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「千晴。お前さ、昨日御門春馬と龍崎皇児と一緒にいたか?」
「はるにいちゃんとおうじにいちゃん? うん! サッカーしたよ!」
「「えっ!?」」
その二人は元帝国学園サッカー部でありフィフスセクターのシードだ。まさか娘がその二人と面識があったと思わなかったようで円堂と瑞貴も驚いた。確認した倉間はマネージャーに顔を向けると、それを合図のように三人が動いた。
「千晴ちゃん。最初は作戦会議があるからお姉ちゃんたちと向こうに行こう」
「話し合いの邪魔しちゃ悪いしな」
「写真、いっぱい見せてあげる」
「うん! みたい!」
どうやら千晴には聞かれたくない話らしい。葵が瑞貴と円堂に確認を取ろうとすると意図を読み取った二人は頷いたので、三人は千晴を連れてミーティングルームを出た。
それを確認した神童は円堂と瑞貴に顔を向ける。
「……円堂監督、瑞貴さん。フィフスセクターは何するかわからない奴らです。もしかしたら、知らない内に千晴が利用されたのかもしれません」
「利用だと?」
「お二人の子供でこうして休日の部活に来ることは、調べればわかると思います。だけど、そうして俺たちの情報を聞いたり……」
剣城も兄の優一の治療費を立てに利用してきた。そして様々な権力や関係を持つフィフスセクターなら、何をするかわからない。たとえその相手が、小さな女の子でも。
もちろん天馬たちも千晴がフィフスセクターのスパイだとは思っていない。だが、純粋な心を利用して情報収集していた可能性だってある。
「いくらなんでも、千晴はまだ小さい。そんな子からもらえる情報なんてたかが知れているよ」
「ああ。それもお前たちでも娘のことを悪く言われるのは、監督である前に親としていい思いはしない」
瑞貴と円堂も顔をしかめる。
「でも、何度も会ったなら聞き出すチャンスはあるのでは……?」
「そういや俺も、海王の浪川や湾田と一緒にいるとこ見たな。決勝でなんか見たことあるようなと思ったから今ハッキリ思い出した」
速水も浜野も顔をしかめる。円堂と瑞貴のような人を惹き付ける魅力も受け継いでいるのか、千晴の周りには人が絶えない。
疑惑という懸念が広がる中、ミーティングルームの扉が開いた。
「遅れてすみません……――ん? どうしたんですか?」
「あっ、剣城。実はね――」
現れたのは委員会の先生に呼ばれたという剣城だ。入って来た途端に感じた空気に目を瞬かせたので、天馬が代表して経緯を話した。そして――……。
「はるにいちゃんとおうじにいちゃん? うん! サッカーしたよ!」
「「えっ!?」」
その二人は元帝国学園サッカー部でありフィフスセクターのシードだ。まさか娘がその二人と面識があったと思わなかったようで円堂と瑞貴も驚いた。確認した倉間はマネージャーに顔を向けると、それを合図のように三人が動いた。
「千晴ちゃん。最初は作戦会議があるからお姉ちゃんたちと向こうに行こう」
「話し合いの邪魔しちゃ悪いしな」
「写真、いっぱい見せてあげる」
「うん! みたい!」
どうやら千晴には聞かれたくない話らしい。葵が瑞貴と円堂に確認を取ろうとすると意図を読み取った二人は頷いたので、三人は千晴を連れてミーティングルームを出た。
それを確認した神童は円堂と瑞貴に顔を向ける。
「……円堂監督、瑞貴さん。フィフスセクターは何するかわからない奴らです。もしかしたら、知らない内に千晴が利用されたのかもしれません」
「利用だと?」
「お二人の子供でこうして休日の部活に来ることは、調べればわかると思います。だけど、そうして俺たちの情報を聞いたり……」
剣城も兄の優一の治療費を立てに利用してきた。そして様々な権力や関係を持つフィフスセクターなら、何をするかわからない。たとえその相手が、小さな女の子でも。
もちろん天馬たちも千晴がフィフスセクターのスパイだとは思っていない。だが、純粋な心を利用して情報収集していた可能性だってある。
「いくらなんでも、千晴はまだ小さい。そんな子からもらえる情報なんてたかが知れているよ」
「ああ。それもお前たちでも娘のことを悪く言われるのは、監督である前に親としていい思いはしない」
瑞貴と円堂も顔をしかめる。
「でも、何度も会ったなら聞き出すチャンスはあるのでは……?」
「そういや俺も、海王の浪川や湾田と一緒にいるとこ見たな。決勝でなんか見たことあるようなと思ったから今ハッキリ思い出した」
速水も浜野も顔をしかめる。円堂と瑞貴のような人を惹き付ける魅力も受け継いでいるのか、千晴の周りには人が絶えない。
疑惑という懸念が広がる中、ミーティングルームの扉が開いた。
「遅れてすみません……――ん? どうしたんですか?」
「あっ、剣城。実はね――」
現れたのは委員会の先生に呼ばれたという剣城だ。入って来た途端に感じた空気に目を瞬かせたので、天馬が代表して経緯を話した。そして――……。