帝国とデート!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……えーと、私は夢を見ているのかな?」
とある夏に雷門中の校庭で行われている試合を、ベンチに座っている瑞貴は呆然としていた。
「「「皇帝ペンギン2号!」」」
「イジゲン・ザ・ハンド!」
不動を中心に佐久間と寺門が撃った皇帝ペンギン2号を、円堂はイジゲン・ザ・ハンドで防ごうとするが破られてしまった。そして試合終了のホイッスルが鳴り響く。
《試合終了――っ!! 3対2で帝国学園の勝利――っ!!》
「よっしゃー!」
「やりましたね、先輩!」
ガッツポーズを作る佐久間と成神。帝国学園サッカー部のみんなも勝利を喜んでいる。
「クッソー! 負けてしまった!」
「さすがだな……不動を中心とした、いい作戦だった……」
握り拳を作る円堂と鬼道。雷門中サッカー部も悔しがっている。……未だに呆然としている瑞貴を除いて。
「さて、俺たちの勝ちだ!」
「今度の休み、瑞貴先輩とデートに行かせてもらうっス! 俺と!」
「コラ成神、『俺たち』の間違いだろ。それにデートじゃなくて遊びに行くんだ」
「ケッ。正々堂々と戦ったんだから、付いて来るような野暮な真似すんじゃねぇぞ」
「「「「「うぐぐ……っ!」」」」」
「ああ……やっぱり夢じゃなかったんだね」
瑞貴は深い溜息を吐いた。夢であってほしいと願っていたのだがそうはいかなかった。
――先日、河川敷で練習していたとき佐久間が瑞貴に用事があると話しかけたことが原因だった。
『なあ瑞貴。今度の休みに新しくオープンした遊園地に行かないか?』
『新しくオープンしたって、あのテレビで言っていた遊園地だけじゃなく水族館もあるテーマパークのこと?』
『ああ。俺の家もスポンサーだから、帝国学園サッカー部のみんなと行くといいってフリーパスをもらったんだ。一緒に行こうぜ!』
『いいの? 私、雷門だけど……』
『もちろん! どうだ?』
『じゃあ――』
『『『『『ちょっと待った――っ!!』』』』』
そこへ話を聞きつけた雷門中サッカー部が現れた。こちらも次の休みに海へ行こうとしていたので、それを瑞貴に伝える前に佐久間が来たのだ。
当然ケンカが勃発し、『試合で勝ったほうに瑞貴と行く』ということになった。
――賭けの対象である瑞貴は試合に参加せず見学し、さらに毎度雷門中サッカー部の試合を実況する角馬も乱入して今に至るのだ。激しい試合の結果、帝国学園サッカー部が勝利した。
「じゃあな」
「瑞貴、詳しいことはあとでメールするから!」
「瑞貴せんぱーい! 楽しみにしてるっスー!」
「またな」
「うん。またね」
晴れやかな笑顔で去って行く帝国学園サッカー部を見送る瑞貴だが、反対に雷門中サッカー部の表情は思わしくなかった。
「えーと……大丈夫?」
「ま、負けた……」
「あいつらは瑞貴と出かけるということで、気合いがいつもより入っていたな……」
「瑞貴先輩とデートなんてうらやましいです~!」
肩を落とす風丸、溜息を吐く豪炎寺、歯を食いしばる春奈、それぞれの反応は様々だが試合に負けたショックが隠せないようだ。
「こ、今度は雷門中サッカー部のみんなで遊びに行こう! 予定日を決めたらそっちを優先するから!」
瑞貴のフォローでみんなが(特に瑞貴に好意がある者たちが)立ち直るのは30分後だった。
とある夏に雷門中の校庭で行われている試合を、ベンチに座っている瑞貴は呆然としていた。
「「「皇帝ペンギン2号!」」」
「イジゲン・ザ・ハンド!」
不動を中心に佐久間と寺門が撃った皇帝ペンギン2号を、円堂はイジゲン・ザ・ハンドで防ごうとするが破られてしまった。そして試合終了のホイッスルが鳴り響く。
《試合終了――っ!! 3対2で帝国学園の勝利――っ!!》
「よっしゃー!」
「やりましたね、先輩!」
ガッツポーズを作る佐久間と成神。帝国学園サッカー部のみんなも勝利を喜んでいる。
「クッソー! 負けてしまった!」
「さすがだな……不動を中心とした、いい作戦だった……」
握り拳を作る円堂と鬼道。雷門中サッカー部も悔しがっている。……未だに呆然としている瑞貴を除いて。
「さて、俺たちの勝ちだ!」
「今度の休み、瑞貴先輩とデートに行かせてもらうっス! 俺と!」
「コラ成神、『俺たち』の間違いだろ。それにデートじゃなくて遊びに行くんだ」
「ケッ。正々堂々と戦ったんだから、付いて来るような野暮な真似すんじゃねぇぞ」
「「「「「うぐぐ……っ!」」」」」
「ああ……やっぱり夢じゃなかったんだね」
瑞貴は深い溜息を吐いた。夢であってほしいと願っていたのだがそうはいかなかった。
――先日、河川敷で練習していたとき佐久間が瑞貴に用事があると話しかけたことが原因だった。
『なあ瑞貴。今度の休みに新しくオープンした遊園地に行かないか?』
『新しくオープンしたって、あのテレビで言っていた遊園地だけじゃなく水族館もあるテーマパークのこと?』
『ああ。俺の家もスポンサーだから、帝国学園サッカー部のみんなと行くといいってフリーパスをもらったんだ。一緒に行こうぜ!』
『いいの? 私、雷門だけど……』
『もちろん! どうだ?』
『じゃあ――』
『『『『『ちょっと待った――っ!!』』』』』
そこへ話を聞きつけた雷門中サッカー部が現れた。こちらも次の休みに海へ行こうとしていたので、それを瑞貴に伝える前に佐久間が来たのだ。
当然ケンカが勃発し、『試合で勝ったほうに瑞貴と行く』ということになった。
――賭けの対象である瑞貴は試合に参加せず見学し、さらに毎度雷門中サッカー部の試合を実況する角馬も乱入して今に至るのだ。激しい試合の結果、帝国学園サッカー部が勝利した。
「じゃあな」
「瑞貴、詳しいことはあとでメールするから!」
「瑞貴せんぱーい! 楽しみにしてるっスー!」
「またな」
「うん。またね」
晴れやかな笑顔で去って行く帝国学園サッカー部を見送る瑞貴だが、反対に雷門中サッカー部の表情は思わしくなかった。
「えーと……大丈夫?」
「ま、負けた……」
「あいつらは瑞貴と出かけるということで、気合いがいつもより入っていたな……」
「瑞貴先輩とデートなんてうらやましいです~!」
肩を落とす風丸、溜息を吐く豪炎寺、歯を食いしばる春奈、それぞれの反応は様々だが試合に負けたショックが隠せないようだ。
「こ、今度は雷門中サッカー部のみんなで遊びに行こう! 予定日を決めたらそっちを優先するから!」
瑞貴のフォローでみんなが(特に瑞貴に好意がある者たちが)立ち直るのは30分後だった。