トリップ少女の奮闘記!
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「離して! 離せ!」
「大人しくしろ!」
「――マッハウィンド!」
「「ぐわあ!」」
なんと突然現れたシュートが男たちをドミノ倒しのように横からぶつかった。そのおかげで瑞貴の腕をつかんでいた手も離れた。
「瑞貴先輩! こっちです!」
「天馬!」
離れた場所にいたのは天馬だった。瑞貴は彼の存在を確認するとすぐにそばへと向かい、天馬は瑞貴を背中へと回してかばう体勢に入る。
「クッ……ここはあの子しか通らないのではなかったのか……?」
「それより早く引き上げるぞ。騒ぎになるとマズい!」
男たちは後部座席に乗り込むと急いで車が発進した。その光景を見届けると天馬も瑞貴も緊張がほぐれたのかホッと息を吐いた。
転がったボールを天馬は拾うと瑞貴に顔を向ける。
「大丈夫でしたか?」
「うん、ありがとう。天馬のおかげで助かったよ。でも、どうしてここに?」
「部室で瑞貴先輩がタオルを忘れていたので届けに来たんです。急げば間に合うと思って走ってたらこの状況に出くわして……。でも、あいつらはなんだったんでしょう?」
「たぶん、フィフスセクターだと思う……。あいつらのスーツの胸ポケットにマークが見えたから……」
実は瑞貴はフィフスセクターに勧誘されたことがある。当然本当のサッカーを目指す瑞貴は断ったのだが、雷門中にダメージを与えるためか、敵に回すのは惜しいのか、先ほどのような強行手段に出たのだろう。
「フィフスセクターめ……! こんなことをするなんて許せない!」
「…………」
瑞貴はトリップする前はイナズマイレブンGOを見ていたので、今や聖帝・イシドシュウジとして君臨している豪炎寺の意図も知っている。だからこそ、こんな不可解な行動に出るのはおかしいと思った。
(いくら聖帝の立場でも豪炎寺の命令ならおかしい……。ということは、黒幕の命令で……!?)
「――瑞貴先輩? 聞いてますか?」
「あっ、ご、ごめん。考えごとしていた。何かな?」
「だから、このことを鬼道監督たちに報告しましょう。もしかしたらまた起こるかもしれませんから!」
「うん、そうだね。明日の朝練にでも報告するよ」
「それなら、今日はこのまま俺が送ります」
「えっ? でも天馬の帰りが遅くなるよ?」
「大丈夫です! 行きましょう!」
天馬は自然と瑞貴の手を取った。その行動に瑞貴は目を見開くが、彼の優しさと心配しているからこその行動に微笑んだ。
トクン……。
「ん?」
「どうかしましたか?」
「ううん。なんでもない」
微かに胸が高鳴ったが瑞貴は首を傾げるだけだった。
あとがき→
「大人しくしろ!」
「――マッハウィンド!」
「「ぐわあ!」」
なんと突然現れたシュートが男たちをドミノ倒しのように横からぶつかった。そのおかげで瑞貴の腕をつかんでいた手も離れた。
「瑞貴先輩! こっちです!」
「天馬!」
離れた場所にいたのは天馬だった。瑞貴は彼の存在を確認するとすぐにそばへと向かい、天馬は瑞貴を背中へと回してかばう体勢に入る。
「クッ……ここはあの子しか通らないのではなかったのか……?」
「それより早く引き上げるぞ。騒ぎになるとマズい!」
男たちは後部座席に乗り込むと急いで車が発進した。その光景を見届けると天馬も瑞貴も緊張がほぐれたのかホッと息を吐いた。
転がったボールを天馬は拾うと瑞貴に顔を向ける。
「大丈夫でしたか?」
「うん、ありがとう。天馬のおかげで助かったよ。でも、どうしてここに?」
「部室で瑞貴先輩がタオルを忘れていたので届けに来たんです。急げば間に合うと思って走ってたらこの状況に出くわして……。でも、あいつらはなんだったんでしょう?」
「たぶん、フィフスセクターだと思う……。あいつらのスーツの胸ポケットにマークが見えたから……」
実は瑞貴はフィフスセクターに勧誘されたことがある。当然本当のサッカーを目指す瑞貴は断ったのだが、雷門中にダメージを与えるためか、敵に回すのは惜しいのか、先ほどのような強行手段に出たのだろう。
「フィフスセクターめ……! こんなことをするなんて許せない!」
「…………」
瑞貴はトリップする前はイナズマイレブンGOを見ていたので、今や聖帝・イシドシュウジとして君臨している豪炎寺の意図も知っている。だからこそ、こんな不可解な行動に出るのはおかしいと思った。
(いくら聖帝の立場でも豪炎寺の命令ならおかしい……。ということは、黒幕の命令で……!?)
「――瑞貴先輩? 聞いてますか?」
「あっ、ご、ごめん。考えごとしていた。何かな?」
「だから、このことを鬼道監督たちに報告しましょう。もしかしたらまた起こるかもしれませんから!」
「うん、そうだね。明日の朝練にでも報告するよ」
「それなら、今日はこのまま俺が送ります」
「えっ? でも天馬の帰りが遅くなるよ?」
「大丈夫です! 行きましょう!」
天馬は自然と瑞貴の手を取った。その行動に瑞貴は目を見開くが、彼の優しさと心配しているからこその行動に微笑んだ。
トクン……。
「ん?」
「どうかしましたか?」
「ううん。なんでもない」
微かに胸が高鳴ったが瑞貴は首を傾げるだけだった。
あとがき→