変ね」
「なんだ?」
「なんの話だ?」
……トリコと小松の反応でわかったのか、ナミとロビンは苦笑する。ゾロと瑞貴の腕の中にいるルフィはわからなかったが。
「さあ、お前ら! まだやるか!?」
「なんか違うみたいだよ」
「ん?」
私がそう言うとルフィは不思議そうに見た。キュウカンフーチョウは全羽ルフィに向けて正座して目を閉じている。まるで師匠を前にしているような……。
「なんだぁ?」
「はは~ん。どうやらこいつら、弟子入りしたいみたいだぜ? ルフィ」
「弟子?」
「何か似たような動物がいたな」
「クンフージュゴンね。アラバスタの」
アラバスタ……ビビちゃんの国か。勝負に負けたらその相手に弟子入りするのがクンフージュゴンの掟だったけど、まさかキュウカンフーチョウもそうなのかな? うちのパートナーのウォーみたいだ。
「瑞貴、元に戻るから降ろしてくれ」
「は~い」
「おい、なんで残念そうなんだよ」
「だって可愛かったからもう少し抱っこしたいな~って」
渋々降ろしたら声音で察したのかトリコが半目になって見てきたので、私は苦笑しながら頬をかいた。だって小さいルフィって本当に可愛いんだもん!
そして言葉通りルフィが元の大きさに戻り、キュウカンフーチョウに向かって叫ぶ。
「よーし! 今からお前たちは俺の弟子だ! お前たちの巣に案内してくれ!」
〈〈〈〈〈アチョチョチョ!〉〉〉〉〉
――快く案内してくれたキュウカンフーチョウの巣は、巨大な宮殿だった。だけど年代物だと思わせるように植物のツタが絡まったり一部が崩れている。
「これが巣なの?」
「明らかに、人工の建造物ね。彼らは、人が去った空き家を住処にしているというわけね」
ナミちゃんもロビンさんも驚いている。それに崩れた部分を他のキュウカンフーチョウが修復作業している。連携も取れているし、見事なモノだなぁ。
「あっ! これはキュウカンフーチョウたちが食べるモノですね」
「こいつはライチのようにプルンとした食感のライチョウザメ」
「こっちは、海に煌く星と言われる高級食材の星アワビだよ」
「肉ねぇのか?」
「ああ。海のものばかりだ」
「な~んだ」
小松さんやトリコや私にとっては嬉しいモノばかりだけど、肉大好きのルフィにとっては物足りないみたいだね。
「俺たちは海鮮の実を探してるんだ。知らないか?」
〈〈〈〈〈クゥ~~〉〉〉〉〉
「知らないらしいですね」
「う~ん……」
グウ~~……。
「……今の、ルフィ?」
「シシシシッ!」
とりあえず腹ごしらえということで、キュウカンフーチョウの許可をもらって中にお邪魔した。
チョッパーを部屋で寝かせ、小松さんと私は宮殿の周りにあった食材やキュウカンフーチョウからもらった食材を使い、みんなの昼食とチョッパーの病人食を作っていく。
「瑞貴さん、僕はチョッパーさんのお粥を持って行きますね」
「うん、お願い」
「はい」
〈〈〈アチョ、アチョ〉〉〉
一人前用の鍋を持って歩く小松さんのうしろを、子供のキュウカンフーチョウが鍋を運ぶ動きを真似しながら付いて行く。可愛い!