恋すれば変わるモノ
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「そうだったのか……」
またもや円堂の周りの空気が重くなった。ズーンという効果音がズズーンという効果音にレベルアップしたという感じである。
「……なんか俺、最近おかしいんだよ」
「「おかしい?」」
「瑞貴が好かれるのって喜ぶべきだと思うんだ。瑞貴はたった一人で異世界から来て、前のサッカー部でヒドい目に遭ったって聞いたし、それならこの世界で楽しいことをいっぱい作ればいい。サッカーのことも交友関係のことも。楽しそうに笑う瑞貴の笑顔は俺が何よりも好きな表情だ。でも……それなのに嫌だなんて思う俺っておかしいか?」
心臓の位置の制服をギュッと握って眉を下げて尋ねる円堂。それを見た豪炎寺と鬼道は一度お互いの顔を見合わせ、改めて円堂に顔を向けるとフッと笑う。
「おかしくないぞ」
「むしろそれは当然の反応だ、円堂」
「そうなのか?」
「瑞貴が他の男のことを気にかけたり、他の男のモノになってしまうことを考えると、今と同じ気持ちにならないか?」
「あっ……」
円堂はふと思い出した。アメリカ戦前に瑞貴が一之瀬のことを特に気にしていたり、マグニート山で魔王かセインの花嫁にされそうになったり、ロココとフィディオが瑞貴に引っ付いたり……。
「なってる……」
「それをヤキモチ、もしくは嫉妬というんだ。独占欲っていうのは誰もが持っている」
「だからなんらおかしいことはないさ」
「そうだったのか……」
円堂はこのモヤモヤした気持ちの正体がわからなくて混乱していた。かつて瑞貴を『恋として好き』と自覚するまでもそうだったように。だけど鬼道や豪炎寺に教えてもらってどこかスッキリした。
「だが、もっとあいつを信じてみたらどうだ」
「ほら、あっちを見てみろ」
「!」
豪炎寺に促された円堂はもう一度告白現場に顔を向けると、瑞貴は申し訳なさそうにペコペコと頭を下げ、男子生徒は気のいい人なのか首を振っている。
「よかった……!」
「「…………」」
告白を断ったのがわかった円堂は先ほどまでとは打って変わって嬉しそうだ。それを見た豪炎寺と鬼道はやってられんというようにその場を離れるため歩き出す。
「あんまり油断していると、掻っ攫うぞ」
「嫉妬深いと嫌われるからな。そうなれば俺にとってもチャンスだ」
「ハッ!? おい! どういうことだよ!」
「「あきらめの悪さも雷門の必殺技だからな」」
「それはサッカーのことだろー!」
スタスタと何事もないように去って行く豪炎寺と鬼道に向かって、円堂は叫びながら追いかけて行った。
またもや円堂の周りの空気が重くなった。ズーンという効果音がズズーンという効果音にレベルアップしたという感じである。
「……なんか俺、最近おかしいんだよ」
「「おかしい?」」
「瑞貴が好かれるのって喜ぶべきだと思うんだ。瑞貴はたった一人で異世界から来て、前のサッカー部でヒドい目に遭ったって聞いたし、それならこの世界で楽しいことをいっぱい作ればいい。サッカーのことも交友関係のことも。楽しそうに笑う瑞貴の笑顔は俺が何よりも好きな表情だ。でも……それなのに嫌だなんて思う俺っておかしいか?」
心臓の位置の制服をギュッと握って眉を下げて尋ねる円堂。それを見た豪炎寺と鬼道は一度お互いの顔を見合わせ、改めて円堂に顔を向けるとフッと笑う。
「おかしくないぞ」
「むしろそれは当然の反応だ、円堂」
「そうなのか?」
「瑞貴が他の男のことを気にかけたり、他の男のモノになってしまうことを考えると、今と同じ気持ちにならないか?」
「あっ……」
円堂はふと思い出した。アメリカ戦前に瑞貴が一之瀬のことを特に気にしていたり、マグニート山で魔王かセインの花嫁にされそうになったり、ロココとフィディオが瑞貴に引っ付いたり……。
「なってる……」
「それをヤキモチ、もしくは嫉妬というんだ。独占欲っていうのは誰もが持っている」
「だからなんらおかしいことはないさ」
「そうだったのか……」
円堂はこのモヤモヤした気持ちの正体がわからなくて混乱していた。かつて瑞貴を『恋として好き』と自覚するまでもそうだったように。だけど鬼道や豪炎寺に教えてもらってどこかスッキリした。
「だが、もっとあいつを信じてみたらどうだ」
「ほら、あっちを見てみろ」
「!」
豪炎寺に促された円堂はもう一度告白現場に顔を向けると、瑞貴は申し訳なさそうにペコペコと頭を下げ、男子生徒は気のいい人なのか首を振っている。
「よかった……!」
「「…………」」
告白を断ったのがわかった円堂は先ほどまでとは打って変わって嬉しそうだ。それを見た豪炎寺と鬼道はやってられんというようにその場を離れるため歩き出す。
「あんまり油断していると、掻っ攫うぞ」
「嫉妬深いと嫌われるからな。そうなれば俺にとってもチャンスだ」
「ハッ!? おい! どういうことだよ!」
「「あきらめの悪さも雷門の必殺技だからな」」
「それはサッカーのことだろー!」
スタスタと何事もないように去って行く豪炎寺と鬼道に向かって、円堂は叫びながら追いかけて行った。