取り戻したい、帰りたい
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「一人になるときを狙ってマベちゃんの恋人ちゃんを誘拐しようと思ったら、こ~んな可愛い女の子まで一緒なんて俺は運がいいな。ねぇ、君、俺の恋人になる気はない?」
「あるわけないでしょ! 私はもう恋人がいるので間に合ってる!」
「落ち着いてください! バスコを刺激してはなりません!」
品定めするように見てくるバスコを、鎖で縛られて床に座っているミズキは今にも噛みつかんとばかり吠えていると、隣で同じく鎖で縛られているアイムは宥めた。
「あれあれ? マベちゃんの恋人ちゃん、なんだか落ち着き過ぎてない?」
「……わたくしは、抵抗するだけムダだということを察しているだけです」
「フ~ン。まあ賢明な判断だね」
(ヒカルくん……! お兄ちゃん……! みんな……!)
もともと王族のアイムは気品ある落ち着きさを見せているが、ミズキは恋人と兄と仲間たちのことを思い歯を食いしばっていた。
☆☆☆☆☆
珍しく明が少しだけ列車に乗っている間、トンネルを抜けたら違う時代に来たという奇跡が起こった。シャドーラインの脅威がないし、このところ戦い詰めだったということで、車掌とワゴンが原因を探っている間にトッキュウジャーは街を探索していた。
『ミズキ! お兄ちゃんと一緒に行こう!』
『……ごめん。ヒカリくんからもう誘われてOKしちゃってるの』
『えー!?』
『悪いな、ライト』
妹の返答にショックを受けたライトが面白かったのか、ヒカリはどこか意地の悪い笑みを浮かべていた。
街を探索する中で大きな公園にクレープ屋のワゴンを見つけた。小腹が減ったのでミズキとヒカリは買って行こうとしたら、同じくクレープを買いに来たアイムとマーベラスに出会った。
『マーベラスさん。このイチゴとチョコレートのクレープ、とてもおいしいです!』
『へぇ。ひと口寄越せ、アイム』
明るいのにどこか上品さが漂うアイムと、荒々しさが目立つのにどこか人として惹かれる素質を持つマーベラス。一見正反対な感じなのにクレープを食べさせ合う雰囲気がミズキには甘く見えた。
『どうした?』
『ううん、なんかああやってひと目でカップルだってわかる雰囲気を持ってるのがうらやましいなぁって』
『……俺たちだって、いつかあんな風に見えるようになるさ』
ヒカリはそう言うとミズキの手を握ってそのままクレープ屋に向かった。普段からクールなせいか恋人らしいことはあまりしないヒカリ。だからこの行動がかなり決意を込めているのだとミズキは彼の耳が赤いのを見て察した。
ミズキとヒカリもクレープを買い、マーベラスとアイムとは少し離れたベンチに座って食べているとき――……事件は起こった。
『ヤッホ~、マベちゃん。何々? デート中?』
〈ウキー!〉
『っ、バスコ!』
『サリー!』
『『『『『ゴー!』』』』』
『アイム!』
『はい!』
『『豪快チェンジ!!』』
【ゴ~カイジャー!!】
バスコとサリーだけじゃない。ザンギャックのゴーミンたちまで十数人もいた。マーベラスとアイムはモバイレーツとレンジャーキーを取り出すとゴーカイジャーに変身する。
「あるわけないでしょ! 私はもう恋人がいるので間に合ってる!」
「落ち着いてください! バスコを刺激してはなりません!」
品定めするように見てくるバスコを、鎖で縛られて床に座っているミズキは今にも噛みつかんとばかり吠えていると、隣で同じく鎖で縛られているアイムは宥めた。
「あれあれ? マベちゃんの恋人ちゃん、なんだか落ち着き過ぎてない?」
「……わたくしは、抵抗するだけムダだということを察しているだけです」
「フ~ン。まあ賢明な判断だね」
(ヒカルくん……! お兄ちゃん……! みんな……!)
もともと王族のアイムは気品ある落ち着きさを見せているが、ミズキは恋人と兄と仲間たちのことを思い歯を食いしばっていた。
☆☆☆☆☆
珍しく明が少しだけ列車に乗っている間、トンネルを抜けたら違う時代に来たという奇跡が起こった。シャドーラインの脅威がないし、このところ戦い詰めだったということで、車掌とワゴンが原因を探っている間にトッキュウジャーは街を探索していた。
『ミズキ! お兄ちゃんと一緒に行こう!』
『……ごめん。ヒカリくんからもう誘われてOKしちゃってるの』
『えー!?』
『悪いな、ライト』
妹の返答にショックを受けたライトが面白かったのか、ヒカリはどこか意地の悪い笑みを浮かべていた。
街を探索する中で大きな公園にクレープ屋のワゴンを見つけた。小腹が減ったのでミズキとヒカリは買って行こうとしたら、同じくクレープを買いに来たアイムとマーベラスに出会った。
『マーベラスさん。このイチゴとチョコレートのクレープ、とてもおいしいです!』
『へぇ。ひと口寄越せ、アイム』
明るいのにどこか上品さが漂うアイムと、荒々しさが目立つのにどこか人として惹かれる素質を持つマーベラス。一見正反対な感じなのにクレープを食べさせ合う雰囲気がミズキには甘く見えた。
『どうした?』
『ううん、なんかああやってひと目でカップルだってわかる雰囲気を持ってるのがうらやましいなぁって』
『……俺たちだって、いつかあんな風に見えるようになるさ』
ヒカリはそう言うとミズキの手を握ってそのままクレープ屋に向かった。普段からクールなせいか恋人らしいことはあまりしないヒカリ。だからこの行動がかなり決意を込めているのだとミズキは彼の耳が赤いのを見て察した。
ミズキとヒカリもクレープを買い、マーベラスとアイムとは少し離れたベンチに座って食べているとき――……事件は起こった。
『ヤッホ~、マベちゃん。何々? デート中?』
〈ウキー!〉
『っ、バスコ!』
『サリー!』
『『『『『ゴー!』』』』』
『アイム!』
『はい!』
『『豪快チェンジ!!』』
【ゴ~カイジャー!!】
バスコとサリーだけじゃない。ザンギャックのゴーミンたちまで十数人もいた。マーベラスとアイムはモバイレーツとレンジャーキーを取り出すとゴーカイジャーに変身する。