トリコ×ONE PIECE2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「俺にできるのは、温かい料理で帰って来たチョッパーを持て成してやることぐらいだからな」
「サンジ……」
「泣かせること言うじゃねぇ~か~!」
「私、感動のあまり目が霞んでしまいます……。あっ、目はないんですけど~」
「負けんじゃねぇぞ……チョッパー」
ハルサメスープの味見をしながら、サンジは祈るように呟いた。
☆☆☆☆☆
〈ゲホッ、ゲホッ、ゲホゲホッ。ハァ~…寒い……〉
テリー乗せにうつぶせて咳をしたチョッパーが顔を上げると、さっきより顔が青くなっていた! 小松さんも私も驚いてしまう。
「チョッパーさん! 顔が!」
〈えっ? どうなってる……?〉
「青い部分が広がってるよ!」
「チョッパー……!」
〈海みたいに青くなるって言っただろ……?〉
先に歩いていたナミちゃんも会話が聞こえたのかこっちに来た。両頬にあった青が頬全体に広がってるけど、これは序の口なのかもしれない。
〈アチョー!〉
「「「!?」」」
こっちに向かって何かが襲い掛かってきたので、テリーがナミちゃんと小松を背に乗せて、私もすぐに下がることで攻撃を受けることはなかった。
「大丈夫か、瑞貴?」
「うん!」
「いいぞ、テリー!」
〈ワウッ!〉
「あ~びっくりした……」
「なんだこいつら?」
「「『ら』? ――うわっ!」」
私たちに襲って来たのは一羽だけだったから、ルフィが複数形で言ったことに疑問を持ったナミちゃんと小松さんだけど、すぐに理由がわかった。あちこちの木に中華服を着た、たくさんの鳥がいる。
「い、いっぱいいるー!」
〈アッチョー!〉
〈〈〈〈〈アッチョー!〉〉〉〉〉
「スゲー! 拳法使うのかー!?」
「こいつらはキュウカンフーチョウだ」
「何それ?」
「普通の九官鳥は声をマネるが、こいつらは動きをマネるんだ」
「彼らの実力にもよるけど、推定捕獲レベルは20ってとこね」
「ここにいた人間が使っていたカンフーをマネたんですね、きっと」
「ただのモノマネ鳥かい!」
久々にナミちゃんのツッコミを聞いたな。こいつらの狙いはあからさまに私たちだし、この数じゃ戦闘は免れないね。
〈アチョー!〉
〈〈〈〈〈アチョー!〉〉〉〉〉
構えたキュウカンフーチョウが枝から飛び出して飛び蹴りをくらわそうとしている。
「あいつら、うめぇのか?」
「いや、食えたモンじゃない」
「そっか。ゴムゴムの風船!!」
ルフィが体を膨らませてキュウカンフーチョウを弾き返した。
「ゾロ、斬るな!」
「どういうことだ?」
「トリコと瑞貴のルールだよ。なっ!」
「ああ。食わねぇモンの命は奪わねぇのさ」
「覚えてくれてありがと、ルフィ」
「ニシシシ!」
「ホォ」
ゾロも納得してくれたようだ。でもルフィがトリコだけじゃなく私のルールでもあると覚えててくれて本当に嬉しかった。
〈〈〈アチョー!〉〉〉
「んじゃ、行くぞ!」
駆け出したゾロがキュウカンフーチョウの攻撃をかわし、拳や手刀や刀の柄で一気に倒した。
「なかなかのカンフーだが、まだまだ修業が足りないな」
カッコいいー! 斬撃を得意とするゾロが、肉弾戦でも強いってことを目の当たりにして、私はキラキラと目を輝かせた!
〈〈〈〈〈アチョー!〉〉〉〉〉
「百花繚乱(シエンフルール)・スパイダーネット!!」
ロビンさんが出した百本の腕が、網のようになってキュウカンフーチョウを捕獲した。
「ちょっと大人しくしててね」
ロビンさんが繰り出す技は本当に綺麗だなぁ~。同じ女性なのに惚れ惚れしちゃうよ。
「サンジ……」
「泣かせること言うじゃねぇ~か~!」
「私、感動のあまり目が霞んでしまいます……。あっ、目はないんですけど~」
「負けんじゃねぇぞ……チョッパー」
ハルサメスープの味見をしながら、サンジは祈るように呟いた。
☆☆☆☆☆
〈ゲホッ、ゲホッ、ゲホゲホッ。ハァ~…寒い……〉
テリー乗せにうつぶせて咳をしたチョッパーが顔を上げると、さっきより顔が青くなっていた! 小松さんも私も驚いてしまう。
「チョッパーさん! 顔が!」
〈えっ? どうなってる……?〉
「青い部分が広がってるよ!」
「チョッパー……!」
〈海みたいに青くなるって言っただろ……?〉
先に歩いていたナミちゃんも会話が聞こえたのかこっちに来た。両頬にあった青が頬全体に広がってるけど、これは序の口なのかもしれない。
〈アチョー!〉
「「「!?」」」
こっちに向かって何かが襲い掛かってきたので、テリーがナミちゃんと小松を背に乗せて、私もすぐに下がることで攻撃を受けることはなかった。
「大丈夫か、瑞貴?」
「うん!」
「いいぞ、テリー!」
〈ワウッ!〉
「あ~びっくりした……」
「なんだこいつら?」
「「『ら』? ――うわっ!」」
私たちに襲って来たのは一羽だけだったから、ルフィが複数形で言ったことに疑問を持ったナミちゃんと小松さんだけど、すぐに理由がわかった。あちこちの木に中華服を着た、たくさんの鳥がいる。
「い、いっぱいいるー!」
〈アッチョー!〉
〈〈〈〈〈アッチョー!〉〉〉〉〉
「スゲー! 拳法使うのかー!?」
「こいつらはキュウカンフーチョウだ」
「何それ?」
「普通の九官鳥は声をマネるが、こいつらは動きをマネるんだ」
「彼らの実力にもよるけど、推定捕獲レベルは20ってとこね」
「ここにいた人間が使っていたカンフーをマネたんですね、きっと」
「ただのモノマネ鳥かい!」
久々にナミちゃんのツッコミを聞いたな。こいつらの狙いはあからさまに私たちだし、この数じゃ戦闘は免れないね。
〈アチョー!〉
〈〈〈〈〈アチョー!〉〉〉〉〉
構えたキュウカンフーチョウが枝から飛び出して飛び蹴りをくらわそうとしている。
「あいつら、うめぇのか?」
「いや、食えたモンじゃない」
「そっか。ゴムゴムの風船!!」
ルフィが体を膨らませてキュウカンフーチョウを弾き返した。
「ゾロ、斬るな!」
「どういうことだ?」
「トリコと瑞貴のルールだよ。なっ!」
「ああ。食わねぇモンの命は奪わねぇのさ」
「覚えてくれてありがと、ルフィ」
「ニシシシ!」
「ホォ」
ゾロも納得してくれたようだ。でもルフィがトリコだけじゃなく私のルールでもあると覚えててくれて本当に嬉しかった。
〈〈〈アチョー!〉〉〉
「んじゃ、行くぞ!」
駆け出したゾロがキュウカンフーチョウの攻撃をかわし、拳や手刀や刀の柄で一気に倒した。
「なかなかのカンフーだが、まだまだ修業が足りないな」
カッコいいー! 斬撃を得意とするゾロが、肉弾戦でも強いってことを目の当たりにして、私はキラキラと目を輝かせた!
〈〈〈〈〈アチョー!〉〉〉〉〉
「百花繚乱(シエンフルール)・スパイダーネット!!」
ロビンさんが出した百本の腕が、網のようになってキュウカンフーチョウを捕獲した。
「ちょっと大人しくしててね」
ロビンさんが繰り出す技は本当に綺麗だなぁ~。同じ女性なのに惚れ惚れしちゃうよ。