誰にも渡さない!
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「……フンッ!」
ゴクゴクゴク――……。
「ん? おい、円堂!」
「それは度が強い奴ですよ!」
豪炎寺と虎丸が止めても遅く、円堂はテーブルにあった強めの酒が入ったグラスを飲んでしまった。
ダンッ!
「「「「「!」」」」」
グラスを強くテーブルに置いた音に全員が振り向いた。円堂はグラスから手を離すと歩き出し、不動と瑞貴の前に立つ。
「守?」
「おい?」
「…………」
さすがに様子がおかしいと瑞貴と不動は声をかけると、円堂は何も言わずに不動から瑞貴を奪い返した。
「みぎゃ! ちょっと、まも――」
名前を呼ぼうとしたができなかった。何故なら……瑞貴は円堂にキスされていたからだ。
しかもそれは一瞬のものではななく、腰と後頭部に手を当てられたので離れない。それをいいことに、円堂は微かに開いた瑞貴の口に舌を入れた。
「にゃ……ふぁ……」
「んっ……ふっ……」
「「「「「…………」」」」」
目の前で深いキスしている二人。他のメンバーはショックを受けたり、呆然としていた。
「はっ……」
やっと円堂が唇を離すも、瑞貴は酒の味と突然のキスに混乱したのか気を失った。円堂は瑞貴を片腕で支えると、全員に顔を向ける。
「瑞貴は俺のだからな!」
堂々と宣言した円堂は、瑞貴を横抱きにすると鬼道邸の中に入って行った。何度も来たことがあるので部屋がどこあるのかもわかっている。そして二人の姿が見えなくなった頃に一部の者は我に返る。
「気持ちを自覚した途端、あいつは本当に大胆になったな……」
「だからこそ、気づいてくれなかったほうが好都合だったんだ……」
「やはりあの時点で考え直してもらうべきだったか……」
「普段から独占しているくせに、こういう場でも譲らないんだよな」
「でも、今回はまだ耐えたほうじゃないんですか?」
豪炎寺と鬼道と風丸はそろって溜息を吐き、佐久間と虎丸は顔を見合わせて苦笑している。ちなみに吹雪と春奈は呆然を通り越して石化している。
「っていうか、いいのかよ? 今の円堂は狼も同然だぜ」
「「「「「あっ!」」」」」
不動の言葉で(先ほどまで石化していた者たちも)ハッとすると全員が鬼道邸の中に入って客室へ向かって行くのだった。
――ちなみに、客室では円堂と瑞貴はそろってベッドで眠っている。どうやら円堂も瑞貴を運び終えた途端、電池が切れたように眠ったようだ。
あとがき→
ゴクゴクゴク――……。
「ん? おい、円堂!」
「それは度が強い奴ですよ!」
豪炎寺と虎丸が止めても遅く、円堂はテーブルにあった強めの酒が入ったグラスを飲んでしまった。
ダンッ!
「「「「「!」」」」」
グラスを強くテーブルに置いた音に全員が振り向いた。円堂はグラスから手を離すと歩き出し、不動と瑞貴の前に立つ。
「守?」
「おい?」
「…………」
さすがに様子がおかしいと瑞貴と不動は声をかけると、円堂は何も言わずに不動から瑞貴を奪い返した。
「みぎゃ! ちょっと、まも――」
名前を呼ぼうとしたができなかった。何故なら……瑞貴は円堂にキスされていたからだ。
しかもそれは一瞬のものではななく、腰と後頭部に手を当てられたので離れない。それをいいことに、円堂は微かに開いた瑞貴の口に舌を入れた。
「にゃ……ふぁ……」
「んっ……ふっ……」
「「「「「…………」」」」」
目の前で深いキスしている二人。他のメンバーはショックを受けたり、呆然としていた。
「はっ……」
やっと円堂が唇を離すも、瑞貴は酒の味と突然のキスに混乱したのか気を失った。円堂は瑞貴を片腕で支えると、全員に顔を向ける。
「瑞貴は俺のだからな!」
堂々と宣言した円堂は、瑞貴を横抱きにすると鬼道邸の中に入って行った。何度も来たことがあるので部屋がどこあるのかもわかっている。そして二人の姿が見えなくなった頃に一部の者は我に返る。
「気持ちを自覚した途端、あいつは本当に大胆になったな……」
「だからこそ、気づいてくれなかったほうが好都合だったんだ……」
「やはりあの時点で考え直してもらうべきだったか……」
「普段から独占しているくせに、こういう場でも譲らないんだよな」
「でも、今回はまだ耐えたほうじゃないんですか?」
豪炎寺と鬼道と風丸はそろって溜息を吐き、佐久間と虎丸は顔を見合わせて苦笑している。ちなみに吹雪と春奈は呆然を通り越して石化している。
「っていうか、いいのかよ? 今の円堂は狼も同然だぜ」
「「「「「あっ!」」」」」
不動の言葉で(先ほどまで石化していた者たちも)ハッとすると全員が鬼道邸の中に入って客室へ向かって行くのだった。
――ちなみに、客室では円堂と瑞貴はそろってベッドで眠っている。どうやら円堂も瑞貴を運び終えた途端、電池が切れたように眠ったようだ。
あとがき→