トリップ少女の食事会!
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それに気づいた風丸が瑞貴の頭を撫でながら飛鷹に言う。
「こいつも一緒にいいか?」
「ええ。少し驚きましたが、みなさんが構わないなら俺もそれでいいですよ。いつものでいいか?」
「は、はい」
飛鷹にも許可をもらったので、瑞貴は円堂と吹雪の間でカウンター席に座り、他のみんなは近くのテーブル席に二人ずつ座っていた。そしてそれぞれ飛鷹に何を食べるか注文する。
しかし瑞貴は緊張しているのか固いので、円堂は苦笑しながら声をかける。
「おいおい、そんなに緊張しなくていいぞ?」
「だ、だって。みなさんと一緒にお食事なんて、緊張するなって言うほうがムリです……」
「フフッ。ゴッドエデンのときもさっきの練習のときも、積極的に質問してきたのに別人みたいだね」
「アワワワ……」
吹雪に頭を撫でられてさらに瑞貴の緊張は高まった。
それもそのはず――瑞貴にとって彼らは元の世界にいたときからの憧れで、絶対に会うことのないと思っていたが、トリップしてこうして会えただけでなく指導してもらえたのだ。サッカーとなれば『これを機に!』とチームの役に立つため、自身のレベルアップのために質問はできるが、プライベートになると逆に緊張してしまう。
「ていうか、吹雪さんもそうですが、みなさん私の頭を撫で過ぎです!」
「ごめんね。ちょうどいい高さにあるし、瑞貴ちゃんを見ているとつい撫でたくなっちゃうんだよね」
「おーい吹雪、十歳差はさすがに犯罪だぞ」
「もう不動くんってば、ヒドいなぁ」
恥ずかしそうに自分の手を退かす瑞貴を直もからかう吹雪。それを見ていた不動がすかさずツッコミを入れると、吹雪は苦笑しながら答えた。
しかし続けざまに壁山と豪炎寺と鬼道と佐久間が追い打ちをかけるように瑞貴に言う。
「でも瑞貴ちゃんは可愛いから、構いたくなる気持ちもわかるっスよ」
「それに、サッカーに対していつも真剣だからな」
「神童たちが気にかけるのも納得できる」
「帝国学園が負けても、シードの奴ら以外は『女子に負けた』という言葉なんて出さず、むしろ褒めてたくらいだぞ」
「もうみなさん……私を困らせて楽しいですか……」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
ついにキャパシティオーバーしたのか、両手を顔に当ててテーブルに突っ伏した瑞貴だが、垂れ流している髪の裏に見える耳は真っ赤なので、円堂と風丸は顔を見合わせてクスクスと笑う。
「塔子やリカとは違う反応で新鮮だな、円堂」
「こういうの確か、ギャップって言うんだろ?」
「はいはい。円堂さんたちもうちのお得意様で遊ぶのはその辺にしといてください。ほい、まずはレディーファーストだ。いつものできたぞ」
「!」
ガバッと瑞貴は顔を上げると、そこには雷雷軒に来る度に注文している――大盛りラーメンと餃子とチャーハンのセットが来た。
「お前、さっきは『そんなに食べれない』とか言いながら結構食べるんだな」
「部活のあとなんです。お腹ペコペコなんですよ」
「いいんじゃない? よく食べて明日の練習にも備えないとね」
「はい!」
「円堂さんたちの分もできましたよ」
「サンキュー、飛鷹!」
それから瑞貴は最初緊張していたものの、一緒に食事をして自然と話題に出てくるサッカーのことになると緊張がほぐれていき、最後は笑顔で雷雷軒を出ることができた。
ちなみに、このときの瑞貴の分の支払いは『自分たちが誘ったのだから』と大人組が払ってくれたのである。
あとがき→
「こいつも一緒にいいか?」
「ええ。少し驚きましたが、みなさんが構わないなら俺もそれでいいですよ。いつものでいいか?」
「は、はい」
飛鷹にも許可をもらったので、瑞貴は円堂と吹雪の間でカウンター席に座り、他のみんなは近くのテーブル席に二人ずつ座っていた。そしてそれぞれ飛鷹に何を食べるか注文する。
しかし瑞貴は緊張しているのか固いので、円堂は苦笑しながら声をかける。
「おいおい、そんなに緊張しなくていいぞ?」
「だ、だって。みなさんと一緒にお食事なんて、緊張するなって言うほうがムリです……」
「フフッ。ゴッドエデンのときもさっきの練習のときも、積極的に質問してきたのに別人みたいだね」
「アワワワ……」
吹雪に頭を撫でられてさらに瑞貴の緊張は高まった。
それもそのはず――瑞貴にとって彼らは元の世界にいたときからの憧れで、絶対に会うことのないと思っていたが、トリップしてこうして会えただけでなく指導してもらえたのだ。サッカーとなれば『これを機に!』とチームの役に立つため、自身のレベルアップのために質問はできるが、プライベートになると逆に緊張してしまう。
「ていうか、吹雪さんもそうですが、みなさん私の頭を撫で過ぎです!」
「ごめんね。ちょうどいい高さにあるし、瑞貴ちゃんを見ているとつい撫でたくなっちゃうんだよね」
「おーい吹雪、十歳差はさすがに犯罪だぞ」
「もう不動くんってば、ヒドいなぁ」
恥ずかしそうに自分の手を退かす瑞貴を直もからかう吹雪。それを見ていた不動がすかさずツッコミを入れると、吹雪は苦笑しながら答えた。
しかし続けざまに壁山と豪炎寺と鬼道と佐久間が追い打ちをかけるように瑞貴に言う。
「でも瑞貴ちゃんは可愛いから、構いたくなる気持ちもわかるっスよ」
「それに、サッカーに対していつも真剣だからな」
「神童たちが気にかけるのも納得できる」
「帝国学園が負けても、シードの奴ら以外は『女子に負けた』という言葉なんて出さず、むしろ褒めてたくらいだぞ」
「もうみなさん……私を困らせて楽しいですか……」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
ついにキャパシティオーバーしたのか、両手を顔に当ててテーブルに突っ伏した瑞貴だが、垂れ流している髪の裏に見える耳は真っ赤なので、円堂と風丸は顔を見合わせてクスクスと笑う。
「塔子やリカとは違う反応で新鮮だな、円堂」
「こういうの確か、ギャップって言うんだろ?」
「はいはい。円堂さんたちもうちのお得意様で遊ぶのはその辺にしといてください。ほい、まずはレディーファーストだ。いつものできたぞ」
「!」
ガバッと瑞貴は顔を上げると、そこには雷雷軒に来る度に注文している――大盛りラーメンと餃子とチャーハンのセットが来た。
「お前、さっきは『そんなに食べれない』とか言いながら結構食べるんだな」
「部活のあとなんです。お腹ペコペコなんですよ」
「いいんじゃない? よく食べて明日の練習にも備えないとね」
「はい!」
「円堂さんたちの分もできましたよ」
「サンキュー、飛鷹!」
それから瑞貴は最初緊張していたものの、一緒に食事をして自然と話題に出てくるサッカーのことになると緊張がほぐれていき、最後は笑顔で雷雷軒を出ることができた。
ちなみに、このときの瑞貴の分の支払いは『自分たちが誘ったのだから』と大人組が払ってくれたのである。
あとがき→