大好きな君へ
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マダムフィッシュの捕獲からしばらく経った頃、トリコの自宅であるスウィーツハウスでは小松が新作料理を振る舞っていた。ちなみに瑞貴は舞獣姫の活動をしているのでこの場にはいないが……。
「トリコ――ッ!!」
バンッ!
「うおっ!? リン!?」
「リンさん!?」
思いっきり扉を開けてやって来たのはグルメ研究所の猛獣使い・リンだ。彼女の突然な訪問はほとんどいつものことだが、今回の鬼気迫る迫力にトリコも小松も思わず椅子からひっくり返るほど衝撃を受けた。
「あっ、小松もいたんだ。ちょうどよかったし!」
「ちょうどよかったって……何かあったんですか?」
「『あった』じゃなくて『ある』んだし! ――誕生日パーティーやるし!」
…………。
「「えっ?」」
リンの口から出た言葉を、トリコと小松は理解するのに少し時間がかかった。トリコは目を閉じてコメカミに指を当てつつ頭の中で復唱しながら質問する。
「ちょっと待て、リン。何がどうしてそうなった? 俺たちの身近の奴の誰かが誕生日なのか?」
「うん。実はね――」
リンの説明によると――先日瑞貴とグルメ研究所でお茶をしていたときに、血液型とか好きなモノとか、知っているようで知らないお互いのプロフィールを教え合いっこしたのだ。その中には誕生日もあり、瑞貴の口から出た日付は今から一週間後だった。
瑞貴はリンにとってトリコと同じくらい好きで大切な親友であり、やはり誕生日は祝いたいものだから、今回のことを提案したのだ。
「で、ここに来るまでココやお兄ちゃんやティナにも連絡してきたの。ちなみにゼブラはお得意の地獄耳で聴こえてるはずだから、連絡はしなくても勝手に来ると思うし」
「なんだかゼブラさんの扱いだけゾンザイですね……」
「誕生日かぁ……そういやあいつの生まれた日なんて聞いたことなかったな」
「トリコさん、やりましょうよ! 瑞貴さんの誕生日パーティー! 僕も日頃の感謝も込めてお祝いしたいです!」
「そうだな。――よし、恵方巻の具材集めはひとまず休憩だ。あいつが気絶するくらいうまいモン用意しつかないとな!」
「気絶ってどんなの用意するんですか! 最悪な誕生日になっちゃいますよ!」
こうして誕生日パーティーに参加するメンバーに連絡しつつ、当日まで準備を進めることになった。ちなみに当の本人である瑞貴には『恵方巻の具材になるいい食材を調べるため、しばらく旅には出ない』と言っておいたので、舞獣姫の寄付活動に専念すると返事が返って来たのだった。
☆☆☆☆☆
あれから一週間後の夜、瑞貴はIGOが所有しているとある海岸へフィルに乗りながら森を通っていた。上空にはサンが飛び、フィルの隣にはウォーも一緒に走っている。
「リンちゃんからの呼び出しなんて珍しいなぁ。しかもサンもフィルもウォーも連れて来いなんて……何か珍しい食材でも見つけたのかな?」
〈アオオッ!〉
〈クウッ!〉
〈ギュアッ!〉
「そうだね。みんなも食べられるのだといいね」
それぞれの顔を見ながら瑞貴が笑っていると、森が終わりとなる光が見えてきた。全員が道を抜けると――。
「「「「「Happy Birthday!! 瑞貴/ちゃん/さん!!」」」」」
「わみゃ!?」
目的の海岸にいたのはトリコと小松を始め、ココもサニーもゼブラもリンもティナもいる。さらにはテリーもキッスもクインもユンもいるので、まさかの大集合に驚いて瑞貴は目をパチクリした。
「えっ? えっ? これって何?」
「何って瑞貴の誕生日パーティーだし!」
「せっかくだから、バーベキューにしてみたの!」
「私の誕生日パーティーって……みんなそのために集まってくれたの? 修業だってあるのに……?」
「当然。俺が前の誕生日を祝わないなんて美(ツク)しくないことはしないさ」
「俺はてめぇがチョーシに乗らないか見張りに来ただけだ」
「誕生日なんだからそれぐらい目をつぶろうか。それにそんなこと言ってるけど、ゼブラは一番乗りでここに来たんだよ」
「いいから早く食おうぜ。俺もう腹ペコなんだよ~」
「トリコさん……主役が来たばかりなんだから、もう少し我慢しましょうよ」
「トリコ――ッ!!」
バンッ!
「うおっ!? リン!?」
「リンさん!?」
思いっきり扉を開けてやって来たのはグルメ研究所の猛獣使い・リンだ。彼女の突然な訪問はほとんどいつものことだが、今回の鬼気迫る迫力にトリコも小松も思わず椅子からひっくり返るほど衝撃を受けた。
「あっ、小松もいたんだ。ちょうどよかったし!」
「ちょうどよかったって……何かあったんですか?」
「『あった』じゃなくて『ある』んだし! ――誕生日パーティーやるし!」
…………。
「「えっ?」」
リンの口から出た言葉を、トリコと小松は理解するのに少し時間がかかった。トリコは目を閉じてコメカミに指を当てつつ頭の中で復唱しながら質問する。
「ちょっと待て、リン。何がどうしてそうなった? 俺たちの身近の奴の誰かが誕生日なのか?」
「うん。実はね――」
リンの説明によると――先日瑞貴とグルメ研究所でお茶をしていたときに、血液型とか好きなモノとか、知っているようで知らないお互いのプロフィールを教え合いっこしたのだ。その中には誕生日もあり、瑞貴の口から出た日付は今から一週間後だった。
瑞貴はリンにとってトリコと同じくらい好きで大切な親友であり、やはり誕生日は祝いたいものだから、今回のことを提案したのだ。
「で、ここに来るまでココやお兄ちゃんやティナにも連絡してきたの。ちなみにゼブラはお得意の地獄耳で聴こえてるはずだから、連絡はしなくても勝手に来ると思うし」
「なんだかゼブラさんの扱いだけゾンザイですね……」
「誕生日かぁ……そういやあいつの生まれた日なんて聞いたことなかったな」
「トリコさん、やりましょうよ! 瑞貴さんの誕生日パーティー! 僕も日頃の感謝も込めてお祝いしたいです!」
「そうだな。――よし、恵方巻の具材集めはひとまず休憩だ。あいつが気絶するくらいうまいモン用意しつかないとな!」
「気絶ってどんなの用意するんですか! 最悪な誕生日になっちゃいますよ!」
こうして誕生日パーティーに参加するメンバーに連絡しつつ、当日まで準備を進めることになった。ちなみに当の本人である瑞貴には『恵方巻の具材になるいい食材を調べるため、しばらく旅には出ない』と言っておいたので、舞獣姫の寄付活動に専念すると返事が返って来たのだった。
☆☆☆☆☆
あれから一週間後の夜、瑞貴はIGOが所有しているとある海岸へフィルに乗りながら森を通っていた。上空にはサンが飛び、フィルの隣にはウォーも一緒に走っている。
「リンちゃんからの呼び出しなんて珍しいなぁ。しかもサンもフィルもウォーも連れて来いなんて……何か珍しい食材でも見つけたのかな?」
〈アオオッ!〉
〈クウッ!〉
〈ギュアッ!〉
「そうだね。みんなも食べられるのだといいね」
それぞれの顔を見ながら瑞貴が笑っていると、森が終わりとなる光が見えてきた。全員が道を抜けると――。
「「「「「Happy Birthday!! 瑞貴/ちゃん/さん!!」」」」」
「わみゃ!?」
目的の海岸にいたのはトリコと小松を始め、ココもサニーもゼブラもリンもティナもいる。さらにはテリーもキッスもクインもユンもいるので、まさかの大集合に驚いて瑞貴は目をパチクリした。
「えっ? えっ? これって何?」
「何って瑞貴の誕生日パーティーだし!」
「せっかくだから、バーベキューにしてみたの!」
「私の誕生日パーティーって……みんなそのために集まってくれたの? 修業だってあるのに……?」
「当然。俺が前の誕生日を祝わないなんて美(ツク)しくないことはしないさ」
「俺はてめぇがチョーシに乗らないか見張りに来ただけだ」
「誕生日なんだからそれぐらい目をつぶろうか。それにそんなこと言ってるけど、ゼブラは一番乗りでここに来たんだよ」
「いいから早く食おうぜ。俺もう腹ペコなんだよ~」
「トリコさん……主役が来たばかりなんだから、もう少し我慢しましょうよ」