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私は元の世界で一度サッカーを辞めた。主に『女子だから』という理由で周りに非難され、これまで私がやってきた努力も存在も全て否定された気分だった。
この『イナズマイレブン』の世界は女子も実力者が多かったから否定されることはない。……そう思ってたんだけど。
「あんたさ、何様?」
「ちょーっとサッカーができるからって、サッカー部のお姫様気取り?」
「他の人たちが迷惑してるの気づかないわけ?」
正直、サッカーとは全く別の理由で努力も存在も否定されるとは思わなかった。
☆☆☆☆☆
エイリア学園の事件から一ヶ月、雷門中も事件の間に新しい校舎ができたので、私たちは普通の学校生活を送っていた。
「瑞貴、次は理科だぞ」
「課題は大丈夫か?」
「もちろん。ちゃんと済ませてあるよ」
「いっけね! 俺、課題のこと忘れてた!」
「もぉ、円堂くんったら」
同じクラスの修也と一郎太と秋ちゃんと守とは、よく一緒に過ごしていた。
「よっ。お前らは理科か?」
「うん。真一たちは音楽?」
「ああ」
「その様子だと、円堂は課題を忘れてるな」
「えっ!? なんでわかったんだ!?」
時折、真一や竜吾や有人たちなど他のクラスでも声をかけてくれる。
学業も部活も充実していて、恵まれていて、スゴく楽しい日々だ。
「あっ。私、ノート忘れてきた!」
「マジか?」
「教室にあるから取って来る」
「瑞貴ちゃん、急いでねー!」
「はーい!」
ふと手元にノートがないことに気づいた私は、一郎太や秋ちゃんたちにそう告げて急いで教室に向かった。理科室とはそれほど距離はなくても、遅刻しないようにしとかなきゃ。
教室に戻ると他の生徒はもう移動したからか誰もいない。自分の机に向かって、中からノートを取り出そうとすると……。
ガサッ。
「あれ?」
私の机の中に、さっきはなかった封筒が入っていた。
――チャイムが鳴る前になんとか理科室に到着して自分の席に向かうと、同じテーブルにいる修也と一郎太と秋ちゃんと守が私に気づいてこっちに顔を向けた。
「あったか?」
「うん」
「間に合ってよかったな」
「遅いから心配していたよ」
「ありがとう」
修也と一郎太と秋ちゃんにそう言って、私は守の隣に座ると……。
「なんかあったか?」
「えっ」
突然守がそう言ったから、思わず声が出てしまった。単純に驚いたんじゃなくて『気づかれた!?』という意味で驚いたんだけど……。
「急にどうしたの?」
「いや、さっき別れたときと違った気がしたんだ。俺にもよくわかんないけど……」
両腕を組んで「う~ん」と唸る守は本当に理屈じゃなくて直観で感じたみたい。顔には出さないようにしていたんだけど、もしそうなら他のみんなも気づいている? そう思って三人を見渡すと、全員頭に『?』マークが出ているような顔をしていた。アニメで見たら間違いなく出ているけど。
内心ホッとした私は『いつもの調子』で守の肩にポンッと手を置くと、守は考え込んでいた最中だからか驚いて少しビクッと肩を震わせた。
この『イナズマイレブン』の世界は女子も実力者が多かったから否定されることはない。……そう思ってたんだけど。
「あんたさ、何様?」
「ちょーっとサッカーができるからって、サッカー部のお姫様気取り?」
「他の人たちが迷惑してるの気づかないわけ?」
正直、サッカーとは全く別の理由で努力も存在も否定されるとは思わなかった。
☆☆☆☆☆
エイリア学園の事件から一ヶ月、雷門中も事件の間に新しい校舎ができたので、私たちは普通の学校生活を送っていた。
「瑞貴、次は理科だぞ」
「課題は大丈夫か?」
「もちろん。ちゃんと済ませてあるよ」
「いっけね! 俺、課題のこと忘れてた!」
「もぉ、円堂くんったら」
同じクラスの修也と一郎太と秋ちゃんと守とは、よく一緒に過ごしていた。
「よっ。お前らは理科か?」
「うん。真一たちは音楽?」
「ああ」
「その様子だと、円堂は課題を忘れてるな」
「えっ!? なんでわかったんだ!?」
時折、真一や竜吾や有人たちなど他のクラスでも声をかけてくれる。
学業も部活も充実していて、恵まれていて、スゴく楽しい日々だ。
「あっ。私、ノート忘れてきた!」
「マジか?」
「教室にあるから取って来る」
「瑞貴ちゃん、急いでねー!」
「はーい!」
ふと手元にノートがないことに気づいた私は、一郎太や秋ちゃんたちにそう告げて急いで教室に向かった。理科室とはそれほど距離はなくても、遅刻しないようにしとかなきゃ。
教室に戻ると他の生徒はもう移動したからか誰もいない。自分の机に向かって、中からノートを取り出そうとすると……。
ガサッ。
「あれ?」
私の机の中に、さっきはなかった封筒が入っていた。
――チャイムが鳴る前になんとか理科室に到着して自分の席に向かうと、同じテーブルにいる修也と一郎太と秋ちゃんと守が私に気づいてこっちに顔を向けた。
「あったか?」
「うん」
「間に合ってよかったな」
「遅いから心配していたよ」
「ありがとう」
修也と一郎太と秋ちゃんにそう言って、私は守の隣に座ると……。
「なんかあったか?」
「えっ」
突然守がそう言ったから、思わず声が出てしまった。単純に驚いたんじゃなくて『気づかれた!?』という意味で驚いたんだけど……。
「急にどうしたの?」
「いや、さっき別れたときと違った気がしたんだ。俺にもよくわかんないけど……」
両腕を組んで「う~ん」と唸る守は本当に理屈じゃなくて直観で感じたみたい。顔には出さないようにしていたんだけど、もしそうなら他のみんなも気づいている? そう思って三人を見渡すと、全員頭に『?』マークが出ているような顔をしていた。アニメで見たら間違いなく出ているけど。
内心ホッとした私は『いつもの調子』で守の肩にポンッと手を置くと、守は考え込んでいた最中だからか驚いて少しビクッと肩を震わせた。