トリップ少女は孤高のゲームメーカー?
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【真・帝国学園】
影山の望むサッカーは『完璧な勝利』であり、そのためにどんな手段を使っても構わない戦法だ。しかしそれはサッカーを汚すような行為なので、瑞貴は当然拒否したのだが……。
「君の両親と雷門中サッカー部がどうなってもいいのかね?」
「!」
彼は瑞貴をスカウトするために調べ尽くし、雷門中サッカー部のファンということも知った。残忍なやり方をする影山に瑞貴は拳を握り締めて体を震わせると、それを愉快というように影山は笑う。
「安心したまえ。別にタダで私の手伝いをしろというわけではない。その代わり、君の家族の借金も帳消しにしてやろう。これは取引だよ」
「っ……!」
それから瑞貴は審判からも反則とみなされず、確実に相手を叩き潰すやり方を教わってきた。同時に真・帝国学園のメンバーも集めていき、だんだん精神を削り続けられていった。
何事もないように振る舞う彼女を、幼馴染であり親友の忍は心配そうにしているのだった。
☆☆☆☆☆
ついに雷門イレブンとの戦いの日がやってきた。予定通り瑞貴は彼らを迎えに行き、強さと勝利に溺れた佐久間と源田を対面させて試合を行うことに。
雷門イレブンに勝つため、禁断の必殺技である皇帝ペンギン1号とビーストファングを使い続ける佐久間と源田。体がボロボロになっていく二人に、鬼道は必死に説得する。
「目を覚ませ! 自分の体を犠牲にした勝利に、なんの価値がある!? 佐久間! 源田!」
「わかってないのはお前だよ、鬼道!」
「勝利にこそ価値がある。俺たちは勝つ……どんな犠牲を払ってでもな!」
彼らの姿を見て、瑞貴は拳をギュッと握り締めた。影山の命令でもあるとはいえ、彼らをここまで狂わせたのは自分の非でもある。
〈不動、鬼道を煽れ〉
「っ、総帥……!」
耳に付けたインカムから影山の声が聞こえる。この試合は隠しカメラを通じて影山の部屋の映像に中継され、自分たちの一挙一動も監視の下なのだ。少しでも怪しい動きを見せれば何をして来るかわからない。
「――説得なんてムリムリ!」
瑞貴は心にもない言葉を言って歩きながらドリブルをしてくる。雷門イレブンの怒りの矛先が自分に向くように、残忍なサッカーを平気でできるように、正反対の行動をするキャラを作り上げたのだ。
「奴らは心から勝利を望んでいる。勝ちたいと願ってるのよ!」
鬼道は忌々しげに不動を睨むと、対して瑞貴は鬼道にボールを渡す。
「シュートしてみろよ」
「くっ……おおぉぉおおお!!」
怒りをシュートと共にぶつける鬼道だが、瑞貴はそれを軽くトラップした。そのまま上がる瑞貴を、鬼道は回り込んで止めようとする。
「何故だ!? 何故あいつらを引き込んだ!?」
「っ!」
鬼道の瞳からは瑞貴への怒りと憎悪がある。大切な仲間を傷つけた張本人と言っても過言ではないので、瑞貴は甘んじて受けて言葉を発す。
「私は……私は……負けるわけにはいかねぇんだよ!」
《鬼道、不動、両者共に熱くなり、どちらも激しいプレー! どちらも一歩も引かない!》
(やはり……!)
ぶつかり合う衝撃の際、瑞貴の首からエイリア石が出てきたのを瞳子はハッキリ目に捉えた。
しかし勢いのあまり瑞貴と鬼道はお互いの額がぶつかって距離をとったが、すぐに体勢を立て直す。
「「うおおぉぉおおお!!」」
中心のボールを両者が蹴り上げようとしたが、対決は互角。ボールは空高く飛んでいった。
そして前半終了のホイッスルが鳴り、真・帝国が1点リードしたままとなった。
「木野先輩、夏未さん……」
「ええ、間違いないわ……」
「彼女のおかげで、注意深く見ることができた……」
「?」
マネージャーの三人が何かを思うように顔を見合わせたのを、控えにいる目金は首を傾げるだけだった。
――ハーフタイムに入った。雷門イレブンは佐久間にシュートを撃たせず、源田が反応できないシュートを撃つという作戦に出た。すると春奈が「あの……」と声を上げる。
「春奈、どうした?」
「不動さんのことなんだけど……」
「あいつは俺がマークしよう。いつ佐久間と源田に禁断の必殺技を使わせるかわからないからな」
「違うの、お兄ちゃん。不動さんを……――助けてあげて」
「「「「「!」」」」」
影山の望むサッカーは『完璧な勝利』であり、そのためにどんな手段を使っても構わない戦法だ。しかしそれはサッカーを汚すような行為なので、瑞貴は当然拒否したのだが……。
「君の両親と雷門中サッカー部がどうなってもいいのかね?」
「!」
彼は瑞貴をスカウトするために調べ尽くし、雷門中サッカー部のファンということも知った。残忍なやり方をする影山に瑞貴は拳を握り締めて体を震わせると、それを愉快というように影山は笑う。
「安心したまえ。別にタダで私の手伝いをしろというわけではない。その代わり、君の家族の借金も帳消しにしてやろう。これは取引だよ」
「っ……!」
それから瑞貴は審判からも反則とみなされず、確実に相手を叩き潰すやり方を教わってきた。同時に真・帝国学園のメンバーも集めていき、だんだん精神を削り続けられていった。
何事もないように振る舞う彼女を、幼馴染であり親友の忍は心配そうにしているのだった。
☆☆☆☆☆
ついに雷門イレブンとの戦いの日がやってきた。予定通り瑞貴は彼らを迎えに行き、強さと勝利に溺れた佐久間と源田を対面させて試合を行うことに。
雷門イレブンに勝つため、禁断の必殺技である皇帝ペンギン1号とビーストファングを使い続ける佐久間と源田。体がボロボロになっていく二人に、鬼道は必死に説得する。
「目を覚ませ! 自分の体を犠牲にした勝利に、なんの価値がある!? 佐久間! 源田!」
「わかってないのはお前だよ、鬼道!」
「勝利にこそ価値がある。俺たちは勝つ……どんな犠牲を払ってでもな!」
彼らの姿を見て、瑞貴は拳をギュッと握り締めた。影山の命令でもあるとはいえ、彼らをここまで狂わせたのは自分の非でもある。
〈不動、鬼道を煽れ〉
「っ、総帥……!」
耳に付けたインカムから影山の声が聞こえる。この試合は隠しカメラを通じて影山の部屋の映像に中継され、自分たちの一挙一動も監視の下なのだ。少しでも怪しい動きを見せれば何をして来るかわからない。
「――説得なんてムリムリ!」
瑞貴は心にもない言葉を言って歩きながらドリブルをしてくる。雷門イレブンの怒りの矛先が自分に向くように、残忍なサッカーを平気でできるように、正反対の行動をするキャラを作り上げたのだ。
「奴らは心から勝利を望んでいる。勝ちたいと願ってるのよ!」
鬼道は忌々しげに不動を睨むと、対して瑞貴は鬼道にボールを渡す。
「シュートしてみろよ」
「くっ……おおぉぉおおお!!」
怒りをシュートと共にぶつける鬼道だが、瑞貴はそれを軽くトラップした。そのまま上がる瑞貴を、鬼道は回り込んで止めようとする。
「何故だ!? 何故あいつらを引き込んだ!?」
「っ!」
鬼道の瞳からは瑞貴への怒りと憎悪がある。大切な仲間を傷つけた張本人と言っても過言ではないので、瑞貴は甘んじて受けて言葉を発す。
「私は……私は……負けるわけにはいかねぇんだよ!」
《鬼道、不動、両者共に熱くなり、どちらも激しいプレー! どちらも一歩も引かない!》
(やはり……!)
ぶつかり合う衝撃の際、瑞貴の首からエイリア石が出てきたのを瞳子はハッキリ目に捉えた。
しかし勢いのあまり瑞貴と鬼道はお互いの額がぶつかって距離をとったが、すぐに体勢を立て直す。
「「うおおぉぉおおお!!」」
中心のボールを両者が蹴り上げようとしたが、対決は互角。ボールは空高く飛んでいった。
そして前半終了のホイッスルが鳴り、真・帝国が1点リードしたままとなった。
「木野先輩、夏未さん……」
「ええ、間違いないわ……」
「彼女のおかげで、注意深く見ることができた……」
「?」
マネージャーの三人が何かを思うように顔を見合わせたのを、控えにいる目金は首を傾げるだけだった。
――ハーフタイムに入った。雷門イレブンは佐久間にシュートを撃たせず、源田が反応できないシュートを撃つという作戦に出た。すると春奈が「あの……」と声を上げる。
「春奈、どうした?」
「不動さんのことなんだけど……」
「あいつは俺がマークしよう。いつ佐久間と源田に禁断の必殺技を使わせるかわからないからな」
「違うの、お兄ちゃん。不動さんを……――助けてあげて」
「「「「「!」」」」」