光と太陽の約束
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……あのね、太陽。私も昨日の約束を果たすよ」
「ん?」
「私、雷門のみんなと優勝して本当のサッカーを取り戻せた。だからちゃんと伝える」
真っ直ぐな目をしているが瑞貴の心臓は高鳴っている。まるで決勝戦の舞台に立っているかのような気がして、うまく言葉にできるか心配もあるが、唯一揺るぎないのは『雨宮へ伝えたい』という一心だ。
「太陽、私――……!」
チュッ。
瑞貴が勇気を出して言葉にしようとしたとき、またもや遮られた。しかし今度は唇ではなく頬に柔らかい感触が触れた。
最初は何かわからなかった瑞貴だが、フワリと漂った心地よい香り、間近に見えるのは……瞳を閉じた雨宮の顔だった。それが見えたと同時に雨宮に抱きしめられたのだと認識した。
「僕は君が好きだよ、瑞貴。一人のサッカープレーヤーとしても、一人の女の子としても」
「えっ……」
「僕にとって瑞貴は『光』なんだ。何度か病気に挫けそうなときもあったけど、絶望の淵の中でサッカーが最後の一線として支えてくれた。そして僕を絶望から引き上げてくれたのは紛れもなく瑞貴だ」
「太陽……」
「この名の通り、僕は瑞貴の『太陽』になりたい。瑞貴も僕のそばでずっと輝いてくれるかな? 僕の『光』として」
「っ、もちろん!」
その返事と同時に瑞貴はギュッと雨宮を抱きしめ返した。
――しばらくして身を離したあと、瑞貴は本来ならば自分が先に言うべきだった告白を雨宮に取られたため奮起する。
「でもなんで先に言っちゃうの!? こっちは心臓が壊れるかと思うくらいドキドキする中で一生懸命言おうとしたのに!」
「だってこういうのは男から言ったほうがいいでしょ?」
笑ってウィンクして来た雨宮。それを見た瑞貴は雨宮の笑顔と羞恥が相まって顔が真っ赤になって思いっきり叫ぶ。
「バカ太陽! でも大好き!」
「うん。僕も大好きだよ」
その後、廊下を通りがかった冬花から怒られたのは言うまでもない。
☆☆☆☆☆
三ヶ月後。サッカーが未来から来た敵であるエルドラドに奪われ、サッカーを取り戻すため戦う瑞貴たち雷門中の前に、病気を完治して健康になった雨宮が現れた。
「瑞貴がサッカーを取り戻すために戦ってるって聞いて、どうしても力になりたくて。――瑞貴、一緒にサッカーを取り戻そう!」
「太陽……! うん!」
強力な戦力というだけでなく、お互いの『太陽』と『光』が並んで同じボールを追いかける日がやって来たことに、瑞貴も雨宮もとても嬉しく思った。
あとがき→
「ん?」
「私、雷門のみんなと優勝して本当のサッカーを取り戻せた。だからちゃんと伝える」
真っ直ぐな目をしているが瑞貴の心臓は高鳴っている。まるで決勝戦の舞台に立っているかのような気がして、うまく言葉にできるか心配もあるが、唯一揺るぎないのは『雨宮へ伝えたい』という一心だ。
「太陽、私――……!」
チュッ。
瑞貴が勇気を出して言葉にしようとしたとき、またもや遮られた。しかし今度は唇ではなく頬に柔らかい感触が触れた。
最初は何かわからなかった瑞貴だが、フワリと漂った心地よい香り、間近に見えるのは……瞳を閉じた雨宮の顔だった。それが見えたと同時に雨宮に抱きしめられたのだと認識した。
「僕は君が好きだよ、瑞貴。一人のサッカープレーヤーとしても、一人の女の子としても」
「えっ……」
「僕にとって瑞貴は『光』なんだ。何度か病気に挫けそうなときもあったけど、絶望の淵の中でサッカーが最後の一線として支えてくれた。そして僕を絶望から引き上げてくれたのは紛れもなく瑞貴だ」
「太陽……」
「この名の通り、僕は瑞貴の『太陽』になりたい。瑞貴も僕のそばでずっと輝いてくれるかな? 僕の『光』として」
「っ、もちろん!」
その返事と同時に瑞貴はギュッと雨宮を抱きしめ返した。
――しばらくして身を離したあと、瑞貴は本来ならば自分が先に言うべきだった告白を雨宮に取られたため奮起する。
「でもなんで先に言っちゃうの!? こっちは心臓が壊れるかと思うくらいドキドキする中で一生懸命言おうとしたのに!」
「だってこういうのは男から言ったほうがいいでしょ?」
笑ってウィンクして来た雨宮。それを見た瑞貴は雨宮の笑顔と羞恥が相まって顔が真っ赤になって思いっきり叫ぶ。
「バカ太陽! でも大好き!」
「うん。僕も大好きだよ」
その後、廊下を通りがかった冬花から怒られたのは言うまでもない。
☆☆☆☆☆
三ヶ月後。サッカーが未来から来た敵であるエルドラドに奪われ、サッカーを取り戻すため戦う瑞貴たち雷門中の前に、病気を完治して健康になった雨宮が現れた。
「瑞貴がサッカーを取り戻すために戦ってるって聞いて、どうしても力になりたくて。――瑞貴、一緒にサッカーを取り戻そう!」
「太陽……! うん!」
強力な戦力というだけでなく、お互いの『太陽』と『光』が並んで同じボールを追いかける日がやって来たことに、瑞貴も雨宮もとても嬉しく思った。
あとがき→