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「行ってみようか」
「いいんですか?」
「僕のワガママで買い物に付き合ってくれたし、今度は僕が瑞貴ちゃんのやりたいことに付き合う番だよ。それに小物をどうやって作るのかも興味あるしね」
「ありがとうございます!」
ハンドメイド系はある程度やったことあるけど、レジンチャームはまだやったことないから嬉しい!
受付に申し込んでココさんと二人で行ってみたら、女性だけじゃなく男性もいる。彼女にプレゼントするらしい人もいれば、自分のバンドグッズを作っている人もいた。
「へぇ、チャームだけじゃなくペンダントとかも作れるんだね。面白そうだ」
「ここにあるパーツを選んで作ったいいんですよね。どれにしようかワクワクします!」
それから最初にもらった白紙へデザインのイメージを書き、私とココさんはそれぞれパーツを取った。
ココさんが「せっかくだから完成するまで、お互い秘密にしようか」と言ったので、私たちはお互いどんなのを作るのかわからない。だからココさんがどんなの作るか楽しみだな~。
☆☆☆☆☆
それから私たちはお互いの作品が完成する頃には夕方になっており、街から離れた場所でキッスを待つ。これからココさんの家で夕飯なんだよ。
「そうだ、ココさん。これ、私からココさんへプレゼントです」
「僕に? フフッ、奇遇だね。僕も瑞貴ちゃんにプレゼントがあるんだ」
「えっ? ココさんも?」
私たちがそれぞれ差し出したのは、さっきの体験教室のロゴが入った袋だ。どうやらお互い相手に渡そうと思って作ったみたい。こういう考えが一緒なのもある意味両想いかな?
私がココさんに渡したのはチャーム付きのストラップで、デザインはシンプルにクローバーとシロメツクサ。ココさんが私にくれたのはヘアゴムでデザインは桜とラメが入って、光の角度によってキラキラと輝いている。
「ココさん、ありがとうございます! とっても可愛いです!」
「喜んでくれて僕も嬉しいよ。次のデートのときに付けてくれるかい?」
「はい!」
「僕のはストラップだし、せっかくだから携帯に付けようかな」
ココさんは携帯を取り出してさっそく付けてくれた。よほどのことがない限り携帯って持ち歩いているから、いつも持ってくれることが嬉しいな。
「これで離ればなれになっても、君のことをいつでも思い浮かべられるね」
「はい、明日からまた修業ですね……」
「瑞貴ちゃん」
急に寂しくなって顔をうつむけていたら、ココさんが私の両頬に手を当ててそっと顔を上げさせてくれた。
「今は明日のことより今日のことを考えよう。今日の僕は美食屋ても占い師でもなく、君の恋人としているんだから」
「……はい!」
ココさんの言葉に嬉しくなった私が笑顔を浮かべると、ココさんも微笑んでそのまま顔を近づけて来た。それが何を意味するかわかった私はそっと目を閉じる。
チュッ。
「君といると毒の制御ができているか心配だな。唇、痺れてない?」
「環境適応人間だから毒は全然平気です。けど……」
「けど?」
「……恥ずかしさで頭が痺れています」
まるでプシューという効果音が聞こえそうなくらい私が顔を赤くすると、ココさんがクスクスと笑っている。別に初めてじゃないんだけど、やっぱり緊張と恥ずかしさがあるんだよね……。
キッスが来るまで、私たちはもう一度唇を合わせるのだった。
あとがき→
「いいんですか?」
「僕のワガママで買い物に付き合ってくれたし、今度は僕が瑞貴ちゃんのやりたいことに付き合う番だよ。それに小物をどうやって作るのかも興味あるしね」
「ありがとうございます!」
ハンドメイド系はある程度やったことあるけど、レジンチャームはまだやったことないから嬉しい!
受付に申し込んでココさんと二人で行ってみたら、女性だけじゃなく男性もいる。彼女にプレゼントするらしい人もいれば、自分のバンドグッズを作っている人もいた。
「へぇ、チャームだけじゃなくペンダントとかも作れるんだね。面白そうだ」
「ここにあるパーツを選んで作ったいいんですよね。どれにしようかワクワクします!」
それから最初にもらった白紙へデザインのイメージを書き、私とココさんはそれぞれパーツを取った。
ココさんが「せっかくだから完成するまで、お互い秘密にしようか」と言ったので、私たちはお互いどんなのを作るのかわからない。だからココさんがどんなの作るか楽しみだな~。
☆☆☆☆☆
それから私たちはお互いの作品が完成する頃には夕方になっており、街から離れた場所でキッスを待つ。これからココさんの家で夕飯なんだよ。
「そうだ、ココさん。これ、私からココさんへプレゼントです」
「僕に? フフッ、奇遇だね。僕も瑞貴ちゃんにプレゼントがあるんだ」
「えっ? ココさんも?」
私たちがそれぞれ差し出したのは、さっきの体験教室のロゴが入った袋だ。どうやらお互い相手に渡そうと思って作ったみたい。こういう考えが一緒なのもある意味両想いかな?
私がココさんに渡したのはチャーム付きのストラップで、デザインはシンプルにクローバーとシロメツクサ。ココさんが私にくれたのはヘアゴムでデザインは桜とラメが入って、光の角度によってキラキラと輝いている。
「ココさん、ありがとうございます! とっても可愛いです!」
「喜んでくれて僕も嬉しいよ。次のデートのときに付けてくれるかい?」
「はい!」
「僕のはストラップだし、せっかくだから携帯に付けようかな」
ココさんは携帯を取り出してさっそく付けてくれた。よほどのことがない限り携帯って持ち歩いているから、いつも持ってくれることが嬉しいな。
「これで離ればなれになっても、君のことをいつでも思い浮かべられるね」
「はい、明日からまた修業ですね……」
「瑞貴ちゃん」
急に寂しくなって顔をうつむけていたら、ココさんが私の両頬に手を当ててそっと顔を上げさせてくれた。
「今は明日のことより今日のことを考えよう。今日の僕は美食屋ても占い師でもなく、君の恋人としているんだから」
「……はい!」
ココさんの言葉に嬉しくなった私が笑顔を浮かべると、ココさんも微笑んでそのまま顔を近づけて来た。それが何を意味するかわかった私はそっと目を閉じる。
チュッ。
「君といると毒の制御ができているか心配だな。唇、痺れてない?」
「環境適応人間だから毒は全然平気です。けど……」
「けど?」
「……恥ずかしさで頭が痺れています」
まるでプシューという効果音が聞こえそうなくらい私が顔を赤くすると、ココさんがクスクスと笑っている。別に初めてじゃないんだけど、やっぱり緊張と恥ずかしさがあるんだよね……。
キッスが来るまで、私たちはもう一度唇を合わせるのだった。
あとがき→