トリップ少女は孤高のゲームメーカー?
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【十年後、十四歳に戻って……】
「ヒロトー! 久遠さんが資料を……――って、いない?」
レジスタンス本部で瑞貴は久遠から受け取った資料をヒロトに渡しに来たが、肝心の本人が部屋にいなかった。
ペンや他の資料が出しっぱなしなので、あとで来ると思った瑞貴は待つことにすると備え付けのテーブルに缶コーヒーがいくつもあった。
(ヒロトが差し入れに持って来てくれたのかな? 喉渇いたし一つだけ頂戴しようっと)
一本の缶コーヒーをもらった瑞貴はプルタブを開け、何気なく飲んでいると……。
ガラッ。
「ん? あー!」
「んぐっ!?」
扉が開いたと思ったらヒロトが突然叫んだので、驚いた瑞貴はむせてしまった。
「なっ、何事!?」
「瑞貴ちゃん! それ、飲んじゃったの!?」
「ああ、うん……。飲んじゃまずかっ…た……?」
「あっ!」
急に眠気が来て倒れそうになる瑞貴をヒロトは間一髪で支えた。缶コーヒーの中身はもうないので、落してもこぼれることはなかったが、ヒロトは渋い顔になる。
「無造作に置いた俺も悪かったけど、まさか瑞貴ちゃんが飲んじゃうなんて……」
とりあえずヒロトは瑞貴を仮眠室へ連れて行くことにした。
――それから一時間後。ヒロトがいる部屋に訪問者が現れた。
「よっ、ヒロト」
「ああ、綱海くん。突然呼び出してごめんね」
「いいってことよ。もうすぐホーリーロードの決勝戦なんだしよ、俺も観客席で応援しようと思ってこっちに来てたから」
雷門中サッカー部の天馬は綱海にとって可愛い弟分のようなもので、ついさっきも彼がキャプテンになって自信がないと聞いて励ましていた。
「で、瑞貴のことについて呼んだんだろ? 何かあったのか?」
「うん。本当は内緒にするべきなんだけど、神崎さんが彼氏の君には教えておいた方がいいって」
綱海は十年前から瑞貴とつき合っており、ヒロトは今回の騒動を瑞貴と昔からの付き合いであるシンに伝えると『綱海くんにも連絡しておいて。彼、ちょうどこっちにいるから』と言われて呼び出したのだ。
ヒロトと綱海は部屋から出て仮眠室に向かってはいると、中にはサッカーボールを両手に持つ少女がいた。何故か服装は帝国学園のジャージだが……。
「あっ、さっきのお兄さんじゃなくて……ヒロトだよね」
「うん。ごめんね、待たせちゃって」
「ん? ヒロト、こいつなんか昔の瑞貴に似てねぇか?」
「当たり前だよ。瑞貴ちゃん本人なんだから」
「ハッ……ハアアァァアアア!?」
中にいる少女に綱海が不思議に思うと、ヒロトが告げた言葉に驚きを隠せずに大声で叫んだ。その音量に少女――瑞貴はうるさそうに両耳を塞いでいたが。
ヒロトが説明するには……瑞貴が飲んだ缶コーヒーはヒロトの会社が開発した若返りの薬だそうだ。もっとも、本当に若返るのではなく細胞がイキイキとすることで本当に若返ったと思えるものらしい。
しかし試作品のため効力がわからないので、ヒロトが預かって部屋に置いていたのだ。
「そのせいで瑞貴ちゃんは記憶も十年前に戻ってしまってね……。まさか本当に若返っちゃうなんて……」
着ていた服もサイズが合わないため、佐久間に事情を話して帝国学園のジャージを貸してもらったのだ。
「ヒロトー! 久遠さんが資料を……――って、いない?」
レジスタンス本部で瑞貴は久遠から受け取った資料をヒロトに渡しに来たが、肝心の本人が部屋にいなかった。
ペンや他の資料が出しっぱなしなので、あとで来ると思った瑞貴は待つことにすると備え付けのテーブルに缶コーヒーがいくつもあった。
(ヒロトが差し入れに持って来てくれたのかな? 喉渇いたし一つだけ頂戴しようっと)
一本の缶コーヒーをもらった瑞貴はプルタブを開け、何気なく飲んでいると……。
ガラッ。
「ん? あー!」
「んぐっ!?」
扉が開いたと思ったらヒロトが突然叫んだので、驚いた瑞貴はむせてしまった。
「なっ、何事!?」
「瑞貴ちゃん! それ、飲んじゃったの!?」
「ああ、うん……。飲んじゃまずかっ…た……?」
「あっ!」
急に眠気が来て倒れそうになる瑞貴をヒロトは間一髪で支えた。缶コーヒーの中身はもうないので、落してもこぼれることはなかったが、ヒロトは渋い顔になる。
「無造作に置いた俺も悪かったけど、まさか瑞貴ちゃんが飲んじゃうなんて……」
とりあえずヒロトは瑞貴を仮眠室へ連れて行くことにした。
――それから一時間後。ヒロトがいる部屋に訪問者が現れた。
「よっ、ヒロト」
「ああ、綱海くん。突然呼び出してごめんね」
「いいってことよ。もうすぐホーリーロードの決勝戦なんだしよ、俺も観客席で応援しようと思ってこっちに来てたから」
雷門中サッカー部の天馬は綱海にとって可愛い弟分のようなもので、ついさっきも彼がキャプテンになって自信がないと聞いて励ましていた。
「で、瑞貴のことについて呼んだんだろ? 何かあったのか?」
「うん。本当は内緒にするべきなんだけど、神崎さんが彼氏の君には教えておいた方がいいって」
綱海は十年前から瑞貴とつき合っており、ヒロトは今回の騒動を瑞貴と昔からの付き合いであるシンに伝えると『綱海くんにも連絡しておいて。彼、ちょうどこっちにいるから』と言われて呼び出したのだ。
ヒロトと綱海は部屋から出て仮眠室に向かってはいると、中にはサッカーボールを両手に持つ少女がいた。何故か服装は帝国学園のジャージだが……。
「あっ、さっきのお兄さんじゃなくて……ヒロトだよね」
「うん。ごめんね、待たせちゃって」
「ん? ヒロト、こいつなんか昔の瑞貴に似てねぇか?」
「当たり前だよ。瑞貴ちゃん本人なんだから」
「ハッ……ハアアァァアアア!?」
中にいる少女に綱海が不思議に思うと、ヒロトが告げた言葉に驚きを隠せずに大声で叫んだ。その音量に少女――瑞貴はうるさそうに両耳を塞いでいたが。
ヒロトが説明するには……瑞貴が飲んだ缶コーヒーはヒロトの会社が開発した若返りの薬だそうだ。もっとも、本当に若返るのではなく細胞がイキイキとすることで本当に若返ったと思えるものらしい。
しかし試作品のため効力がわからないので、ヒロトが預かって部屋に置いていたのだ。
「そのせいで瑞貴ちゃんは記憶も十年前に戻ってしまってね……。まさか本当に若返っちゃうなんて……」
着ていた服もサイズが合わないため、佐久間に事情を話して帝国学園のジャージを貸してもらったのだ。