ライバル登場!?
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あれから瑞貴は店を出てリリアの運転するバイクに乗せられた。連れて来られたのは山の奥にある湖で、底までハッキリ透き通ってて魚も何種類か泳いでいる。そして木漏れ日が水面に反射してキラキラ輝いていた。
「綺麗……!」
「でしょう? この星を探検したときに見つけたの」
「リリアさんはいつからこの星に?」
「三日前からね。この星は美容にいいものが多くそろってて、宇宙でも結構話題なのよ」
「そ、そうだったんですか……」
瑞貴はオシャレをしるのは好きだが美容とかそういうのに関しては全く疎いのだ。この星が美容関係で有名だったなど全く知らない。
「瑞貴ちゃんはまだ若いから、化粧なんかしなくても肌が綺麗ね。うらやましいわ」
(またオコチャマ扱い!?)
見た目とマーベラスの話からして、リリアはマーベラスと同い年か少し下ぐらいだろう。それでも自分にとっては年上であり、リリアから見ればお子様も同然だと瑞貴は思った。
するとリリアが目を細めたので、本題に入ると悟った瑞貴はすぐに身構える。
「瑞貴ちゃんは本当にマーベラスのことが好き?」
「当然です!」
「あの人は昔からモテモテよ? 私、別れてからはトレジャーハンターとして情報通だから知っているの。絶世の美女だったり、天使のように可愛い子も虜になってたわ。スゴいときは目が合っただけで言い寄られたの」
リリアはジッと瑞貴と視線を合わせる。まるで一挙一動見逃さないように。
「わかる? あなたにマーベラスはふさわしくないの」
「っ!」
「別れるなら今の内のほうがいいわ。どうしても海賊じゃないとダメなら他の仲間にも結構イイ男がいるじゃない」
つまり別れてジョーかハカセか鎧に乗り換えろということだ。マーベラスの魅力を近くで感じている瑞貴だってわかっている……彼に惹かれるのは一人や二人じゃないってことも。
瑞貴は一度目を閉じて開けると――瞳に揺らぎは微塵もなかった。リリアもそれを感じ取る。
「リリアさんがなんと言おうと、私はマーベラスと別れるつもりはありません! そりゃ確かに私はマーベラスより歳が離れているし、絶世の美女でも天使のように可愛くもないけど――私がマーベラスを大好きだって想う気持ちは宇宙一だからです!!」
「!」
真っ直ぐ、そしてハッキリと宣言した瑞貴にリリアは目を見開いた。次いで顔をうつむかせてしばらく黙ったがポツリと口を動かす。
「……瑞貴ちゃん」
「っ」
リリアがどう打ってくるか瑞貴は身構える。ビンタされようが殴られようが瑞貴は言いたいことを言ったし立ち向かう――……が。
「ん~~! 合格よ!」
「へっ?」
顔を上げた途端に満面の笑みで親指を立てるリリアに瑞貴は目を瞬かせた。