綺麗な毒には甘さもある?
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ここは宇宙を移動するオリオン号。小太郎をキュウレンジャーに迎え、ショウ・ロンポーがリュウコマンダーとして新たな変身をしますます賑やかになっていた。
このオリオン号に乗る者たちは誰もがキュウレンジャーに変身できると思われるが、一人だけ変身できない者もいる。
「ミズキ、すまないがこの書類をまとめてくれるか?」
「スティンガーがスパイとして入った調査書ね。わかった。前の資料を含めて訊きたいことがあるんだけど、いい?」
「ああ」
スティンガーから少し集めの書類を受け取ったのはミズキだ。ラプターがワシピンクとして戦力になることがわかり、ラプターの補佐兼事務員として解放組織リベリオン本部から招集されたのだ。
書類を整理しつつ事務作業をする二人を、新米キュウレンジャーの小太郎がジッと見ているのをハミィが気づいて声をかける。
「どうしたの?」
「いや、なんだかスティンガーとミズキって仲がいいなぁって思って」
「なるほど。小太郎は兄貴のように慕っているスティンガーを取られてヤキモチ妬いているんだな」
「ち、ちがっ! そういうわけじゃ! ただ気になっただけで!」
反対側に現れたショウに茶化され、小太郎は慌てて否定をした。しかしハミィも二人を見て首を傾げる。
「でも確かに。スティンガーってとっつきにくいのに、オリオン号に来たばかりのミズキはもう打ち解けているね」
「あの二人はリベリオンにいた頃からああだよ」
「「えっ!?」」」
まさか最初から知り合いだとは思わず、ハミィと小太郎は同時に声を上げてショウを見上げた。
「スティンガーがスパイとして潜入をサポートしてくれたのも、キュウレンジャーとして合流しやすいように手配してくれたのも、みんなミズキのおかげなんだ」
「ミズキって結構スゲーんだ」
「スティンガーが明かすまで、彼がスパイだって忘れていた司令と大違い」
「ウグッ! さり気に僕ちんの痛い所を……」
☆☆☆☆☆
夕食が終わったあとオリオン号を自動操縦にし、それぞれが自分の部屋に戻った。中には他の部屋に遊びに行く者もいるが、ここも例外ではなく……。
「あの、スティンガー?」
「なんだ」
「いい加減離してほしいんだけど……」
「断る却下断固拒否」
「うん、見事に否定のオンパレードだね」
自室で書類の整理をしていたミズキだが、現在は部屋に招いたスティンガーがベッドに座り、さらにその膝の上に自分を乗せてうしろからギュッと抱きしめると、さらには肩に顎を乗せられていた。
「業務時間は終わったんだからいいだろ。充電させてくれ」
「今日は戦わなかったじゃない」
「違う。ミズキ不足」
「人をエネルギーみたいに言わないでよ……」
二人はお互いをサポートし合っている内に恋愛感情が芽生え、このオリオン号に合流すると同時に想いを伝え合って恋人同士になったのだ。
最初は想いを自覚してもスティンガーはスパイとして潜入していたため、色恋に現抜かすことなどできなかったし、ミズキもそう思っていたからこそ何も伝えて来なかった。だが、再会すると今までの想いが溢れたかのように自然と口に出て来たのだ。
このオリオン号に乗る者たちは誰もがキュウレンジャーに変身できると思われるが、一人だけ変身できない者もいる。
「ミズキ、すまないがこの書類をまとめてくれるか?」
「スティンガーがスパイとして入った調査書ね。わかった。前の資料を含めて訊きたいことがあるんだけど、いい?」
「ああ」
スティンガーから少し集めの書類を受け取ったのはミズキだ。ラプターがワシピンクとして戦力になることがわかり、ラプターの補佐兼事務員として解放組織リベリオン本部から招集されたのだ。
書類を整理しつつ事務作業をする二人を、新米キュウレンジャーの小太郎がジッと見ているのをハミィが気づいて声をかける。
「どうしたの?」
「いや、なんだかスティンガーとミズキって仲がいいなぁって思って」
「なるほど。小太郎は兄貴のように慕っているスティンガーを取られてヤキモチ妬いているんだな」
「ち、ちがっ! そういうわけじゃ! ただ気になっただけで!」
反対側に現れたショウに茶化され、小太郎は慌てて否定をした。しかしハミィも二人を見て首を傾げる。
「でも確かに。スティンガーってとっつきにくいのに、オリオン号に来たばかりのミズキはもう打ち解けているね」
「あの二人はリベリオンにいた頃からああだよ」
「「えっ!?」」」
まさか最初から知り合いだとは思わず、ハミィと小太郎は同時に声を上げてショウを見上げた。
「スティンガーがスパイとして潜入をサポートしてくれたのも、キュウレンジャーとして合流しやすいように手配してくれたのも、みんなミズキのおかげなんだ」
「ミズキって結構スゲーんだ」
「スティンガーが明かすまで、彼がスパイだって忘れていた司令と大違い」
「ウグッ! さり気に僕ちんの痛い所を……」
☆☆☆☆☆
夕食が終わったあとオリオン号を自動操縦にし、それぞれが自分の部屋に戻った。中には他の部屋に遊びに行く者もいるが、ここも例外ではなく……。
「あの、スティンガー?」
「なんだ」
「いい加減離してほしいんだけど……」
「断る却下断固拒否」
「うん、見事に否定のオンパレードだね」
自室で書類の整理をしていたミズキだが、現在は部屋に招いたスティンガーがベッドに座り、さらにその膝の上に自分を乗せてうしろからギュッと抱きしめると、さらには肩に顎を乗せられていた。
「業務時間は終わったんだからいいだろ。充電させてくれ」
「今日は戦わなかったじゃない」
「違う。ミズキ不足」
「人をエネルギーみたいに言わないでよ……」
二人はお互いをサポートし合っている内に恋愛感情が芽生え、このオリオン号に合流すると同時に想いを伝え合って恋人同士になったのだ。
最初は想いを自覚してもスティンガーはスパイとして潜入していたため、色恋に現抜かすことなどできなかったし、ミズキもそう思っていたからこそ何も伝えて来なかった。だが、再会すると今までの想いが溢れたかのように自然と口に出て来たのだ。