トリップ少女をさらう者!
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「太陽は?」
「あれ? さっきまでここに……」
「あそこ」
キョロキョロする水鳥と葵に教えたのは茜だった。彼女の指先を二人は見ると、言い争う四人の輪から太陽が瑞貴の手を引っ張って脱出させ、そのままグラウンドの端にまで行った。
それを見た水鳥は顎に指を当ててニヤリと笑い、葵は思わず呆然としている。対して茜はニコニコとしていた。
「へぇ、やるじゃん。愛の逃避行って奴?」
「まさか太陽くんまで参戦するとは……」
「ねっ、言ったでしょ。『5番』って」
茜の言う選択外にあった5番はもちろん太陽のことだ。
☆☆☆☆☆
四人が言い争いをして混乱していたので、瑞貴は太陽に連れて来てもらってホッとしていた。
「ありがとう、太陽。どうしたらいいかわからなかったから」
「いいんですよ。というか、まだこちらに気づいていませんね」
「アハハハ……」
対象となる相手がいなくなっているのに気づかず、天馬と神童と剣城と信助は言い争いをしていた。心なしか化身も出している気がする。
「まだ終わりそうにありませんし……瑞貴さん、よかったら俺と一緒に練習しませんか?」
「でも、太陽はまだ化身アームドを取得していないよね?」
「はい、だからこそやりたいんです。先に取得している彼らでも参考になりますが、同じ境遇っていうのも悪くないかなって。一緒に成長しましょう」
太陽はもう一度手を差し出して微笑んだ。まるで名前のように明るい彼の笑顔に瑞貴はつられて笑ってしまう。
「うん、一緒にがんばろう!」
「はい!」
太陽は病院で天馬と共に出会う前から瑞貴のことを思っていた。管理サッカーが支配する世の中で、ホーリーロードに出場しフィフスセクターと戦う意志を見せる彼女のプレーにテレビ越しとはいえずっと惹かれていた。
準決勝でも何度か瑞貴と対決する場面があったが、テレビで見るのと実際にするプレーは違う。天馬のように『心からサッカーを愛している』とわかるくらい、イキイキとする楽しいサッカーだ。
今も同じチームでプレーできることにとても嬉しく思う。
「瑞貴さん!」
「ナイスパス! 太陽!」
化身アームドを取得するために相応の実力を付けるのは必要だ。二人はパス回しからシュートと、見事なコンビネーションで練習に臨んでいた。
「あー! 太陽!」
「抜け駆けなんてズルいよー!」
「瑞貴さん! すみません、放っておいて!」
「すぐに俺たちも練習に戻ります!」
「あっ、みんな終わったんだ」
やっと気づいた四人が二人の元へ駆けて来た。その様子に瑞貴が微笑むのに対し、雨宮は少し残念そうな顔をする。
(本当は、僕が一番最初に瑞貴さんの化身アームドを見たいから……なんて言ったら、みんなに怒られるかな?)
あとがき→
「あれ? さっきまでここに……」
「あそこ」
キョロキョロする水鳥と葵に教えたのは茜だった。彼女の指先を二人は見ると、言い争う四人の輪から太陽が瑞貴の手を引っ張って脱出させ、そのままグラウンドの端にまで行った。
それを見た水鳥は顎に指を当ててニヤリと笑い、葵は思わず呆然としている。対して茜はニコニコとしていた。
「へぇ、やるじゃん。愛の逃避行って奴?」
「まさか太陽くんまで参戦するとは……」
「ねっ、言ったでしょ。『5番』って」
茜の言う選択外にあった5番はもちろん太陽のことだ。
☆☆☆☆☆
四人が言い争いをして混乱していたので、瑞貴は太陽に連れて来てもらってホッとしていた。
「ありがとう、太陽。どうしたらいいかわからなかったから」
「いいんですよ。というか、まだこちらに気づいていませんね」
「アハハハ……」
対象となる相手がいなくなっているのに気づかず、天馬と神童と剣城と信助は言い争いをしていた。心なしか化身も出している気がする。
「まだ終わりそうにありませんし……瑞貴さん、よかったら俺と一緒に練習しませんか?」
「でも、太陽はまだ化身アームドを取得していないよね?」
「はい、だからこそやりたいんです。先に取得している彼らでも参考になりますが、同じ境遇っていうのも悪くないかなって。一緒に成長しましょう」
太陽はもう一度手を差し出して微笑んだ。まるで名前のように明るい彼の笑顔に瑞貴はつられて笑ってしまう。
「うん、一緒にがんばろう!」
「はい!」
太陽は病院で天馬と共に出会う前から瑞貴のことを思っていた。管理サッカーが支配する世の中で、ホーリーロードに出場しフィフスセクターと戦う意志を見せる彼女のプレーにテレビ越しとはいえずっと惹かれていた。
準決勝でも何度か瑞貴と対決する場面があったが、テレビで見るのと実際にするプレーは違う。天馬のように『心からサッカーを愛している』とわかるくらい、イキイキとする楽しいサッカーだ。
今も同じチームでプレーできることにとても嬉しく思う。
「瑞貴さん!」
「ナイスパス! 太陽!」
化身アームドを取得するために相応の実力を付けるのは必要だ。二人はパス回しからシュートと、見事なコンビネーションで練習に臨んでいた。
「あー! 太陽!」
「抜け駆けなんてズルいよー!」
「瑞貴さん! すみません、放っておいて!」
「すぐに俺たちも練習に戻ります!」
「あっ、みんな終わったんだ」
やっと気づいた四人が二人の元へ駆けて来た。その様子に瑞貴が微笑むのに対し、雨宮は少し残念そうな顔をする。
(本当は、僕が一番最初に瑞貴さんの化身アームドを見たいから……なんて言ったら、みんなに怒られるかな?)
あとがき→