大好きな君へ
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トリップしてから誕生日は何度か迎えたが、こんなに集まって誕生日パーティーを開いてくれたなんて初めてだ。もともと尋ねられない限り誕生日を明かさないし、あまり気にしたことがないからである。
そしてここにいるメンバーは自分の誕生日を祝うために来てくれたのだとわかり、瑞貴は胸の中が温かくなって目頭が熱くなってきた。思わず泣きそうになるのを堪えながらも、礼を言うため笑顔を浮かべる。
「みんな、ありがとう!」
――それから誕生日パーティーが始まった。バーベキューといえどオードブルやデザートも種類豊富にあるので、小松だけじゃなくココやサニーやリンも腕をふるってくれたのだ。
「う~ん! どれもおいしい!」
「あっ。瑞貴の首から下げているペンダント、とっても綺麗だし!」
「もしかして他に誰かからもらったの?」
「あっ、これ? 私のパートナーたちからもらったの」
「えっ? サンとウォーとフィルからですか?」
「うん。材料を三人が集めて私の友人に加工してもらったみたい。一緒にメッセージカードとプレゼントのブレスレットをもらったから」
瑞貴が首から下げているのは、少し大きめの羽を中心に小さな真珠と宝石が連なったペンダントだ。サンの羽、フィルが見つけた宝石、ウォーが見つけた真珠、これらを長年の付き合いである花屋のリノが加工して作った。
「みんな出会ってから毎年お祝いにくれるの。珍しい食材とか、強い猛獣に三人で組んで倒したこともあったんだよ。帰って来たらみんなボロボロだったからびっくりしたなぁ……」
「きっとみんな、瑞貴のことが大好きだからムチャしちゃったんだし」
「それじゃ、私たちのプレゼントも受け取ってね」
〈クルッポー!〉
「はい、瑞貴!」
「ありがとう! 開けていいかな?」
「もちろんよ」
リンからはいろんな種類の入浴剤、ティナからは香水である。どちらも包装紙から中のデザインもとても可愛らしい。
「ウチが愛用しているメーカーだし。仕事の終わったあととか、疲れたときとかにはピッタリで癒されるし!」
「私のはプライベートのときに使ってね。デザインもそうだけど香りも瑞貴に似合うなぁって思ったのよ」
「――あっ! リン、てめっ何(ニ)先に渡してんだ!」
外野から声が聞こえたと思ったら、眉を寄せてサニーがやって来た。うしろにはココとゼブラもいる。
「ウチがいつプレゼントをあげるのかなんてウチの自由だし。お兄ちゃんには関係ないし~」
「ンだと!? 兄を差し置くなんて美(ツク)しくねー!」
「まあまあ、サニー。僕らも今渡せばいいことじゃないか。――ということで。はい、瑞貴ちゃん。これは僕からのプレゼント」
「わっ、ありがとうございます!」
「ココ、お前(マ)もか! ったく、これは俺(レ)からだ」
「サニーもありがとう!」
「ん」
「ゼブラも私に?」
「いらねぇなら捨てる」
「いる! ゼブラ、ありがとう!」
ココからは星の模様が刺繍された手作りブックカバーと栞、サニーからは美容グッズ、ゼブラからはウサギのマスコットだ。
「もしかしてこの刺繍もココさんが?」
「うん。初めてやったからあんまり上手じゃないかもしれないけど……」
「毒のくせにセンスが良(イ)なんて信じらんねー!」
「なんてストレートな……まあ、いろんな本を参考にしたからね」
「瑞貴、俺(レ)からのプレゼントは毎日しっかり使え。一回のサボりが美の衰えだと思うし」
「ハ、ハイ」
サニーがあまりにも迫力のある眼力と声音で言うので、瑞貴は首を縦に振る他ない。横に振ったら間違いなく美について説教と講義が待っているだろう。
そしてここにいるメンバーは自分の誕生日を祝うために来てくれたのだとわかり、瑞貴は胸の中が温かくなって目頭が熱くなってきた。思わず泣きそうになるのを堪えながらも、礼を言うため笑顔を浮かべる。
「みんな、ありがとう!」
――それから誕生日パーティーが始まった。バーベキューといえどオードブルやデザートも種類豊富にあるので、小松だけじゃなくココやサニーやリンも腕をふるってくれたのだ。
「う~ん! どれもおいしい!」
「あっ。瑞貴の首から下げているペンダント、とっても綺麗だし!」
「もしかして他に誰かからもらったの?」
「あっ、これ? 私のパートナーたちからもらったの」
「えっ? サンとウォーとフィルからですか?」
「うん。材料を三人が集めて私の友人に加工してもらったみたい。一緒にメッセージカードとプレゼントのブレスレットをもらったから」
瑞貴が首から下げているのは、少し大きめの羽を中心に小さな真珠と宝石が連なったペンダントだ。サンの羽、フィルが見つけた宝石、ウォーが見つけた真珠、これらを長年の付き合いである花屋のリノが加工して作った。
「みんな出会ってから毎年お祝いにくれるの。珍しい食材とか、強い猛獣に三人で組んで倒したこともあったんだよ。帰って来たらみんなボロボロだったからびっくりしたなぁ……」
「きっとみんな、瑞貴のことが大好きだからムチャしちゃったんだし」
「それじゃ、私たちのプレゼントも受け取ってね」
〈クルッポー!〉
「はい、瑞貴!」
「ありがとう! 開けていいかな?」
「もちろんよ」
リンからはいろんな種類の入浴剤、ティナからは香水である。どちらも包装紙から中のデザインもとても可愛らしい。
「ウチが愛用しているメーカーだし。仕事の終わったあととか、疲れたときとかにはピッタリで癒されるし!」
「私のはプライベートのときに使ってね。デザインもそうだけど香りも瑞貴に似合うなぁって思ったのよ」
「――あっ! リン、てめっ何(ニ)先に渡してんだ!」
外野から声が聞こえたと思ったら、眉を寄せてサニーがやって来た。うしろにはココとゼブラもいる。
「ウチがいつプレゼントをあげるのかなんてウチの自由だし。お兄ちゃんには関係ないし~」
「ンだと!? 兄を差し置くなんて美(ツク)しくねー!」
「まあまあ、サニー。僕らも今渡せばいいことじゃないか。――ということで。はい、瑞貴ちゃん。これは僕からのプレゼント」
「わっ、ありがとうございます!」
「ココ、お前(マ)もか! ったく、これは俺(レ)からだ」
「サニーもありがとう!」
「ん」
「ゼブラも私に?」
「いらねぇなら捨てる」
「いる! ゼブラ、ありがとう!」
ココからは星の模様が刺繍された手作りブックカバーと栞、サニーからは美容グッズ、ゼブラからはウサギのマスコットだ。
「もしかしてこの刺繍もココさんが?」
「うん。初めてやったからあんまり上手じゃないかもしれないけど……」
「毒のくせにセンスが良(イ)なんて信じらんねー!」
「なんてストレートな……まあ、いろんな本を参考にしたからね」
「瑞貴、俺(レ)からのプレゼントは毎日しっかり使え。一回のサボりが美の衰えだと思うし」
「ハ、ハイ」
サニーがあまりにも迫力のある眼力と声音で言うので、瑞貴は首を縦に振る他ない。横に振ったら間違いなく美について説教と講義が待っているだろう。