姫は二人の王子と一緒に
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ミズキが線路を走るレッドレッシャーの窓から夕陽を見つめていると、ライトとヒカリが両隣に立った。
「どうしたの?」
「何か悩みごとか?」
「ライト……ヒカリ……」
いつものように声をかけてきたライトとヒカリ。二人を交互に見たミズキは顔をうつむいて呟くように言う。
「……なんかさ、二人に守ってばかりで申し訳ないなって思ってたんだ」
「「えっ?」」
「だって二人はいつも私を助けてくれるでしょ? あのときだってそうだよ……」
ミズキがいじめっ子にバカにされていたときも、ライトとヒカリが駆け付けて来てくれたのだ。先生が来るまでケンカにもなっていたから傷だらけになっても二人は真っ先に瑞貴の心配だけをしていた。
「瑞貴は別に気にしなくていいんだよ。俺たちはやりたいことをやってるだけ」
「そうだな。それに、約束しただろ。今日みたいにソフトクリームを食べながら」
「っ! 覚えてたの?」
「「もちろん」」
約束というのは――いじめっ子の事件が解決したあと、公園で買ったソフトクリームをベンチに三人で座って食べていたときだ。
『##NAME6##は俺たちが守るよ!』
『何かあったらすぐ俺たちを呼べよ?』
『『俺たちは、##NAME6##のヒーローだから!』』
その言葉通り、大人の体になっても二人はミズキが危険な目に遭ったときは助けてくれる。
もちろんミズキがトッキュウジャーとして成長したいことは理解しているし、よほどのことがない限り助けないと誓ったが、それでも頭で考えるより体が先に動くは好きな子を傷つけたくないためだろう。
「ねぇ、ライト、ヒカリ」
「「ん?」」
「ヒーローが二人いるのは少し贅沢な気もするし、私もトッキュウ0号として成長したい。でも……」
ミズキはライトとヒカリの片手をそれぞれギュッと握り、顔を上げて二人を真っ直ぐな目で見つめる。
「三人でいるのがスゴく楽しいの。だから、これからもそばにいてくれる?」
「「!」」
フワッと笑ったミズキの笑顔に目を見開いたライトとヒカリ。まだまだ彼女を独占することはできないけど……。
「当たり前だよ!」
「ああ」
もう少し三人でいるのも悪くない、自然とそう思えた。
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