闇に呑まれた相棒
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「「「「「なっ!?」」」」」
「瑞貴!?」
そう――フードを取った人物はエイリア学園で別れた瑞貴だった。いつもの髪型ではなくポニーテールにしており、目はどこか虚ろだが、間違いなく雷門イレブンの副キャプテンで円堂の相棒である瑞貴だ。
最後に会ったときは間違いなく自分たちと戦いの終わりを実感し、明るく再会を約束したはずだ。それがこんな形になるなんて円堂は信じられないように叫ぶ。
「なんで……なんで瑞貴がそこにいるんだ!?」
「…………」
しかし瑞貴は何も答えず、風丸の背に隠れるように身を寄せた。まるで自分を避けるかのような行動に円堂はさらに目を見開いて声を上げる。
「瑞貴!」
「円堂、そこまでにしてやれよ。俺の相棒が怖がってるだろ」
「相棒……!?」
「ああ、瑞貴は俺の相棒なんだ」
「そして俺と風丸と瑞貴は、ダークエンペラーズ最強トリオでもある。もうお前たちの仲間じゃないんだよ」
「染岡くん……!? 瑞貴ちゃん……!?」
風丸の言う『相棒』、染岡の言う『最強トリオ』、それは円堂と吹雪の心に深く突き刺さった。さらにショックを受けることは、瑞貴が繋いだままの風丸の手をギュッと握り、反対側に立った染岡の腕を取って微笑んでいることだ。
「クッ、クククッ……ハッハッハッハッ!」
全ての行動に雷門イレブンが信じられずにいると研崎が高笑いを始めた。考える間もなく元凶は彼だろうと雷門イレブンはキッと強く睨む。
「いやぁ、彼女をエイリア石に引きずり込むのは苦労しましたが、あなた方のその表情でその甲斐がありましたよ」
「瑞貴に何をした!」
「フッフッフッ、いいでしょう。お話します」
全員の心を代表するかのように豪炎寺が声を上げる。研崎は前髪をかき上げて風丸の隣に立つ。
「あなた方と別れるキッカケとなった警官……あれは私の部下ですよ」
「「「「「!」」」」」
あの場には自分たちも全員いた。少し考えればおかしいとわかるかもしれないのに、エイリア学園を倒せた達成感と瑞貴が気にかけていた、ということもあって考えるに至らなかった。
「しかし井上さんはエイリア石を見ても何も思いませんでした。むしろそれを跳ねのける心の強い持ち主でね……――だから風丸くんたちを引き合わせたんですよ。そうすれば予想通り、動揺した彼女は心に隙を作りました」
「なんて卑怯な……!」
「今の風丸くんたちを見て、瑞貴ちゃんが動揺しないわけないわ……!」
「瑞貴先輩……!」
マネージャーたちは研崎の卑劣なやり方に目を見開いた。仲間がエイリア石に取りつかれたら瑞貴だって今の自分たちと同じ心境だったに違いない。あとは考える間もなく、研崎がエイリア石を付けて瑞貴に自我を失くしたのだろう。
円堂は響木に顔を向けると響木は頷いた。今の雷門イレブンは試合をするしかないのだ。
了承するように頷いた円堂は改めて風丸と瑞貴を見ると脳裏に今までの思い出がよみがえった。仲間思いの優しい風丸を、相棒で努力家の瑞貴を取り戻すためにも、円堂は苦渋の選択をする。
「わかった! 勝負だ!」
「円堂くん……」
秋は心配するように呟く。それに対して研崎と風丸は笑っていた。
「やっとその気になりましたね」
「円堂、人間の努力には限界があることを教えてやる」
――しかしダークエンペラーズの強さはあまりにも圧倒的だった。エイリア石だけでなく個々でレベルアップしており、何より大切な仲間たちと戦うことに雷門イレブンは戸惑いもあった。ドリブルする瑞貴に円堂がディフェンスに入って前に出た。
「瑞貴! エイリア石に負けるな!」
「…………」
「お前の相棒は俺だ! 俺たちはずっと一緒に戦ってきただろ!?」
「…………」
「こっちだ!」
円堂の言葉にはなにも反応しなかったのに、パスを促した闇野には反応してボールを回した。円堂が驚いたその隙に瑞貴も上がって行く。
「瑞貴!?」
そう――フードを取った人物はエイリア学園で別れた瑞貴だった。いつもの髪型ではなくポニーテールにしており、目はどこか虚ろだが、間違いなく雷門イレブンの副キャプテンで円堂の相棒である瑞貴だ。
最後に会ったときは間違いなく自分たちと戦いの終わりを実感し、明るく再会を約束したはずだ。それがこんな形になるなんて円堂は信じられないように叫ぶ。
「なんで……なんで瑞貴がそこにいるんだ!?」
「…………」
しかし瑞貴は何も答えず、風丸の背に隠れるように身を寄せた。まるで自分を避けるかのような行動に円堂はさらに目を見開いて声を上げる。
「瑞貴!」
「円堂、そこまでにしてやれよ。俺の相棒が怖がってるだろ」
「相棒……!?」
「ああ、瑞貴は俺の相棒なんだ」
「そして俺と風丸と瑞貴は、ダークエンペラーズ最強トリオでもある。もうお前たちの仲間じゃないんだよ」
「染岡くん……!? 瑞貴ちゃん……!?」
風丸の言う『相棒』、染岡の言う『最強トリオ』、それは円堂と吹雪の心に深く突き刺さった。さらにショックを受けることは、瑞貴が繋いだままの風丸の手をギュッと握り、反対側に立った染岡の腕を取って微笑んでいることだ。
「クッ、クククッ……ハッハッハッハッ!」
全ての行動に雷門イレブンが信じられずにいると研崎が高笑いを始めた。考える間もなく元凶は彼だろうと雷門イレブンはキッと強く睨む。
「いやぁ、彼女をエイリア石に引きずり込むのは苦労しましたが、あなた方のその表情でその甲斐がありましたよ」
「瑞貴に何をした!」
「フッフッフッ、いいでしょう。お話します」
全員の心を代表するかのように豪炎寺が声を上げる。研崎は前髪をかき上げて風丸の隣に立つ。
「あなた方と別れるキッカケとなった警官……あれは私の部下ですよ」
「「「「「!」」」」」
あの場には自分たちも全員いた。少し考えればおかしいとわかるかもしれないのに、エイリア学園を倒せた達成感と瑞貴が気にかけていた、ということもあって考えるに至らなかった。
「しかし井上さんはエイリア石を見ても何も思いませんでした。むしろそれを跳ねのける心の強い持ち主でね……――だから風丸くんたちを引き合わせたんですよ。そうすれば予想通り、動揺した彼女は心に隙を作りました」
「なんて卑怯な……!」
「今の風丸くんたちを見て、瑞貴ちゃんが動揺しないわけないわ……!」
「瑞貴先輩……!」
マネージャーたちは研崎の卑劣なやり方に目を見開いた。仲間がエイリア石に取りつかれたら瑞貴だって今の自分たちと同じ心境だったに違いない。あとは考える間もなく、研崎がエイリア石を付けて瑞貴に自我を失くしたのだろう。
円堂は響木に顔を向けると響木は頷いた。今の雷門イレブンは試合をするしかないのだ。
了承するように頷いた円堂は改めて風丸と瑞貴を見ると脳裏に今までの思い出がよみがえった。仲間思いの優しい風丸を、相棒で努力家の瑞貴を取り戻すためにも、円堂は苦渋の選択をする。
「わかった! 勝負だ!」
「円堂くん……」
秋は心配するように呟く。それに対して研崎と風丸は笑っていた。
「やっとその気になりましたね」
「円堂、人間の努力には限界があることを教えてやる」
――しかしダークエンペラーズの強さはあまりにも圧倒的だった。エイリア石だけでなく個々でレベルアップしており、何より大切な仲間たちと戦うことに雷門イレブンは戸惑いもあった。ドリブルする瑞貴に円堂がディフェンスに入って前に出た。
「瑞貴! エイリア石に負けるな!」
「…………」
「お前の相棒は俺だ! 俺たちはずっと一緒に戦ってきただろ!?」
「…………」
「こっちだ!」
円堂の言葉にはなにも反応しなかったのに、パスを促した闇野には反応してボールを回した。円堂が驚いたその隙に瑞貴も上がって行く。