もし叶うならば
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――白いタキシードに着替えた僕は不思議な感じがした。これは撮影なのにまるで瑞貴ちゃんと結婚式を挙げる気分になって嬉しく思うのは、それほど彼女のことが好きだからだろう。
スタジオに戻ったらスタッフさんたちは僕を見て騒然とし、その中で僕は瑞貴ちゃんの元へ真っ直ぐ向かう。こちらもメイクの手直しが終わったようで、僕を見るなり瑞貴ちゃんは大きく目を見開いた。
「ココ…さん…ですか?」
「そうだよ。変かな?」
「いえいえ! ただ、あまりに似合い過ぎてさっきまでのココさんとは別人というか、まるで本当に結婚式を挙げる気分になるっていうか……――わみゃあ! こんなこと言ってごめんなさい!」
なんで謝る必要があるのか。むしろ瑞貴ちゃんも僕と同じことを思ってくれて嬉しいのに。今も瑞貴ちゃんが僕に向ける好意は『仲間としての愛情』だけど、いつかそれが『僕への恋慕』となることを祈ろう。
「じゃあ撮りますよー!」
テルマさんの言葉を合図に、その日で一番の想い出となる写真が撮られた。
☆☆☆☆☆
「いっただきまーす!」
「どうぞ、召し上がれ」
後日、撮影をがんばったご褒美として瑞貴ちゃんは僕の家で食事をすることにした。ご褒美を提案したのは僕だし、内容はなんでもいいと言ったんだけど……。
『ココさんの手料理が食べたいです!』
迷いもなく瑞貴ちゃんはそう言ったので、僕は驚きと同時に嬉しくも思った。小松くんと肩を並べるくらいの腕を持つ瑞貴ちゃんが、まさか僕の料理を注文してくれるとはね。
「おいしい~! フグ鯨のとき食べたときも思いましたが、ココさんの料理って本当においしいですね!」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。それに今回に限らず、言ってくれればいつでも作るからね」
「本当ですか!」
「もちろん。でも……」
僕は瑞貴ちゃんの前に紅茶を置きがてら、彼女の耳に囁くように言う。
「僕のお嫁さんに来てくれれば、毎日食べられるよ」
「っ!」
ボンッという効果音がつくくらい瑞貴ちゃんの顔が真っ赤になった。
「そ、そういう冗談はいいですから! あむっ!」
瑞貴ちゃんは大口を開けて料理を食べた。トリコやゼブラなら品がないとか言うかもしれないけど、照れ隠しだってわかっているから可愛く思えてクスクスと笑ってしまう。
ねぇ、瑞貴ちゃん……。確かにあれは撮影で僕たちはただのモデルだったけど、いつか君と本当の結婚式を挙げて記念撮影を撮れることを僕は願っているよ。撮影が嫌いな僕でも、君との思い出ならいいかなって思えるくらいだからね。
あとがき→
スタジオに戻ったらスタッフさんたちは僕を見て騒然とし、その中で僕は瑞貴ちゃんの元へ真っ直ぐ向かう。こちらもメイクの手直しが終わったようで、僕を見るなり瑞貴ちゃんは大きく目を見開いた。
「ココ…さん…ですか?」
「そうだよ。変かな?」
「いえいえ! ただ、あまりに似合い過ぎてさっきまでのココさんとは別人というか、まるで本当に結婚式を挙げる気分になるっていうか……――わみゃあ! こんなこと言ってごめんなさい!」
なんで謝る必要があるのか。むしろ瑞貴ちゃんも僕と同じことを思ってくれて嬉しいのに。今も瑞貴ちゃんが僕に向ける好意は『仲間としての愛情』だけど、いつかそれが『僕への恋慕』となることを祈ろう。
「じゃあ撮りますよー!」
テルマさんの言葉を合図に、その日で一番の想い出となる写真が撮られた。
☆☆☆☆☆
「いっただきまーす!」
「どうぞ、召し上がれ」
後日、撮影をがんばったご褒美として瑞貴ちゃんは僕の家で食事をすることにした。ご褒美を提案したのは僕だし、内容はなんでもいいと言ったんだけど……。
『ココさんの手料理が食べたいです!』
迷いもなく瑞貴ちゃんはそう言ったので、僕は驚きと同時に嬉しくも思った。小松くんと肩を並べるくらいの腕を持つ瑞貴ちゃんが、まさか僕の料理を注文してくれるとはね。
「おいしい~! フグ鯨のとき食べたときも思いましたが、ココさんの料理って本当においしいですね!」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。それに今回に限らず、言ってくれればいつでも作るからね」
「本当ですか!」
「もちろん。でも……」
僕は瑞貴ちゃんの前に紅茶を置きがてら、彼女の耳に囁くように言う。
「僕のお嫁さんに来てくれれば、毎日食べられるよ」
「っ!」
ボンッという効果音がつくくらい瑞貴ちゃんの顔が真っ赤になった。
「そ、そういう冗談はいいですから! あむっ!」
瑞貴ちゃんは大口を開けて料理を食べた。トリコやゼブラなら品がないとか言うかもしれないけど、照れ隠しだってわかっているから可愛く思えてクスクスと笑ってしまう。
ねぇ、瑞貴ちゃん……。確かにあれは撮影で僕たちはただのモデルだったけど、いつか君と本当の結婚式を挙げて記念撮影を撮れることを僕は願っているよ。撮影が嫌いな僕でも、君との思い出ならいいかなって思えるくらいだからね。
あとがき→