繋がる心と愛
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――バトルオリオンシップに戻り、留守番をしていたショウたちにジョーとアイムが元の世界に戻れることを報せた。
そして二人は明日の朝戻ることを告げると、お別れパーティーということでスパーダと瑞貴が特製料理を振る舞い、みんなは思い思いに食べていく。
「ジョーとアイムが戻れるのは喜ぶべきなんだろうけど、なんだか寂しいな……」
「小太郎、お前はなかなか見込みがある。これからも精進して立派な戦士になれ」
「向こうに戻ったら、俺様の伝説を仲間に語るがいい」
「はい。ツルギさんのご活躍をぜひマーベラスさんたちに伝えますね」
ジョーは時に小太郎の稽古をつけていたが、キュウレンジャーとして戦っているせいか筋がいいのでこれからを期待する。そしてツルギはアイムたちが来た頃から自分の伝説を話していたので、全て楽しそうに聞いていたアイムは元の世界にいるみんなに伝えるのだろう。
「元気でな」
「向こうでも無事に過ごせるよう我輩たちは祈っているぞ」
「ああ。スティンガーとチャンプもな」
「アイムさん、これを」
「みんなで書いた寄せ書きだよ」
「まあ! ラプターさん、ハミィさん、ありがとうございます!」
スティンガーとチャンプも過ごす内に仲良くなったので、どこか寂しそうにしている。そしてハミィとラプターは料理が来る前にみんなに急遽書いてもらった二人宛ての寄せ書きをアイムに手渡す。
「もう会えないと思うと、目から汗が出てきたきに……!」
「いきなり明日帰るなんて、サゲポヨ~……」
「二度と会えないとは限らないぞ。何せ、俺たちが飛ばされた原因は結局わからずじまいだったんだからな」
「もしかしたら、また会えるかもしれないな!」
「今度は宇宙の平和を取り戻した僕らが遊びに行くね!」
「はい。そのときは再会するまでわたくしたちが旅した星のお話をしますね!」
ガルやバランスもジョーに懐いていたため、テンションが下がって肩を落としていた。宇宙の神秘は全て解析されたわけじゃないので、ラッキーやスパーダたちが次にアイムたちの宇宙に行くかもしれない。
「今まで世話になった」
「本当にありがとうございます」
「いやいや、二人だったら僕ちんも大歓迎だよ!」
そしてバトルオリオンシップに滞在を許可してくれたショウに、二人は頭を下げて礼を言う。許可しなければ元の宇宙に戻ることもなかったのかもしれない。
「…………」
「瑞貴」
ジョーとアイムを中心に賑やかになっている光景を、瑞貴が壁際で見ていることにナーガが気づいて声をかけた。いつもの瑞貴だったらあの中に混ざっているはずなのに元気がないのだ。
「どうした?」
「ナーガ。……ちょっとね、惑星キールでの出来事を思い出してたんだ」
「?」
「ハクチョウキュータマが現れる前から……宇宙を取り戻すために戦うって決めたときから、危険は覚悟してたのに。――いざ死ぬと思うとどうしようもなく怖かったんだ」
小太郎と同じチキュウ人である瑞貴は、ジャークマターの支配に臆さず立ち向かっていた。たとえジャークマターからすれば非力でも、あきらめたくないという強い思いがハクチョウキュータマを呼び寄せたのだ。
しかしそれでももともとは普通の女子高生だったのだ。普通に暮らしていれば訪れることはない命の危機の恐怖はハンパないのだろう。
「柱に縛られてもいつものように『あきらめない』って心で唱えていたのに……。本当に撃たれるって思ったときには『もうダメ!』って思った。戦う覚悟はしていたのに、死の覚悟はしていなかったの……」
「…………」
「ごめんね、変な話しちゃって」
ムリにでも明るく振る舞おうとする瑞貴を見て、今まで黙って話を聞いていたナーガは口を開く。
「この先も、きっと不安も恐怖も、命の危険も来る」
「うん……」
「でも、死の覚悟はしなくていい」
「えっ?」
「俺が、瑞貴を守る。いや、守りたいんだ」
「ナーガ……」
「だから、安心しろ。一緒に、笑おう」
安心させようと笑顔を向けるナーガだが、まだ慣れていないのか口角を上げただけで不自然だ。しかしそれが逆に面白く、瑞貴から自然と笑顔が生まれる。
「うん! ありがとう、ナーガ!」
――そして翌日。ジョーとアイムはキューエナジーとエリスの力が注がれた聖なる水から現れた異空間の入り口を通り、元の世界に帰っていった。二人とはきっとまた会えると、瑞貴はどこか感じていた。
あとがき→
そして二人は明日の朝戻ることを告げると、お別れパーティーということでスパーダと瑞貴が特製料理を振る舞い、みんなは思い思いに食べていく。
「ジョーとアイムが戻れるのは喜ぶべきなんだろうけど、なんだか寂しいな……」
「小太郎、お前はなかなか見込みがある。これからも精進して立派な戦士になれ」
「向こうに戻ったら、俺様の伝説を仲間に語るがいい」
「はい。ツルギさんのご活躍をぜひマーベラスさんたちに伝えますね」
ジョーは時に小太郎の稽古をつけていたが、キュウレンジャーとして戦っているせいか筋がいいのでこれからを期待する。そしてツルギはアイムたちが来た頃から自分の伝説を話していたので、全て楽しそうに聞いていたアイムは元の世界にいるみんなに伝えるのだろう。
「元気でな」
「向こうでも無事に過ごせるよう我輩たちは祈っているぞ」
「ああ。スティンガーとチャンプもな」
「アイムさん、これを」
「みんなで書いた寄せ書きだよ」
「まあ! ラプターさん、ハミィさん、ありがとうございます!」
スティンガーとチャンプも過ごす内に仲良くなったので、どこか寂しそうにしている。そしてハミィとラプターは料理が来る前にみんなに急遽書いてもらった二人宛ての寄せ書きをアイムに手渡す。
「もう会えないと思うと、目から汗が出てきたきに……!」
「いきなり明日帰るなんて、サゲポヨ~……」
「二度と会えないとは限らないぞ。何せ、俺たちが飛ばされた原因は結局わからずじまいだったんだからな」
「もしかしたら、また会えるかもしれないな!」
「今度は宇宙の平和を取り戻した僕らが遊びに行くね!」
「はい。そのときは再会するまでわたくしたちが旅した星のお話をしますね!」
ガルやバランスもジョーに懐いていたため、テンションが下がって肩を落としていた。宇宙の神秘は全て解析されたわけじゃないので、ラッキーやスパーダたちが次にアイムたちの宇宙に行くかもしれない。
「今まで世話になった」
「本当にありがとうございます」
「いやいや、二人だったら僕ちんも大歓迎だよ!」
そしてバトルオリオンシップに滞在を許可してくれたショウに、二人は頭を下げて礼を言う。許可しなければ元の宇宙に戻ることもなかったのかもしれない。
「…………」
「瑞貴」
ジョーとアイムを中心に賑やかになっている光景を、瑞貴が壁際で見ていることにナーガが気づいて声をかけた。いつもの瑞貴だったらあの中に混ざっているはずなのに元気がないのだ。
「どうした?」
「ナーガ。……ちょっとね、惑星キールでの出来事を思い出してたんだ」
「?」
「ハクチョウキュータマが現れる前から……宇宙を取り戻すために戦うって決めたときから、危険は覚悟してたのに。――いざ死ぬと思うとどうしようもなく怖かったんだ」
小太郎と同じチキュウ人である瑞貴は、ジャークマターの支配に臆さず立ち向かっていた。たとえジャークマターからすれば非力でも、あきらめたくないという強い思いがハクチョウキュータマを呼び寄せたのだ。
しかしそれでももともとは普通の女子高生だったのだ。普通に暮らしていれば訪れることはない命の危機の恐怖はハンパないのだろう。
「柱に縛られてもいつものように『あきらめない』って心で唱えていたのに……。本当に撃たれるって思ったときには『もうダメ!』って思った。戦う覚悟はしていたのに、死の覚悟はしていなかったの……」
「…………」
「ごめんね、変な話しちゃって」
ムリにでも明るく振る舞おうとする瑞貴を見て、今まで黙って話を聞いていたナーガは口を開く。
「この先も、きっと不安も恐怖も、命の危険も来る」
「うん……」
「でも、死の覚悟はしなくていい」
「えっ?」
「俺が、瑞貴を守る。いや、守りたいんだ」
「ナーガ……」
「だから、安心しろ。一緒に、笑おう」
安心させようと笑顔を向けるナーガだが、まだ慣れていないのか口角を上げただけで不自然だ。しかしそれが逆に面白く、瑞貴から自然と笑顔が生まれる。
「うん! ありがとう、ナーガ!」
――そして翌日。ジョーとアイムはキューエナジーとエリスの力が注がれた聖なる水から現れた異空間の入り口を通り、元の世界に帰っていった。二人とはきっとまた会えると、瑞貴はどこか感じていた。
あとがき→