闇に呑まれた相棒
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
希望が見えたことで雷門イレブンは後半を迎えるが、ダークエンペラーズの優勢は変わらず風丸はボールで円堂を吹っ飛ばした。
「てめぇ! 何すんだ! お前ら仲間だったんじゃねぇのかよ!? 円堂をボールで吹っ飛ばして、なんとも思わねぇのか!? そんなにエイリア石が大事なのか!?」
「お前に何がわかる!」
綱海を腕で吹っ飛ばした風丸。だが、その気持ちはここにいる雷門イレブンがわかっていた。
「いや。僕たちだからこそ、わかる!」
「何っ!?」
「俺、このチームが好きだ!」
「っつ!?」
「そして、心からサッカーを愛する円堂が好きだ! あんたたちと同じなんだ!」
「同じ……!?」
「キャプテンたちと出会えたから、今の僕があるんだ!」
ドクン……!
(なんだ……!?)
吹雪や木暮や塔子の言葉に戸惑ったが、それがどこか心に響いて風丸の胸が鳴った。次いで綱海たちは瑞貴に顔を向ける。
「瑞貴、俺はお前と出会ったからサッカーに出会えた! 感謝してるぜ!」
「俺だって、瑞貴姉の温かい心に救われたんだ!」
「あたしたちが辛いとき、瑞貴はいつだってそばにいてくれた!」
「僕らは、そんな瑞貴ちゃんが大好きなんだよ!」
(フッ、ムダなことを。そんな言葉で井上さんには何も届きませんよ)
「……感謝…温かい心…そばに…大好き……?」
綱海や木暮や塔子や吹雪が必死に呼びかける。研崎はムダな足掻きと笑っていたが瑞貴は小さく呟いていた。
それから風丸のフォローに瑞貴が向かおうとすると、今度は鬼道と豪炎寺がマークに着いた。
「お前のサッカーは、こんな暗く深い場所でするんじゃない! 陽が照らす温かい場所だ!」
「俺が帰ってくれると信じてくれた、お前自身が光なんだ!」
「陽が照らす……光……?」
(っ! あいつら、瑞貴を惑わす気か!)
風丸は瑞貴を呼びかける鬼道や豪炎寺たちを見て、瑞貴の瞳が揺れたことに気づいた。また離れてしまうと思った風丸は叫ぶ。
「瑞貴! 行くぞ!」
「うん……」
「「なっ!?」」
エイリア石の力なのか、瑞貴はあっという間に鬼道と豪炎寺を抜いた。風丸に追いつく前に今度は土門と一之瀬が立ち塞がる。
「大切な人は何があっても信じる! 瑞貴ちゃんはそんな奴なんだ!」
「そして、自分より仲間を優先する瑞貴に俺たちはずっと支えられてきた!」
「信じる……仲間……?」
「俺は瑞貴さんの教えがあったからここにいるんです! だから俺は成長することで示します!」
「成長……?」
立向居たちの一人一人の言葉が瑞貴の心を揺さぶっていく。それを見た風丸は歯を食いしばり瑞貴の意識をこちらに取り戻させる。