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――練習あと部室のミーティングで、円堂からとあるお知らせが来た。
「みんな。来週の日曜日、雷門中で帝国学園と練習試合をすることになった。久しぶりにあいつらとサッカーができるぞ!」
「おおっ! なんか久しぶりでヤンスね!」
「お、俺、今から緊張してきたっス……! ちょっとトイレ……」
「まだ試合も始まってないだろ」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
円堂から連絡を聞いて栗松は喜び、壁山は早くもトイレに行こうとしていたので染岡が呆れながらツッコミを入れた。いつもの光景に部室は笑い声に包まれるが、その内一人が何かを思いついたように密かに笑っていた。
☆☆☆☆☆
日が流れるのも早く、ついに帝国学園との練習試合当日――。
「『13時に第二倉庫で待っています』……?」
ユニフォームに着替えた瑞貴は自分のロッカーから手紙を見つけて内容を読み上げる。練習試合の時間は14時で、充分に間に合うだろうと思いすぐに向かってみた。
しかし待ち合わせ場所には誰もおらず、何故かいつもは鍵が閉まっているはずの倉庫が開いていた。
「誰か閉め忘れたのかな? あっ、バレーボールが錯乱して……」
中であちこちに転がっているバレーボールを発見し、瑞貴は倉庫の中に入ると一つ一つ拾ってカゴに入れていく。――扉のそばで人がいることに気づかずに。
バタンッ! ガシャン!
「えっ……!?」
嫌な予感がして瑞貴はすぐに扉を開けようとすると、予想通り鍵が掛かって開かない。
「そんな……! 誰か! 誰かいませんか!? まだ中に人がいるんです!」
ダンダンと強く扉を叩いて呼びかけるが全く開かない。
「フフッ。せっかくの練習試合に無断欠席なんて、副キャプテンとして恥ですわね」
鍵を手の平で遊びながらリリアは優雅に微笑んで、その場を去って行った。倉庫の中で片付けができていないのであれば、瑞貴の性格からして放っておけないとわかっていたので、ワザとボールを散乱させたのだ。
――帝国学園がグラウンドにやってきて、グラウンドも整備してあるし試合には準備万端なのだが、おかしなことが起こる。
「あれ? 瑞貴は?」
円堂が声を上げると全員が周りを見渡した。しかしどんなに見渡しても目的の瑞貴はいない。
「お昼ご飯を食べ終わったあとはもう出て行ったよ。今日は俺が食事当番だったから、先に学校に行って練習してるって」
「女子用のロッカーにも、瑞貴先輩の荷物がありました」
「瑞貴ちゃんは携帯を荷物に入れているから、連絡も通じないかもしれない……」
「何かあったのか?」
一之瀬や春奈や秋の証言で佐久間が両腕を組んで考えていると、頃合いを見計らったリリアがみんなに聞こえるよう呟いた。
「もしかしたら瑞貴さん、すっぽかしてしまったんじゃ――」
「「「「「そんなことない/ありません!」」」」」
「!」
瑞貴を来させないようにして『練習試合に遅れる最低な人』というレッテルを張る予定だったが、雷門や帝国の全員が一斉に否定した。中には否定する人もいると思っていたが、この人数は予想外である。
「みんな。来週の日曜日、雷門中で帝国学園と練習試合をすることになった。久しぶりにあいつらとサッカーができるぞ!」
「おおっ! なんか久しぶりでヤンスね!」
「お、俺、今から緊張してきたっス……! ちょっとトイレ……」
「まだ試合も始まってないだろ」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
円堂から連絡を聞いて栗松は喜び、壁山は早くもトイレに行こうとしていたので染岡が呆れながらツッコミを入れた。いつもの光景に部室は笑い声に包まれるが、その内一人が何かを思いついたように密かに笑っていた。
☆☆☆☆☆
日が流れるのも早く、ついに帝国学園との練習試合当日――。
「『13時に第二倉庫で待っています』……?」
ユニフォームに着替えた瑞貴は自分のロッカーから手紙を見つけて内容を読み上げる。練習試合の時間は14時で、充分に間に合うだろうと思いすぐに向かってみた。
しかし待ち合わせ場所には誰もおらず、何故かいつもは鍵が閉まっているはずの倉庫が開いていた。
「誰か閉め忘れたのかな? あっ、バレーボールが錯乱して……」
中であちこちに転がっているバレーボールを発見し、瑞貴は倉庫の中に入ると一つ一つ拾ってカゴに入れていく。――扉のそばで人がいることに気づかずに。
バタンッ! ガシャン!
「えっ……!?」
嫌な予感がして瑞貴はすぐに扉を開けようとすると、予想通り鍵が掛かって開かない。
「そんな……! 誰か! 誰かいませんか!? まだ中に人がいるんです!」
ダンダンと強く扉を叩いて呼びかけるが全く開かない。
「フフッ。せっかくの練習試合に無断欠席なんて、副キャプテンとして恥ですわね」
鍵を手の平で遊びながらリリアは優雅に微笑んで、その場を去って行った。倉庫の中で片付けができていないのであれば、瑞貴の性格からして放っておけないとわかっていたので、ワザとボールを散乱させたのだ。
――帝国学園がグラウンドにやってきて、グラウンドも整備してあるし試合には準備万端なのだが、おかしなことが起こる。
「あれ? 瑞貴は?」
円堂が声を上げると全員が周りを見渡した。しかしどんなに見渡しても目的の瑞貴はいない。
「お昼ご飯を食べ終わったあとはもう出て行ったよ。今日は俺が食事当番だったから、先に学校に行って練習してるって」
「女子用のロッカーにも、瑞貴先輩の荷物がありました」
「瑞貴ちゃんは携帯を荷物に入れているから、連絡も通じないかもしれない……」
「何かあったのか?」
一之瀬や春奈や秋の証言で佐久間が両腕を組んで考えていると、頃合いを見計らったリリアがみんなに聞こえるよう呟いた。
「もしかしたら瑞貴さん、すっぽかしてしまったんじゃ――」
「「「「「そんなことない/ありません!」」」」」
「!」
瑞貴を来させないようにして『練習試合に遅れる最低な人』というレッテルを張る予定だったが、雷門や帝国の全員が一斉に否定した。中には否定する人もいると思っていたが、この人数は予想外である。