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ある日、文房具が足りなくなったことに気づいた瑞貴は、街に出て買い物してきた。
マーベラスたちは一緒に行こうとしたが、そんなに遠くないし、万が一のことがあったら連絡すると約束してある。
「シャーペンの芯も買ったし、カラーペンも買ったし……。うん、他の必要なものも全部買った!」
ガレオンへ戻ろうと、瑞貴は足を進めていたが……。
「――そこの犯人! 止まりなさい!」
「ん?」
振り向けば黒いニット帽にサングラスをかけた男と、それを追いかけるポニーテールの女性がいた。あからさまにこちらへ向かっている。
「どけぇ!」
男は瑞貴を払いのけようとしたが、相手が悪い。なんせ日々人間より強いザンギャックと戦ってきているのだから。
「てやっ!」
「ぐぉ!?」
瑞貴は男の鳩尾(ミゾオチ)に拳を入れ、気絶させたのだ。
「ありゃ、あっけない」
「犯人確保ー!」
瑞貴が男の打たれ弱さに呆れていると、ポニーテールの女性が男に手錠をかけた。
「ご協力、感謝します。すみませんが、事情聴取のため、署までご同行させてもらってもいいですか?」
「あっ、はい……って!」
「?」
女性が瑞貴に体を向けたので、瑞貴は初めて女性の顔を見た。
「ウ、ウメコ……さん」
その女性は、デカピンクの胡堂小梅・通称ウメコだった。
「なんであたしのアダ名を知ってるの?」
「えーっと……」
まだウメコとは初対面なのに、いきなりアダ名で呼んだことが不審に思ったのだろう。瑞貴は思案して、スーパー戦隊なら通じるはずの言葉を使う。
「異世界の戦士、と言ったらわかりますか?」
その言葉にウメコは目を見開くが、本来の目的を思い出したので、犯人を立たせる。
「それに関しても署で話しましょう」
「はい」
瑞貴はウメコや犯人と一緒に、パトカーに乗ることになった。
☆☆☆☆☆
着いた場所は、なんと地球署のスペシャルポリス。先ほどの犯人は宇宙人らしく、地球で詐欺を繰り返していたらしい。
瑞貴は事情聴取を終えると、別室で待機するよう言われた。
(やっぱり、異世界の戦士って言ったのがマズかったかな……)
ガチャ。
「よっ」
「バンさん!」
部屋に入ってきたのは、デカレッドの赤座伴番・通称バンだった。
「ウメコから瑞貴がいるって聞いてな。犯人捕まえてくれたのはお手柄だったぜ」
「いや、条件反射でつい……。それよりバンさん――」
「めんどくせぇからバンでいいぜ。タメでもよし! で、なんだ?」
「じゃあ、バン。私、事情聴取は済んだはずなのに、どうしてここにいるよう言われたの?」
まさか保護する気じゃ……、と不安気な瑞貴に、バンは豪快に笑って瑞貴の肩をポンポンッと叩く。
「違うって。ウメコが連れてきた理由は別だよ」
「よかったぁ~」
本部が連絡してないなら、瑞貴がデカレンジャーに保護されることはない。
「とりあえず、ウメコはまだ時間がかかりそうだから、久しぶりにジャスミンやボスに会いに行くか?」
「ジャスミンさんにドギーさんに!? 会いたい!」
目を輝かす瑞貴に、バンは「決まりだな」と言って瑞貴と部屋を出た。
「あと、俺の仲間たちにも連絡しとくよ。前に瑞貴も会いたいってボスが言ってたからな」
「ありがとう、バン!」
その笑顔に、バンがノックアウトされたのは言うまでもない。
マーベラスたちは一緒に行こうとしたが、そんなに遠くないし、万が一のことがあったら連絡すると約束してある。
「シャーペンの芯も買ったし、カラーペンも買ったし……。うん、他の必要なものも全部買った!」
ガレオンへ戻ろうと、瑞貴は足を進めていたが……。
「――そこの犯人! 止まりなさい!」
「ん?」
振り向けば黒いニット帽にサングラスをかけた男と、それを追いかけるポニーテールの女性がいた。あからさまにこちらへ向かっている。
「どけぇ!」
男は瑞貴を払いのけようとしたが、相手が悪い。なんせ日々人間より強いザンギャックと戦ってきているのだから。
「てやっ!」
「ぐぉ!?」
瑞貴は男の鳩尾(ミゾオチ)に拳を入れ、気絶させたのだ。
「ありゃ、あっけない」
「犯人確保ー!」
瑞貴が男の打たれ弱さに呆れていると、ポニーテールの女性が男に手錠をかけた。
「ご協力、感謝します。すみませんが、事情聴取のため、署までご同行させてもらってもいいですか?」
「あっ、はい……って!」
「?」
女性が瑞貴に体を向けたので、瑞貴は初めて女性の顔を見た。
「ウ、ウメコ……さん」
その女性は、デカピンクの胡堂小梅・通称ウメコだった。
「なんであたしのアダ名を知ってるの?」
「えーっと……」
まだウメコとは初対面なのに、いきなりアダ名で呼んだことが不審に思ったのだろう。瑞貴は思案して、スーパー戦隊なら通じるはずの言葉を使う。
「異世界の戦士、と言ったらわかりますか?」
その言葉にウメコは目を見開くが、本来の目的を思い出したので、犯人を立たせる。
「それに関しても署で話しましょう」
「はい」
瑞貴はウメコや犯人と一緒に、パトカーに乗ることになった。
☆☆☆☆☆
着いた場所は、なんと地球署のスペシャルポリス。先ほどの犯人は宇宙人らしく、地球で詐欺を繰り返していたらしい。
瑞貴は事情聴取を終えると、別室で待機するよう言われた。
(やっぱり、異世界の戦士って言ったのがマズかったかな……)
ガチャ。
「よっ」
「バンさん!」
部屋に入ってきたのは、デカレッドの赤座伴番・通称バンだった。
「ウメコから瑞貴がいるって聞いてな。犯人捕まえてくれたのはお手柄だったぜ」
「いや、条件反射でつい……。それよりバンさん――」
「めんどくせぇからバンでいいぜ。タメでもよし! で、なんだ?」
「じゃあ、バン。私、事情聴取は済んだはずなのに、どうしてここにいるよう言われたの?」
まさか保護する気じゃ……、と不安気な瑞貴に、バンは豪快に笑って瑞貴の肩をポンポンッと叩く。
「違うって。ウメコが連れてきた理由は別だよ」
「よかったぁ~」
本部が連絡してないなら、瑞貴がデカレンジャーに保護されることはない。
「とりあえず、ウメコはまだ時間がかかりそうだから、久しぶりにジャスミンやボスに会いに行くか?」
「ジャスミンさんにドギーさんに!? 会いたい!」
目を輝かす瑞貴に、バンは「決まりだな」と言って瑞貴と部屋を出た。
「あと、俺の仲間たちにも連絡しとくよ。前に瑞貴も会いたいってボスが言ってたからな」
「ありがとう、バン!」
その笑顔に、バンがノックアウトされたのは言うまでもない。