帰る場所はどっち?
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「風ちゃん、最近ムリしている瑞貴ちゃんを見て尚更そう思ったんですね」
「だな。俺も今じゃ瑞貴がこの屋敷にいない日なんて考えられないし……」
「とりあえずさっき、瑞貴お嬢ちゃんに『お体を大切にする』と注意しやした。少し反省しやすでしょう」
「……キンジ。そのとき瑞貴に手を出してないだろうな」
「ギクッ!」
「「ええっ!?」」
鋭い八雲の指摘にキンジは気まずそうに肩を跳ねると、その反応を天晴も霞も見逃さなかった。
「キンちゃん! どういうこと!?」
「白状しなさい!」
「な、なんでもございやせん!」
「ダードラ・タイハ!」
「八雲坊ちゃん!?」
八雲の魔法でキンジは全てをしゃべってしまい、「女の子の寝込みを襲うなんて非常識です!」と怒った霞から、夕食まで瑞貴に近づくのを禁止にさせられた。
――瑞貴が起きたときはもう昼になっていた。深く眠れたせいか目覚めもバッチリである。お腹も空いたので道場に向かうと八雲がいた。
「おはよう。よく眠れたか?」
「うん。グッスリね」
八雲が杖を振るとテーブルに昼食――朝食を温めたモノ――が出てきた。それに目を輝かせた瑞貴は八雲の隣に座る。
「いただきます!」
「慌てずに食べるんだぞ」
「はーい!」
モグモグとおいしそうに頬張る瑞貴を見て八雲はフッと笑う。少ししか違わないが年上とは思えない可愛らしさに愛らしいと思えてしまうからだ。
『ずっとここにいてほしいと思うの!』
『俺も今じゃ瑞貴がこの屋敷にいない日なんて考えられないし……』
風花と天晴が言った言葉に八雲は思う所がある。
確かに瑞貴が来てからこの屋敷は一段と賑やかになった。天晴と似て熱いことで意気投合し、凪と風花の勉強を見たり、霞と宇宙のことについて盛り上がったり、キンジと今までどんな妖怪に会ったかと教えてもらったりなど全員と楽しく過ごしている。
(not easyとはいえ、やはり俺も瑞貴がここにいてほしい……)
「ん? 八雲もお腹空いたの?」
「えっ」
「なんかジーッと見てるから」
「いや、俺はさっき天兄と食べたから大丈夫だ」
「そう?」
返事を聞いて瑞貴は続けてご飯を食べる。すぐ近くにいるとはいえ視線に気づかれるなど忍者としてまだまだだと八雲は思った。
瑞貴が最後のひと口を食べたのを見届けると八雲はあることに気づく。
「瑞貴、米粒が付いているぞ」
「えっ? どこ?」
「ここだ」
ペロッ。
「みぎゃ!?」
なんと八雲は瑞貴の頬に付いていた米粒を舐め取った。突然の出来事に瑞貴は顔を赤くし、急いで食器を片付けて部屋から出て行く。
「ごちそうさまー!」
そのうしろ姿を見届けると、八雲は彼女の初々しさに笑いを堪えていた。
「だな。俺も今じゃ瑞貴がこの屋敷にいない日なんて考えられないし……」
「とりあえずさっき、瑞貴お嬢ちゃんに『お体を大切にする』と注意しやした。少し反省しやすでしょう」
「……キンジ。そのとき瑞貴に手を出してないだろうな」
「ギクッ!」
「「ええっ!?」」
鋭い八雲の指摘にキンジは気まずそうに肩を跳ねると、その反応を天晴も霞も見逃さなかった。
「キンちゃん! どういうこと!?」
「白状しなさい!」
「な、なんでもございやせん!」
「ダードラ・タイハ!」
「八雲坊ちゃん!?」
八雲の魔法でキンジは全てをしゃべってしまい、「女の子の寝込みを襲うなんて非常識です!」と怒った霞から、夕食まで瑞貴に近づくのを禁止にさせられた。
――瑞貴が起きたときはもう昼になっていた。深く眠れたせいか目覚めもバッチリである。お腹も空いたので道場に向かうと八雲がいた。
「おはよう。よく眠れたか?」
「うん。グッスリね」
八雲が杖を振るとテーブルに昼食――朝食を温めたモノ――が出てきた。それに目を輝かせた瑞貴は八雲の隣に座る。
「いただきます!」
「慌てずに食べるんだぞ」
「はーい!」
モグモグとおいしそうに頬張る瑞貴を見て八雲はフッと笑う。少ししか違わないが年上とは思えない可愛らしさに愛らしいと思えてしまうからだ。
『ずっとここにいてほしいと思うの!』
『俺も今じゃ瑞貴がこの屋敷にいない日なんて考えられないし……』
風花と天晴が言った言葉に八雲は思う所がある。
確かに瑞貴が来てからこの屋敷は一段と賑やかになった。天晴と似て熱いことで意気投合し、凪と風花の勉強を見たり、霞と宇宙のことについて盛り上がったり、キンジと今までどんな妖怪に会ったかと教えてもらったりなど全員と楽しく過ごしている。
(not easyとはいえ、やはり俺も瑞貴がここにいてほしい……)
「ん? 八雲もお腹空いたの?」
「えっ」
「なんかジーッと見てるから」
「いや、俺はさっき天兄と食べたから大丈夫だ」
「そう?」
返事を聞いて瑞貴は続けてご飯を食べる。すぐ近くにいるとはいえ視線に気づかれるなど忍者としてまだまだだと八雲は思った。
瑞貴が最後のひと口を食べたのを見届けると八雲はあることに気づく。
「瑞貴、米粒が付いているぞ」
「えっ? どこ?」
「ここだ」
ペロッ。
「みぎゃ!?」
なんと八雲は瑞貴の頬に付いていた米粒を舐め取った。突然の出来事に瑞貴は顔を赤くし、急いで食器を片付けて部屋から出て行く。
「ごちそうさまー!」
そのうしろ姿を見届けると、八雲は彼女の初々しさに笑いを堪えていた。