海賊夫婦の誕生!
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タオルを受け取った瑞貴は慣れた手つきでマーベラスの髪を拭いていく。いつもはツンツンと跳ねた髪も、濡らしたらペタンと落ち着いているので普段の俺様姿が信じられないときもある。
「……瑞貴」
「ん?」
「俺は海賊だ。ザンギャックに汚名として付けられても後悔はしていないし、誇りがあればなんと呼ばれようが、なんと言われようが構わない。むしろ否定する気もねぇ。……そんな俺と、『仲間』だけじゃなくて『妻』という立場にもなるんだ」
明日になれば瑞貴は『マーベラスの仲間』だけではなく『マーベラスの妻』になる。自分たちは正義のヒーローというわけではない。自らの信念を貫き通すために行動しているのだ。
地球でザンギャックと戦ったのも、宇宙最大の宝という目的があって『結果的に守った』が多い。この星でザンギャックと戦ったのも同じなのだが、行動次第で感謝されれば疎まれる存在にもなる。
海賊の船長の『妻』となれば『彼女』とは違う見方もなるだろう。
「もし、お前が――」
グシャグシャグシャ!
「イテテテッ!」
その先は言わさないというように、瑞貴はタオルで思いっきりグシャグシャにした。勢いよくやったせいか、マーベラスの髪はすっかりボサボサである。
「何しやがる!」
「それはこっちの台詞だよ!」
瑞貴の腕をつかんだマーベラスが怒鳴るも、逆に瑞貴は怒鳴り返した。それはさすがに予想外だったのかマーベラスは思わず怯む。
「私だって生半可な気持ちで結婚を決めたわけじゃない!」
「お、おい……」
「昔からお母さんが『結婚は本当にこの人と一生を添い遂げたい人とするものよ』って教えられたんだよ」
「そ、そうか……」
「元の世界からこっちに戻って来たのは、みんなだけじゃなくて、マーベラスとずっと一緒にいたいと思うようになったからだよ。俺様だけど人の気持ちを尊重してくれて、ぶっきらぼうだけど優しくて仲間思いで……そういう所も含めて全部好きだから一緒にいたいの!」
だんだん思考がグチャグチャになってきたのか、瑞貴は顔が赤くなって涙目になっても尚訴える。
「だから、だから、その――」
「あー! ったく!」
グイッ、ギュッ。
マーベラスは我慢ができなくなったように叫ぶと、瑞貴の手を引いて抱きしめた。その拍子で瑞貴が持っていたタオルも床に落ち、突然のことで瑞貴はますます顔が赤くなる。
「マ、マーベラス……?」
「話は最後まで聞け。俺は『もし、お前が別れてぇっつっても絶対離す気はねぇからな』って言おうとしたんだ。――お前、宇宙最大のお宝を前にしたとき、俺が瑞貴の夢を優先したことを覚えてるか?」
「う、うん」
宇宙最大のお宝を見つけたとき、前から瑞貴が元の世界に帰ると知ったマーベラスは、想いは伝えても『一緒にいたい』とは言わなかった。それは瑞貴の夢を優先するためとだと告げた。
「あのまま俺をフることもできたし、元の世界に帰ってそのまま向こうにいることもできた。……二回もチャンスを与えたんだ」
チュッ。
マーベラスは瑞貴の顎に指をかけると、そのままキスをした。そして長く深く……相手の全てを味わうようなキスをする。
「んっ……ふあっ……」
「はっ……俺は海賊だ。欲しいモノが腕の中に来たら、二度と離すつもりはねぇ。――瑞貴の結婚式は俺とで一生に一度だ。つか、他の奴にさせねぇ」
「……ホンット、相変わらず俺様なんだから。でも、そこが好き」
「俺は愛してるけどな」
「なら、私も愛してる!」
そう言い合うと二人は笑いながら抱き合った。瑞貴の母が言う『一生を添い遂げたい相手』がお互いなのだから、明日の結婚式に迷いはない。
「そういえば……鎧と疑似結婚式は挙げたけど」
「あれは作戦だろ、ノーカンだ」
☆☆☆☆☆
翌日、予定通り内々でナイトウェディングを行った。空には煌めく星々と美しい満月が出ている。
やり方は地球と同じようにやるようで、ジョーとルカとアイムと鎧とナビィは参列者席に座り、神父はハカセがやってくれる。
「えーっと、新郎・マーベラス。そなたは井上瑞貴を妻とし、健やかなるときも――」
「誓う」
「ちょっと! 最後まで言わせてよ!」
「まどろっこしいんだよ」
純白のタキシードを着て髪をオールバッグにして見た目が結構変わったのに、中身は結局変わっていない。思わず隣にいる瑞貴も苦笑してしまうくらいだ。
「……瑞貴」
「ん?」
「俺は海賊だ。ザンギャックに汚名として付けられても後悔はしていないし、誇りがあればなんと呼ばれようが、なんと言われようが構わない。むしろ否定する気もねぇ。……そんな俺と、『仲間』だけじゃなくて『妻』という立場にもなるんだ」
明日になれば瑞貴は『マーベラスの仲間』だけではなく『マーベラスの妻』になる。自分たちは正義のヒーローというわけではない。自らの信念を貫き通すために行動しているのだ。
地球でザンギャックと戦ったのも、宇宙最大の宝という目的があって『結果的に守った』が多い。この星でザンギャックと戦ったのも同じなのだが、行動次第で感謝されれば疎まれる存在にもなる。
海賊の船長の『妻』となれば『彼女』とは違う見方もなるだろう。
「もし、お前が――」
グシャグシャグシャ!
「イテテテッ!」
その先は言わさないというように、瑞貴はタオルで思いっきりグシャグシャにした。勢いよくやったせいか、マーベラスの髪はすっかりボサボサである。
「何しやがる!」
「それはこっちの台詞だよ!」
瑞貴の腕をつかんだマーベラスが怒鳴るも、逆に瑞貴は怒鳴り返した。それはさすがに予想外だったのかマーベラスは思わず怯む。
「私だって生半可な気持ちで結婚を決めたわけじゃない!」
「お、おい……」
「昔からお母さんが『結婚は本当にこの人と一生を添い遂げたい人とするものよ』って教えられたんだよ」
「そ、そうか……」
「元の世界からこっちに戻って来たのは、みんなだけじゃなくて、マーベラスとずっと一緒にいたいと思うようになったからだよ。俺様だけど人の気持ちを尊重してくれて、ぶっきらぼうだけど優しくて仲間思いで……そういう所も含めて全部好きだから一緒にいたいの!」
だんだん思考がグチャグチャになってきたのか、瑞貴は顔が赤くなって涙目になっても尚訴える。
「だから、だから、その――」
「あー! ったく!」
グイッ、ギュッ。
マーベラスは我慢ができなくなったように叫ぶと、瑞貴の手を引いて抱きしめた。その拍子で瑞貴が持っていたタオルも床に落ち、突然のことで瑞貴はますます顔が赤くなる。
「マ、マーベラス……?」
「話は最後まで聞け。俺は『もし、お前が別れてぇっつっても絶対離す気はねぇからな』って言おうとしたんだ。――お前、宇宙最大のお宝を前にしたとき、俺が瑞貴の夢を優先したことを覚えてるか?」
「う、うん」
宇宙最大のお宝を見つけたとき、前から瑞貴が元の世界に帰ると知ったマーベラスは、想いは伝えても『一緒にいたい』とは言わなかった。それは瑞貴の夢を優先するためとだと告げた。
「あのまま俺をフることもできたし、元の世界に帰ってそのまま向こうにいることもできた。……二回もチャンスを与えたんだ」
チュッ。
マーベラスは瑞貴の顎に指をかけると、そのままキスをした。そして長く深く……相手の全てを味わうようなキスをする。
「んっ……ふあっ……」
「はっ……俺は海賊だ。欲しいモノが腕の中に来たら、二度と離すつもりはねぇ。――瑞貴の結婚式は俺とで一生に一度だ。つか、他の奴にさせねぇ」
「……ホンット、相変わらず俺様なんだから。でも、そこが好き」
「俺は愛してるけどな」
「なら、私も愛してる!」
そう言い合うと二人は笑いながら抱き合った。瑞貴の母が言う『一生を添い遂げたい相手』がお互いなのだから、明日の結婚式に迷いはない。
「そういえば……鎧と疑似結婚式は挙げたけど」
「あれは作戦だろ、ノーカンだ」
☆☆☆☆☆
翌日、予定通り内々でナイトウェディングを行った。空には煌めく星々と美しい満月が出ている。
やり方は地球と同じようにやるようで、ジョーとルカとアイムと鎧とナビィは参列者席に座り、神父はハカセがやってくれる。
「えーっと、新郎・マーベラス。そなたは井上瑞貴を妻とし、健やかなるときも――」
「誓う」
「ちょっと! 最後まで言わせてよ!」
「まどろっこしいんだよ」
純白のタキシードを着て髪をオールバッグにして見た目が結構変わったのに、中身は結局変わっていない。思わず隣にいる瑞貴も苦笑してしまうくらいだ。