トリコ×ONE PIECE2
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「どうしてハルサメに入ってたんですか?」
「あ? こいつか? こいつは……――あっ! そうだ、いい所で会った! お前たちに頼みがある!」
「「「えっ?」」」
突然ルフィからの頼みごとに目を見開いたら、ルフィの背後にクー・ド・バーストで飛んできたであろう、サニー号が落ちてきた。
――私たちはルフィの案内でサニー号に乗り込んだ。そこには共に冒険したメンバーもいる。
「ナミちゃん! サンジ!」
「瑞貴! トリコ! 小松! テリーも!」
「瑞貴ちゅわ~ん! 久しぶり~!」
「僕らは眼中外ですか!? サンジさん!」
久しぶりなのにサンジが私に対してもメロリンモードを発動してくれた。他のみんなも私たちのことを前回のことでルフィたちに教えてもらったのか歓迎してくれた。
でも、前に一緒に冒険したメンバーの中で一人足りない。そう……チョッパーがマストのベンチでぐったりしていた。頬は何故か一部が青く、力も入らないみたい。
「チョッパーさんが病気!?」
〈ハァ…ハァ……。船乗りが航海中にかかる『深海熱』にかかっちゃったんだ……〉
「深海熱?」
〈ああ……。深海の水温みたいに…だんだん冷たくなって…海のように青ざめてくって病なんだよ……〉
「治すには『海鮮の実』が必要だって言うのよ」
「海鮮の実か……」
通常の薬や薬草じゃ治らないようで、ナミちゃんの言う海鮮の実が必要のようだ。
「海にあるってんで、ルフィの奴あと先考えずに海に飛び込みやがってよ」
「で、ハルサメに食べられたんですね……」
「うん」
「能力者だってのにムチャなことを……」
ウソップの説明を言い換えればそれほどチョッパーが大切だからこそ、なんとしてでも救おうとしたんだよね。ルフィの仲間に対する想いは尊敬に値する。
「トリコ、海鮮の実がある場所知らねぇか?」
「前に聞いたことがある。海鮮の実は中華食材で溢れ返る島・塔中華島にあると」
「塔中華島?」
サンジたちは聞いたことがないらしい。でも私も何かの本で読んだことがある。
「医食同源――体によくてうまい様々な食材があるって言う島だよね」
「ああ。海鮮の実はイセエビにタイ…フグなど、様々な海鮮類・海の幸がたっぷり詰まってるという伝説の実だ。俺も食ってみてぇ~!」
「結局そこかい!」
常に自分の食欲も忘れないってのがトリコらしいけど、思わずツッコミを入れてしまった。
「よーし! 塔中華島に出発だー!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
ルフィの号令に私たちも麦わらの一味と共にかけ声を上げた。
☆☆☆☆☆
幸いトリコが行き先を知ってて、文献の記憶と自分の嗅覚を頼りに進んでいたら一つの島が見えた。ルフィは手で輪を作って覗き込み、トリコは嗅覚で確認し、私とウソップは望遠鏡で確認する。
「あれが塔中華島か?」
「ああ。間違いねぇ。食材のいい匂いがプンプンしてくるぜ!」
「島の模様といい、岩が中華まんやシュウマイのような形をして、正に中華の島って感じだね」
「おい、なんか人が作ったような建てモンがあるみてぇだぞ? 壁か?」
ウソップが注目したのは頂上にある水門みたいな場所だろう。古いけど確かに人が作ったって感じだ。
「大昔は人間がいたのさ。だが、追い出された」
「えっ?」
「あの島に育つ食材は薬にもなるんだ。それを求めて大勢の人間が住み着いた。しかし、その人間こそが最も有害な生き物だとみなされて、島の猛獣たちに排除されたらしい」
それって捕獲レベルもかなり高い猛獣がいるってことだろう。簡単に海鮮の実を手に入るわけではなさそうだな。
――島に行くメンバーは私とトリコと小松さんとテリー、ルフィとゾロとナミちゃんとロビンさんとチョッパーになった。でもチョッパーは患者だからテリーの背に乗ってグッタリしている。
「大丈夫ですか、チョッパーさん? 船にいた方が良かったんじゃ……」
〈トリノ王国の図書館で海鮮の実を図鑑で見たのは俺だけだ……。トリコも見たことないって言うし……〉
確かにチョッパーの確認が重要になる。それに手に入れたらすぐにチョッパーに食べさせることができるという点は、一石二鳥になるかもしれない。
☆☆☆☆☆
「チョッパー……」
「大丈夫ですかねぇ?」
「奴らを信じて待つしかねぇだろ」
島を眺めていたウソップとブルックとフランキーだが、突如いい香りがして来て振り向いた。なんとサンジが大鍋で何かを作っている。
「いい匂い!」
「何作ってんだ? サンジ」
「ハルサメスープだ」
「うまそー!」
それはトリコがさっき捕獲したハルサメだ。鮮度の件もあって勿体ないので食べていいと受け取ったのだ。
「あ? こいつか? こいつは……――あっ! そうだ、いい所で会った! お前たちに頼みがある!」
「「「えっ?」」」
突然ルフィからの頼みごとに目を見開いたら、ルフィの背後にクー・ド・バーストで飛んできたであろう、サニー号が落ちてきた。
――私たちはルフィの案内でサニー号に乗り込んだ。そこには共に冒険したメンバーもいる。
「ナミちゃん! サンジ!」
「瑞貴! トリコ! 小松! テリーも!」
「瑞貴ちゅわ~ん! 久しぶり~!」
「僕らは眼中外ですか!? サンジさん!」
久しぶりなのにサンジが私に対してもメロリンモードを発動してくれた。他のみんなも私たちのことを前回のことでルフィたちに教えてもらったのか歓迎してくれた。
でも、前に一緒に冒険したメンバーの中で一人足りない。そう……チョッパーがマストのベンチでぐったりしていた。頬は何故か一部が青く、力も入らないみたい。
「チョッパーさんが病気!?」
〈ハァ…ハァ……。船乗りが航海中にかかる『深海熱』にかかっちゃったんだ……〉
「深海熱?」
〈ああ……。深海の水温みたいに…だんだん冷たくなって…海のように青ざめてくって病なんだよ……〉
「治すには『海鮮の実』が必要だって言うのよ」
「海鮮の実か……」
通常の薬や薬草じゃ治らないようで、ナミちゃんの言う海鮮の実が必要のようだ。
「海にあるってんで、ルフィの奴あと先考えずに海に飛び込みやがってよ」
「で、ハルサメに食べられたんですね……」
「うん」
「能力者だってのにムチャなことを……」
ウソップの説明を言い換えればそれほどチョッパーが大切だからこそ、なんとしてでも救おうとしたんだよね。ルフィの仲間に対する想いは尊敬に値する。
「トリコ、海鮮の実がある場所知らねぇか?」
「前に聞いたことがある。海鮮の実は中華食材で溢れ返る島・塔中華島にあると」
「塔中華島?」
サンジたちは聞いたことがないらしい。でも私も何かの本で読んだことがある。
「医食同源――体によくてうまい様々な食材があるって言う島だよね」
「ああ。海鮮の実はイセエビにタイ…フグなど、様々な海鮮類・海の幸がたっぷり詰まってるという伝説の実だ。俺も食ってみてぇ~!」
「結局そこかい!」
常に自分の食欲も忘れないってのがトリコらしいけど、思わずツッコミを入れてしまった。
「よーし! 塔中華島に出発だー!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
ルフィの号令に私たちも麦わらの一味と共にかけ声を上げた。
☆☆☆☆☆
幸いトリコが行き先を知ってて、文献の記憶と自分の嗅覚を頼りに進んでいたら一つの島が見えた。ルフィは手で輪を作って覗き込み、トリコは嗅覚で確認し、私とウソップは望遠鏡で確認する。
「あれが塔中華島か?」
「ああ。間違いねぇ。食材のいい匂いがプンプンしてくるぜ!」
「島の模様といい、岩が中華まんやシュウマイのような形をして、正に中華の島って感じだね」
「おい、なんか人が作ったような建てモンがあるみてぇだぞ? 壁か?」
ウソップが注目したのは頂上にある水門みたいな場所だろう。古いけど確かに人が作ったって感じだ。
「大昔は人間がいたのさ。だが、追い出された」
「えっ?」
「あの島に育つ食材は薬にもなるんだ。それを求めて大勢の人間が住み着いた。しかし、その人間こそが最も有害な生き物だとみなされて、島の猛獣たちに排除されたらしい」
それって捕獲レベルもかなり高い猛獣がいるってことだろう。簡単に海鮮の実を手に入るわけではなさそうだな。
――島に行くメンバーは私とトリコと小松さんとテリー、ルフィとゾロとナミちゃんとロビンさんとチョッパーになった。でもチョッパーは患者だからテリーの背に乗ってグッタリしている。
「大丈夫ですか、チョッパーさん? 船にいた方が良かったんじゃ……」
〈トリノ王国の図書館で海鮮の実を図鑑で見たのは俺だけだ……。トリコも見たことないって言うし……〉
確かにチョッパーの確認が重要になる。それに手に入れたらすぐにチョッパーに食べさせることができるという点は、一石二鳥になるかもしれない。
☆☆☆☆☆
「チョッパー……」
「大丈夫ですかねぇ?」
「奴らを信じて待つしかねぇだろ」
島を眺めていたウソップとブルックとフランキーだが、突如いい香りがして来て振り向いた。なんとサンジが大鍋で何かを作っている。
「いい匂い!」
「何作ってんだ? サンジ」
「ハルサメスープだ」
「うまそー!」
それはトリコがさっき捕獲したハルサメだ。鮮度の件もあって勿体ないので食べていいと受け取ったのだ。