小さな未来のサッカー選手
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
当然こんな状況で部活などできるわけもなく、あとから来た鬼道も春奈も状況を説明すると了承した。
少女――千晴は椅子に座る瑞貴の膝に乗ってベッタリ引っ付いており、隣で立っている円堂も彼女の頭を撫でながら天馬たちに向かって苦笑する。
「悪かったな、お前ら。うちの娘が迷惑かけて」
「いや、それはいいんですが……本当にその子は円堂監督と瑞貴さんのお子さんなんですか?」
「ああ。正真正銘俺たちの娘、円堂千晴だ。ちなみに今は三歳だ」
「よろしくー!」
「「「「「よ、よろしく……」」」」」
元気よく手を挙げて挨拶する姿は可愛いと思うが、いきなりの出来事だったので大人組以外はうまく溶け込めないでいた。
「今日は保育園が休みだからフユッペに預けたのに、連絡があったときは驚いたよ。『河川敷で遊んでいたのにいなくなった』って言われてさ」
「千晴、ママとパパが迎えに行くまで冬花ちゃんと一緒にいなきゃダメでしょ」
「だってパパとママにあいたかったんだもん」
「それは嬉しいけど、冬花ちゃんが心配してたよ。ちゃんとごめんなさいするように」
「はーい」
抱っこしたまま立ち上がった瑞貴は外に出て携帯を取り出し、冬花に電話をかけると少し話してから千晴に渡した。サロンの中からだと会話は聞こえないが、様子らしてちゃんと謝っている。その姿に神童も霧野も感心した。
「空野にちゃんと挨拶しましたし、礼儀正しいんですね」
「そこら辺は瑞貴が教育しているからな。基本として『挨拶』と『悪いことしたら謝る』は昔からしっかり教えているんだ」
「さすが瑞貴さん……」
「あれ? でも俺が家に遊びに行ったときはいませんでしたよね?」
「あのときは実家に泊まってたんだ。俺の父さんと母ちゃんも大好きだからな千晴は。今日も預ける予定だったんだが、二人の友人の子供の結婚式に招待されていないから、仕事が休みのフユッペにお願いしたんだが……この通りだ」
河川敷から雷門中は散歩などで何度も通ったことがあるが、まさかそれをしっかり覚えてやって来た我が子のたくましさに円堂は軽く頭を押さえた。