ささやかなイタズラは大ダメージ!
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扉の窓から髪型が見えたので、その正体が誰なのかわかるとニヤリと不動は笑った。次いで瑞貴のペンを手に取って隣に移動し、前回のフォーメーションが記されたノートに付け加えるように書いていく。
「ほら、例えばここ……もっと流れに任せろ」
「だけど、ちゃんとしなくちゃって思ったら……」
「それが考え過ぎなんだよ。身に任せちまえばいいんだ」
「「「…………」」」
不動にしては今まで聞いたことのないくらい艶っぽい声だった。何か嫌な予感がすると三人はハラハラしていた。
「なんなら、俺が今度教えてやろうか?」
「不動くん……」
「手取り足取り教えてやるよ……瑞貴チャン?」
ガラッ!
「「「何やってんだお前はー!」」」
「えっ?」
「フッ」
勢いよく扉が開いて風丸と鬼道と豪炎寺が中に入って来た。急な彼らの登場に瑞貴は目をパチクリして不動はフッと笑った。
部屋の中で瑞貴はフォーメーションが書かれていたノートを広げており、その隣とはいえ不動はペンをノートに走らせているだけだ。一瞬固まってしまったが、しかし会話がこれから何かをしようとしているのは間違いないので風丸は不動を問い詰める。
「お、お前! 何をするつもりだ!」
「ハァ? 急に押しかけてなんだよ」
「とぼけるな! お前、瑞貴に『手取り足取り教えてやる』って……!」
「だーかーらー、サッカーについて教えてやっただけだぜ?」
ヘラヘラ笑ってそう言う不動。確かに状況は不動が瑞貴のペンを取っているだけなので、三人は恐る恐る瑞貴に訊く。
「「「……そうなのか?」」」
「えっ? そうだよ?」
キョトンと首を傾げながら答える瑞貴は嘘をついている表情じゃない。ますます自分たちがやらかしたかしたことと、少しでも思ってしまったことに、羞恥のあまり徐々に顔が赤くなっていく。
「「「失礼しましたー!」」」
飛び出して行った風丸と鬼道と豪炎寺。何がなんだか状況がつかめていない瑞貴は首を傾げる。
「なんだと思ったんだろう?」
「さあな」
日頃のストレスを少し解消できたかのように、不動はクックッと喉を鳴らすのだった。
あとがき→
「ほら、例えばここ……もっと流れに任せろ」
「だけど、ちゃんとしなくちゃって思ったら……」
「それが考え過ぎなんだよ。身に任せちまえばいいんだ」
「「「…………」」」
不動にしては今まで聞いたことのないくらい艶っぽい声だった。何か嫌な予感がすると三人はハラハラしていた。
「なんなら、俺が今度教えてやろうか?」
「不動くん……」
「手取り足取り教えてやるよ……瑞貴チャン?」
ガラッ!
「「「何やってんだお前はー!」」」
「えっ?」
「フッ」
勢いよく扉が開いて風丸と鬼道と豪炎寺が中に入って来た。急な彼らの登場に瑞貴は目をパチクリして不動はフッと笑った。
部屋の中で瑞貴はフォーメーションが書かれていたノートを広げており、その隣とはいえ不動はペンをノートに走らせているだけだ。一瞬固まってしまったが、しかし会話がこれから何かをしようとしているのは間違いないので風丸は不動を問い詰める。
「お、お前! 何をするつもりだ!」
「ハァ? 急に押しかけてなんだよ」
「とぼけるな! お前、瑞貴に『手取り足取り教えてやる』って……!」
「だーかーらー、サッカーについて教えてやっただけだぜ?」
ヘラヘラ笑ってそう言う不動。確かに状況は不動が瑞貴のペンを取っているだけなので、三人は恐る恐る瑞貴に訊く。
「「「……そうなのか?」」」
「えっ? そうだよ?」
キョトンと首を傾げながら答える瑞貴は嘘をついている表情じゃない。ますます自分たちがやらかしたかしたことと、少しでも思ってしまったことに、羞恥のあまり徐々に顔が赤くなっていく。
「「「失礼しましたー!」」」
飛び出して行った風丸と鬼道と豪炎寺。何がなんだか状況がつかめていない瑞貴は首を傾げる。
「なんだと思ったんだろう?」
「さあな」
日頃のストレスを少し解消できたかのように、不動はクックッと喉を鳴らすのだった。
あとがき→