クールな君と海の出会い!
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「そうか! 歓迎するぜ! ええと……名前は?」
「俺は綱海――綱海条介だ!」
親指を立ててニッと白い歯を出して笑うお兄さんは私服に着替え、雷門イレブンからスパイクを貸してもらうと壁山くんと交代してフィールドに入った。
最初からシュートしてあっという間に塔子ちゃんを抜いて円堂くんのとこまでいったけど彼のパンチングで防がれた。けれど威力はあるようで円堂くんは褒めていたけど……『それだけ』だ。やっぱりサッカー初心者なのかだんだんとミスが目立っているし、初めはサッカーを思いきりナメていたから塔子ちゃんの逆鱗に触れていたしね。
それでもコツをつかめば成長は早いし、今では積極的に動いている。それに鬼道くんがお兄さんに必殺シュートを撃たせたいようだし、やるからには半端は許さないのか何度もアドバイスをしている。
「まだまだ! あきらめねぇぜ!」
(何故綱海さんにシュートさせようとするんだろう? 何を考えてるんです? 鬼道さん)
「立向居!」
「あっ! しまった!」
考えごとをしていたのか立向居くんは鬼道くんの呼びかけで我に返るけど、いきなり来たシュートにパンチングで返すのが精一杯だった。
ボールは高く上がる中、お兄さんが前方を見ると塔子ちゃんたちはいつでも来れるよう構えている。
「ええい! ドリブルなんてめんどくせぇ! ゴールに入れるなら、どっから蹴ったって同じだ!」
そう叫んだお兄さんはボールに何かの光景が見えたのか、ニヤッと笑っていた。
「おりゃあぁぁああ!」
お兄さんは大ジャンプしてボールをサーフボードのようにし、オーバーヘッドでシュートを撃つ。
「ツナミブースト!」
「「「「「!?」」」」」
「まさか!」
いきなり完璧な必殺シュートを撃ったことに塔子ちゃんを始め私たちは驚く。だけど、鬼道くんはそれを待っていたはずだ。
「これだ! 止めろ、円堂!」
「そうか! 鬼道さんはこのために!」
立向居くんも疑問が解決して顔が明るくなると、お兄さんの撃ったシュートは威力が落ちずゴールに向かうので、円堂くんも正義の鉄拳の体勢に入る。
「パッと開かずグッと握って、ダン! ギューン……だああぁぁあ!」
正義の鉄拳の発動は失敗してゴールは見事に崩れた。だけど円堂くんはいつもと違う感覚がしたようで、手をジッと見つめている。
「へへっ。なんだ簡単にできちまったな。やっぱ俺って天才だわ」
「スゲェ! ホントスゲーよ綱海!」
「へっ、見たか! これが俺のツナミブーストだ!」
お兄さんは自信満々にそう言ってウィンクした。というかみんな、気づいているのかな? ――お兄さんが年上だって。
☆☆☆☆☆
夕方になって練習も終わり、私たちは一戸建ての宿屋で泊まることになった。それぞれが思い思いに過ごす中で私は、塔子ちゃん、円堂くん、一之瀬くん、鬼道くん、立向居くんの順でババ抜きをしている。
「船から落ちたのは幸いだったけど、意外な出会いがあったね」
「綱海のことか? 確かに、あたしも悪い奴じゃないと思うよ」
「お兄さんと接戦しているとき、塔子ちゃんの動きが格段によくなっていたよ。肩の力が抜けたというか」
「マジか! 次会ったら綱海にお礼言っとかないとな」
お兄さんのことを話しながら私の手札からカードを取った塔子ちゃんにはペアがなくてそのままになり、次に円堂くんが塔子ちゃんの手札からカードを選ぶ。
「あいつ、飲み込みが早かったなぁ」
「天性のバランス感覚と、ズバ抜けた運動神経の持ち主だね」
「スゴいシュートだったぜ、あのツナミブースト!」
円堂くんにはペアがなかったのか残念そうな顔をするけど、次に円堂くんの手札から取った一之瀬くんはペアがあったので二枚カードを捨てる。
「そういえば円堂さん、あのときの正義の鉄拳はどうやったんですか?」
「ん?」
「なんか感じが違ってました!」
「う~ん。咄嗟だったからなぁ」
「何かのヒントになったんじゃないか?」
「ババ~!?」
一之瀬くんからカードを抜き取った鬼道くんはそのまま手札に入れて差し出したら、同じカードを引いた立向居くんがジョーカーを引いたらしく叫び声を上げた。あれは一之瀬くんの手札から渡ったはずなのに、鬼道くんはそれを引いたにもかかわらず何食わぬ顔で……ポーカーフェイスの持ち主だったんだね。
「俺は綱海――綱海条介だ!」
親指を立ててニッと白い歯を出して笑うお兄さんは私服に着替え、雷門イレブンからスパイクを貸してもらうと壁山くんと交代してフィールドに入った。
最初からシュートしてあっという間に塔子ちゃんを抜いて円堂くんのとこまでいったけど彼のパンチングで防がれた。けれど威力はあるようで円堂くんは褒めていたけど……『それだけ』だ。やっぱりサッカー初心者なのかだんだんとミスが目立っているし、初めはサッカーを思いきりナメていたから塔子ちゃんの逆鱗に触れていたしね。
それでもコツをつかめば成長は早いし、今では積極的に動いている。それに鬼道くんがお兄さんに必殺シュートを撃たせたいようだし、やるからには半端は許さないのか何度もアドバイスをしている。
「まだまだ! あきらめねぇぜ!」
(何故綱海さんにシュートさせようとするんだろう? 何を考えてるんです? 鬼道さん)
「立向居!」
「あっ! しまった!」
考えごとをしていたのか立向居くんは鬼道くんの呼びかけで我に返るけど、いきなり来たシュートにパンチングで返すのが精一杯だった。
ボールは高く上がる中、お兄さんが前方を見ると塔子ちゃんたちはいつでも来れるよう構えている。
「ええい! ドリブルなんてめんどくせぇ! ゴールに入れるなら、どっから蹴ったって同じだ!」
そう叫んだお兄さんはボールに何かの光景が見えたのか、ニヤッと笑っていた。
「おりゃあぁぁああ!」
お兄さんは大ジャンプしてボールをサーフボードのようにし、オーバーヘッドでシュートを撃つ。
「ツナミブースト!」
「「「「「!?」」」」」
「まさか!」
いきなり完璧な必殺シュートを撃ったことに塔子ちゃんを始め私たちは驚く。だけど、鬼道くんはそれを待っていたはずだ。
「これだ! 止めろ、円堂!」
「そうか! 鬼道さんはこのために!」
立向居くんも疑問が解決して顔が明るくなると、お兄さんの撃ったシュートは威力が落ちずゴールに向かうので、円堂くんも正義の鉄拳の体勢に入る。
「パッと開かずグッと握って、ダン! ギューン……だああぁぁあ!」
正義の鉄拳の発動は失敗してゴールは見事に崩れた。だけど円堂くんはいつもと違う感覚がしたようで、手をジッと見つめている。
「へへっ。なんだ簡単にできちまったな。やっぱ俺って天才だわ」
「スゲェ! ホントスゲーよ綱海!」
「へっ、見たか! これが俺のツナミブーストだ!」
お兄さんは自信満々にそう言ってウィンクした。というかみんな、気づいているのかな? ――お兄さんが年上だって。
☆☆☆☆☆
夕方になって練習も終わり、私たちは一戸建ての宿屋で泊まることになった。それぞれが思い思いに過ごす中で私は、塔子ちゃん、円堂くん、一之瀬くん、鬼道くん、立向居くんの順でババ抜きをしている。
「船から落ちたのは幸いだったけど、意外な出会いがあったね」
「綱海のことか? 確かに、あたしも悪い奴じゃないと思うよ」
「お兄さんと接戦しているとき、塔子ちゃんの動きが格段によくなっていたよ。肩の力が抜けたというか」
「マジか! 次会ったら綱海にお礼言っとかないとな」
お兄さんのことを話しながら私の手札からカードを取った塔子ちゃんにはペアがなくてそのままになり、次に円堂くんが塔子ちゃんの手札からカードを選ぶ。
「あいつ、飲み込みが早かったなぁ」
「天性のバランス感覚と、ズバ抜けた運動神経の持ち主だね」
「スゴいシュートだったぜ、あのツナミブースト!」
円堂くんにはペアがなかったのか残念そうな顔をするけど、次に円堂くんの手札から取った一之瀬くんはペアがあったので二枚カードを捨てる。
「そういえば円堂さん、あのときの正義の鉄拳はどうやったんですか?」
「ん?」
「なんか感じが違ってました!」
「う~ん。咄嗟だったからなぁ」
「何かのヒントになったんじゃないか?」
「ババ~!?」
一之瀬くんからカードを抜き取った鬼道くんはそのまま手札に入れて差し出したら、同じカードを引いた立向居くんがジョーカーを引いたらしく叫び声を上げた。あれは一之瀬くんの手札から渡ったはずなのに、鬼道くんはそれを引いたにもかかわらず何食わぬ顔で……ポーカーフェイスの持ち主だったんだね。