パートナーとの出会い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「みんなー! おやつできたよー!」
〈アオッ!〉
〈ギュアッ!〉
〈クウッ!〉
庭でくつろいでいたみんなを呼んだら、全員ひと鳴きしてこっちに駆け寄ってきた。それにしてもみんなかなり大きくなったなぁ……グルメ界から人間界に来て七年経ったけど、初めて会ったときより体格も力も成長している。
今日はみんなと出会ったことを語ろうと思う。私の大切な家族であり、パートナーのことを。
☆☆☆☆☆
【サンライトとの出会い】
あれは人間界に来て三ヶ月経った頃だ。ヒールフォレストの家での生活にも慣れ、美食屋の活動で卸す先(トムさんの店)を見つけ、本格的に美食屋活動を始めたとき。
とある島でおいしそうなベリーが実っていたので近づいたら、捕獲レベル30以上もある猛獣に襲われたんだ。あとで知ったんだけど、私が捕獲しようとしたのはグランドベリーで、猛獣はその周りを根城にしているシャークハコガメだった。
〈オオォォオオオ!〉
「わみゃあぁぁあああ!」
当時の私は美食屋としてまだまだで(今もまだまだだけど)、捕獲レベル10くらいが精一杯だった。コントロールするくらい精神も鍛えてなかったから四神に変化するわけにもいかなかったし、逃げ回るしかなかった。
使える技も疾風斬しかなかったし、なんとか地の利を生かすしかないと思っていたときだった――。
ピカッ!
〈アオオオッ!〉
〈オオオッ!〉
「えっ?」
昼間にもかかわらず目映いくらいの閃光が放ったと思ったら、空から現れた鳥がシャークハコガメに雷撃を浴びせて気絶させた。
この大きさにこの神々しいくらいの輝きを持つ鳥……伝説の雷鳥と言われる、ライトニングフェニックス!? こっちを見たときは攻撃するのかと思ったけど、ジッと見るだけで何もしない。
「助けてくれたの……?」
〈…………〉
ライトニングフェニックスは私を一瞥するとグランドベリーの木に行ってひと粒口にくわえた。ただ単にグランドベリーが欲しかったんだ、そう思ったんだけど……。
ポトッ。
「えっ? えっ?」
〈アオッ〉
なんと私の前にグランドベリーを置いた。思わず目をパチクリするとライトニングフェニックスは私を見て頷いていたので、私にくれたのだと理解するのに数秒かかった。
「……くれるの?」
〈アオオッ〉
頷いたライトニングフェニックスはもう一度グランドベリーをひと粒取ると、今度は自分専用なのかくわえたままどこかへ飛び去って行った。
――帰った私は猛獣や食材の勉強をさらに極めた。それからライトニングフェニックスはハントの行く先々で会うようになり、共闘する内に仲良しになったんだ。
〈アオッ!〉
〈ギュアッ!〉
〈クウッ!〉
庭でくつろいでいたみんなを呼んだら、全員ひと鳴きしてこっちに駆け寄ってきた。それにしてもみんなかなり大きくなったなぁ……グルメ界から人間界に来て七年経ったけど、初めて会ったときより体格も力も成長している。
今日はみんなと出会ったことを語ろうと思う。私の大切な家族であり、パートナーのことを。
☆☆☆☆☆
【サンライトとの出会い】
あれは人間界に来て三ヶ月経った頃だ。ヒールフォレストの家での生活にも慣れ、美食屋の活動で卸す先(トムさんの店)を見つけ、本格的に美食屋活動を始めたとき。
とある島でおいしそうなベリーが実っていたので近づいたら、捕獲レベル30以上もある猛獣に襲われたんだ。あとで知ったんだけど、私が捕獲しようとしたのはグランドベリーで、猛獣はその周りを根城にしているシャークハコガメだった。
〈オオォォオオオ!〉
「わみゃあぁぁあああ!」
当時の私は美食屋としてまだまだで(今もまだまだだけど)、捕獲レベル10くらいが精一杯だった。コントロールするくらい精神も鍛えてなかったから四神に変化するわけにもいかなかったし、逃げ回るしかなかった。
使える技も疾風斬しかなかったし、なんとか地の利を生かすしかないと思っていたときだった――。
ピカッ!
〈アオオオッ!〉
〈オオオッ!〉
「えっ?」
昼間にもかかわらず目映いくらいの閃光が放ったと思ったら、空から現れた鳥がシャークハコガメに雷撃を浴びせて気絶させた。
この大きさにこの神々しいくらいの輝きを持つ鳥……伝説の雷鳥と言われる、ライトニングフェニックス!? こっちを見たときは攻撃するのかと思ったけど、ジッと見るだけで何もしない。
「助けてくれたの……?」
〈…………〉
ライトニングフェニックスは私を一瞥するとグランドベリーの木に行ってひと粒口にくわえた。ただ単にグランドベリーが欲しかったんだ、そう思ったんだけど……。
ポトッ。
「えっ? えっ?」
〈アオッ〉
なんと私の前にグランドベリーを置いた。思わず目をパチクリするとライトニングフェニックスは私を見て頷いていたので、私にくれたのだと理解するのに数秒かかった。
「……くれるの?」
〈アオオッ〉
頷いたライトニングフェニックスはもう一度グランドベリーをひと粒取ると、今度は自分専用なのかくわえたままどこかへ飛び去って行った。
――帰った私は猛獣や食材の勉強をさらに極めた。それからライトニングフェニックスはハントの行く先々で会うようになり、共闘する内に仲良しになったんだ。