殿様と姫侍
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実はこの二人は恋人同士である。つき合う前は丈瑠は家臣どころか瑞貴にも愚痴をこぼさなかったが、つき合うようになってからは愚痴をこぼすだけでなくこうして瑞貴に甘えてくるのだ。
「あの、丈瑠……息が掛かってくすぐったいんだけど……」
「だから?」
「少し離れてほしいなー……なんて」
「却下」
「デスヨネー」
甘えるようになってから独占欲も強くなってきた。だが、瑞貴は丈瑠がこうして自分を信頼してそばに置いてくれることが何より嬉しいのだ。『異世界の姫侍』ではなく、一人の女性の『井上瑞貴』として。
「そんなにくすぐったいなら、気を紛らわせばいいだろう」
「何を……――」
チュ。
「みぎゃ!?」
「……もうちょっと可愛らしい声を上げてもいいだろうが」
なんと丈瑠は瑞貴にキスをしたのだ。恋人同士になったとはいえキスは数えるほどしかせず、まだ慣れていない瑞貴は一気に顔が赤くなった。
「こここ、こんなとこ流ノ介たちに見られたらどうすんの!」
「人払いさせているから平気だ。それとも……嫌か?」
「ウッ! 嫌じゃ…ないです……」
眉を下げて首を傾げる丈瑠が一瞬子犬に見えた。その表情に瑞貴は弱く、ついつい許してしまうのだ。……丈瑠がそれを知っててやってるのかはわからないが。
丈瑠は瑞貴の頭に手を当てて胸に押し付け、頭に自分の顔を当てると微かに漂うシャンプーの香りに癒される。
(……それに、いつ『本物の当主』が来て、この時間が終わるかわからないからな)
「丈瑠?」
「ん? なんだ?」
「なんか、丈瑠が今寂しそうな顔をしていた気がしたから……」
「!」
見られないために自分の胸に顔を置いたというのに瑞貴は雰囲気でわかったようだ。
ここまで自分のことをわかっているのは彦馬と源太ぐらいだろう。それは長年の付き合いもあるだろうが、出会ってから今日までの短期間でわかる瑞貴をスゴいと思った。同時に、心から愛しく感じていく。
「何かできることない? お菓子でも作って来ようか?」
「……いや、俺にはこれで充分だ」
チュ。
丈瑠はもう一度瑞貴にキスした。先ほどのこともあってか、丈瑠の寂しさに気づいたからか、瑞貴はそれを拒むことなく快く受け入れる。
長いキスが続くと瑞貴が呼吸するため口を少し開けると、待っていたかのようにその隙間から丈瑠は舌を入れて深く絡ませていく。
「んっ…はぁ……んんっ」
「ふっ……瑞貴…愛している」
「はっ…私も……」
お互いがいればそれは何よりの癒やしとなり、最高の休息となるのだった。
あとがき→
「あの、丈瑠……息が掛かってくすぐったいんだけど……」
「だから?」
「少し離れてほしいなー……なんて」
「却下」
「デスヨネー」
甘えるようになってから独占欲も強くなってきた。だが、瑞貴は丈瑠がこうして自分を信頼してそばに置いてくれることが何より嬉しいのだ。『異世界の姫侍』ではなく、一人の女性の『井上瑞貴』として。
「そんなにくすぐったいなら、気を紛らわせばいいだろう」
「何を……――」
チュ。
「みぎゃ!?」
「……もうちょっと可愛らしい声を上げてもいいだろうが」
なんと丈瑠は瑞貴にキスをしたのだ。恋人同士になったとはいえキスは数えるほどしかせず、まだ慣れていない瑞貴は一気に顔が赤くなった。
「こここ、こんなとこ流ノ介たちに見られたらどうすんの!」
「人払いさせているから平気だ。それとも……嫌か?」
「ウッ! 嫌じゃ…ないです……」
眉を下げて首を傾げる丈瑠が一瞬子犬に見えた。その表情に瑞貴は弱く、ついつい許してしまうのだ。……丈瑠がそれを知っててやってるのかはわからないが。
丈瑠は瑞貴の頭に手を当てて胸に押し付け、頭に自分の顔を当てると微かに漂うシャンプーの香りに癒される。
(……それに、いつ『本物の当主』が来て、この時間が終わるかわからないからな)
「丈瑠?」
「ん? なんだ?」
「なんか、丈瑠が今寂しそうな顔をしていた気がしたから……」
「!」
見られないために自分の胸に顔を置いたというのに瑞貴は雰囲気でわかったようだ。
ここまで自分のことをわかっているのは彦馬と源太ぐらいだろう。それは長年の付き合いもあるだろうが、出会ってから今日までの短期間でわかる瑞貴をスゴいと思った。同時に、心から愛しく感じていく。
「何かできることない? お菓子でも作って来ようか?」
「……いや、俺にはこれで充分だ」
チュ。
丈瑠はもう一度瑞貴にキスした。先ほどのこともあってか、丈瑠の寂しさに気づいたからか、瑞貴はそれを拒むことなく快く受け入れる。
長いキスが続くと瑞貴が呼吸するため口を少し開けると、待っていたかのようにその隙間から丈瑠は舌を入れて深く絡ませていく。
「んっ…はぁ……んんっ」
「ふっ……瑞貴…愛している」
「はっ…私も……」
お互いがいればそれは何よりの癒やしとなり、最高の休息となるのだった。
あとがき→