光と太陽の約束
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雷門中がホーリーロード優勝し、響木が聖帝就任と同時にフィフスセクターの解散を宣言した。そして「あとは大人の仕事だ」と久遠たちレジスタンスが事後処理を行うことになり、サッカー部は体を休めるためミーティングは明日行うことにして各自解散となった。
瑞貴は雷門中にも木枯らし荘にも戻ることなく、真っ直ぐに病院へと向かっていた、1分1秒でも早く優勝の報告をしたくて、そして自分の想いを伝えたい相手に会いに行くために。
ガラッ!
「太陽!」
「瑞貴。そんなに大声出したら冬花さんじゃなくても、誰か怒りに来ちゃうよ」
「あっ、つい……」
冬花は神童とアマノミカドスタジアムに同行したため、あとで戻るということで病院には今いない。しかし病院で騒いではいけないとわかっているにもかかわらず、つい大声を出してしまった。その様子に雨宮はクスクスと笑う。
それで幾分か落ち着いた瑞貴は、雨宮のいるベッドの隣の椅子に腰かける。
「改めて優勝おめでとう。僕も中継を見ていたいけど、あんなに熱い試合に興奮しちゃった。もう今すぐにでもサッカーがやりたいくらいに!」
「えっ! それは……」
「わかっているよ、サッカーは病気が治るためにお預け。ちゃんと治療に専念するから」
「驚かさないでよ、逆に私の心臓に悪いよ」
「アハハッ。僕が瑞貴との約束を破るわけないでしょ」
「!」
瑞貴の脳裏に不意に準決勝のあとにした会話を思い出す。
『きっと元気になって、もう一度フィールドに戻れるよ! 全力を尽くせば、どんな困難だって飛び越えていける――それを教えてくれたのは、太陽じゃない!』
『瑞貴……!』
『そしてまた、一緒にサッカーしよう! 私、太陽が戻ってくるのをずっと待ってるから!』
『……わかった、瑞貴。病気になんて負けない! 練習を積んで、僕は必ず戻って来るよ!』
『約束だよ、太陽!』
『ああ!』
あのとき約束したことを雨宮はちゃんと覚えてくれたのだ。そしてそれを心から果たそうと行動しているのだとわかり、瑞貴は嬉しくなると同時に、雨宮のこういう所が好きなのだと再認識した。